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2015年6月13日 (土)

『アイムホーム』って、結構面白い……けど、なんか原作版にはないウラがありそうだ

最近、テレビ朝日、木曜午後9時からのドラマ『アイムホーム』が面白くて見ています。

2 『アイムホーム』(原作:石坂啓/脚本:林宏司/演出:七高剛・岡村直己/制作:テレビ朝日/主演:木村拓哉・上戸彩)

 以前は、テレビドラマと言えば、NHKの大河ドラマくらいしか見なくて、劇映画も担当するようになってから、慌てていろいろなドラマを見て、男優や女優の演技をみるようになったのですが、再びアニメしか作らなくなってからは、またまた大河ドラマくらいしか見ない生活になっていました。

 会社を退職してからは、時間の余裕ができてきて、NHKの朝ドラを見るようになり、たまに民放のドラマを見るようになったんですが、そこで見られるのは、やはりNHKのドラマ制作にかける時間と予算の民放との差ですね。やはりNHKの方が民放よりはずっと時間もかけているし、予算もかけている。まあ、NHKなんかは朝ドラ主演女優に他番組への出演に対して「しばり」までかけちゃうからね。バブルの頃は民放もかなりな予算をかけてドラマを制作していたけれども、はじけてからこっちは制作予算はどんどん削られるわ、時間もかけられないわで、民放ドラマはジリ貧になっていったって訳。たまに当たる民放ドラマは、セリフにキャッチーなものがあってそれが当たった時ぐらい? まあ、「倍返しだ!」みたいなね。

 それに比べると、NHKの場合はスポンサー収入に頼っていない分、経済の影響もあまり受けずに、従って相対的に制作費は上がるということになった訳ですね。まあ、視聴料収入の問題はあるのだけれども、そんなもの、民放のスポンサー収入の下落に比べれば全然たいしたことない、って訳で。

 で、フジテレビがもうキムタクではドラマが作れないってことになって、今や地上波デジタルラテ欄のおかげだそうで、日の出の勢いのテレ朝がキムタク・ドラマを作ったってのが『アイムホーム』なんですね。

 放送局が変わったということで、これまでの「キムタク=独身のカッコイイ男」イメージじゃなくて、「そこそこ年齢相応のオヤジ」イメージになって登場したんだけれども、まあそれはそれでいいんじゃないのかな。

 で、このドラマ、テレビ用のオリジナルなのかと思ったら、原作があったんですね。知らなかった。

 原作は、石坂啓が『ビッグコミックオリジナル』に1997年から1998年までに掲載していたシリーズで、実はNHKで2004年に浅野妙子のシナリオでドラマシリーズ化もされていたんですね。DVD化もされているようなので、今度DVDを借りてNHK版も見てみようかしら。

 原作では、主人公・家路久の仕事は銀行員だったんだけれども、テレ朝版では証券会社の社員で、記憶喪失してしまう原因が、原作では正月に単身赴任先のマンションで火鉢で餅を焼いているうちに一酸化炭素中毒になってしまうのに対して、テレ朝版ではやはり単身赴任先ですが工場の爆発事故に巻き込まれてしまう、という風に変わっている。

 まあ、「銀行員」よりも「証券会社員」の方が、自ら起こした事件の当事者になってしまう可能性は強いし、「家で餅を焼いていた」じゃあ単なる不注意だけど、「工場の爆発事故に巻き込まれる」のなら、仕事中の事故遭遇と言えるわけで、その辺の変化が原作とテレ朝版では違ってくるはずですね。

 その他、細かい点で言えば、家路久の前妻・香との子、すばるが久と香の子ではなくて、香の連れ子だったとか、原作では久と現在の妻・恵と久(と子どもの良雄)は親と同居のマンション暮らしだが、テレ朝版では親からは独立してマンション暮らしをしている点などがあるが、まあ、それはあんまりドラマの展開上では大きな変化をもたらすことはないだろう。

 問題は、西田敏行演ずる、家路久が所属する証券会社第十三営業部長の小机幸男なんだなあ。

 原作では別に普通の中間管理職でしかないんだけれども、テレ朝版ではなんか妙な動きばかりしている男なのです。

 つまり、家路久を観察していたり、その結果をいちいち誰かに連絡したりしている。要は、小机の上にもっとワルの大物がいて、小机に指示したりしている人間がいるようなのですが、それは多分ドラマの最終話まで出てこないラスボスなんだよなあ。で、家路久の当面の敵は小机のはずなんだけれども、小机はそんなそぶりは全く見せないで、むしろ久の体のことだけを心配しているようなそぶりばかり見せるわけです。

 ドラマには、原作にない勅使河原洋介(渡辺いっけい)という、元々営業部門執行役員だったが、現在は九州の営業本部長に左遷されている男がいて、この男が家路久の過去の仕事の内実を知っていて、それを隠そうとしているという様子がうかがえます。

 もしかすると、勅使河原の策略で家路を消そうとして、工場の事故を演出したってこともあるのかも知れないし、久が本当のことを思い出したら逮捕されてしまうかもしれないという小机の心配も、実はこの勅使河原が仕組んだ仕事の関係で久は逮捕されるんだろうけれども、実は、その秘密を握っているのが久自身だったら、記憶を取り戻した時に、一気に勅使河原の悪事がばれてしまう、ってこともあるかもしれない。

 原作のラストは、火事を起こしてしまった自分の住むマンションに戻ってきた久が妻の恵、息子の良雄と再会し、久「目がさめたら、帰ろうと思っていた」、恵「家…失くなっちゃいましたね……」、久「ここだよ。君たちだ…ここに――帰りたかった……」、恵「おかえりなさい。」という、多分これは久、恵、良雄の死後の会話なんだと思うんですけれども、その原作とは全く異なったラストシーンが、テレ朝版ではあるかもしれません。これは楽しみですねえ。

 記憶を取り戻した久が、過去の悪事を思い出し、自ら逮捕されることを選ぶのか、あるいは勅使河原一派の本当の悪事を告発して終わるのか、全然先が読めないドラマ展開なのであります。

 それにしても、年齢相応のキムタクって、やっぱりカッコいいなあ。

『アイ’ムホーム』オリジナル版の電子版です。

『アイムホーム』テレ朝放送記念出版版です。

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