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« ニコンカレッジ作品発表 可愛い! エマちゃん | トップページ | 『2045年問題』って言うけど、そんなに問題じゃないんじゃないかという話もさせてくれ »

2015年6月25日 (木)

AIによって家庭の秘密がダダ漏れって、なんか気持ち悪い

 取り敢えず、今、ロボットとか人工知能(AI)の世界がどうなっているのかを「はじめに」から。

『人間の領域がどんどんコンピュータやAI、ロボットなどに侵されようとしています。将棋や囲碁のような伝統的ゲームはもとより、IBMのAIコンピュータ「ワトソン」が企業の経営判断や銀行のコールセンター業務などに導入され、グーグルや世界の自動車メーカーはドライバーのいらない自動運転車の開発を急いでいます。
 また米国の通信社や出版社では文書作成ソフトが自動で記事を書く時代になり、日本の国立情報科学研究所では東大入試にチャレンジするコンピュータを開発しています。さらに人間のように外界を認識して器用に動ける次世代ロボットが、工場や倉庫、物流などの現場に投入される日も、そう遠からず訪れると見られています』

Ai 『AIの衝撃――人工知能は人類の敵か』(小林雅一著/講談社現代新書/2015年4月1日刊)

『今、欧米や日本では、巨額の政府予算を投じて、人間の脳の全容を解明する科学プロジェクトが進行中です。今後、そうした巨大プロジェクトによって脳に対する理解が急速に深まり、この成果をいち早くニューラルネットの開発に導入していけば、そこには想像を絶する人工知能が登場する可能性があります』

『そこにはプラスとマイナスの両面が考えられます。まずプラス面は、これまで想像もつかなかったような知的製品の登場です。これからは私たち人間があれこれ面倒な操作をしなくても、各種のマシンやサービスが自力で必要なことを学んで人間に奉仕するようになるのです。これは私たちの暮らしや社会の利便性を飛躍的に高めると同時に、既存のITや自動車、ロボットをはじめ産業各界のビジネス・モデルに計り知れないインパクトをもたらすでしょう。
 一方、マイナス面は、予測不可能なAIの進化です。「自ら学んで進化するAI」は、それを作りだした人類が意図したのとは全く違う方向へと発達してしまう可能性も秘めています。最近、巷で囁かれる「異常な発達を遂げたAIが暴走して人類を破滅させる」といった懸念は、この点に起因しています。また、前述のように「AIが人間の雇用を奪う」との予想もあります』

 というけれども、別にそれはいいことなんじゃないかと思うんだが。

 つまり、「私たち人間があれこれ面倒な操作をしなくても、各種のマシンやサービスが自力で必要なことを学んで人間に奉仕する」のであれば、我々人間はその間に「人間ができる知的作業」(たとえ、それがロボットよりも劣っていようとも)を行っていればいいのであって、別に人間が困ることはなかろう。更に、自動運転車が進出しようとも、心ある自動車メーカー(まあ、AI経営しているんだろうけれども)はやはり「運転していて楽しい(Fan to Drive)」車は絶対に提供していくだろうから、自分で運転したいときはそんな車を運転すればいいし、面倒くさい時や自分で運転しちゃいけない時(酒を飲んだ時とか)は自動運転車で帰ればいい。

 マイナス面も「異常な発達を遂げたAIが暴走して人類を破滅させる」というのは、それに対する対策を考える必要はあるだろうが、「AIが人間の雇用を奪う」というのはいいことなのであります。何故か? だって、皆働きたくはないでしょう? 基本的に人間は自分のしたいことだけをやっていきたい存在なのだ。なので、何も自分の時間の何割かを割いて、自分のやりたくないこと、つまり「仕事」をして生きていくことの「つらさ」からは逃れたいと考えているのだ。AIが人間の雇用を奪ってくれれば、そんなAIが作ってくれた「自分の時間」を有意義に過ごせるのだ。結局、AIとかロボットと言ったって、所詮は無機物なんだから、「給料を上げろ」「待遇を改善しろ」なんてことは言わずに、電源とか燃料とかをちゃんと供給してあげれば永遠に仕事をし続けてくれるはず。なので、そんなAIたちに日々の食料とか衣料なんかを供給してもらえば、別に人間は働かなくても生きていけるはずだ。

 まあ、毎日が日曜日状態で年金生活を送っている私が言うことでもないだろうが、とは言うものの私の年金生活も若い世代が働いて年金を収めてくれているからこそできる訳で、そんな若い世代の代わりにロボットが稼いでくれる(というよりも稼ぐ原資を作ってくれる)のなら、大歓迎である。

 いいじゃないですか。

 ただし、過渡期である現在ではちょっと気持ち悪いこともある。

『グーグルやアマゾンなどIT企業にとって、次世代ロボットとは実はユーザーとの間で情報をやり取りする「次世代の情報端末」である』

 ということ。どういうことかと言えば……

『仮に今後、相当数のペッパーが日本全国の家庭に投入されたとしましょう。そこから集められた多数のユーザーの日常生活ログ(ビッグデータ)を、クラウドAIの機械学習で解析することによって、ソフトバンクは精度の高いターゲティング広告を打ったり、個々のユーザーが欲しがるような商品をレコメンド(推奨)することができます。さらには全く新しい製品やサービスの開発にもつながるかもしれません。
 これはまさにグーグルなど米IT企業が考えていることと同じ。つまりソフトバンクも、ペッパーのような次世代ロボットを一種の「情報端末」と見ているのです。
 しかし、よく考えてみるとユーザーの自宅に入り込んだペッパーは、そのビデオカメラで人の表情だけでなく、その背後にある部屋の様子なども撮影しているはずです。つまり私たちの家の中がソフトバンク側に丸見えになってしまうわけです』

 つまり、これまではユーザーの購買行為などユーザーの何かしらの能動的行為からしかレコメンドできなかった。だからアマゾンのレコメンドは私のようなジャンル問わず本を買うような人間にはいつも「的外れ」のレコメンドしかしなかったわけなのだが、ペッパーのようなクラウドに繋がったビデオカメラを持っているロボットが家の中に入り込んでしまったら、家の中の恥ずかしい部分も全部ソフトバンクに晒されてしまうということなんですね。

 う~ん、こりゃまずいな。

 だって、ソフトバンクが6月20日に売り出したペッパー初回販売分1000台(人?)が1分で完売しちゃったって言うんだから、これを予約した人の何割くらいがネット・リテラシーをちゃんと持っている人なんでしょう。まあ、1000台だから、その殆どが企業なんかの研究用購入なんだろうけれども、でも数パーセントは個人で買った人もいる訳でしょう。まあ、そんな人たちの家の中がどんなにソフトバンクに「ダダ漏れ」したって私には関係ないことだが。

 まあ、そういうことです。

 んで、そうやってどんどんAIにダダ漏れして行った人間の知識のすべての分量よりも、コンピュータの総知識の方が上回る日が来るらしいのだ。

 それが2045年なのだそうだが……。

 その話は「明日のココロだぁ」(小沢昭一さん風に読んでください)

『AIの衝撃――人工知能は人類の敵か』(小林雅一著/講談社現代新書/2015年4月1日刊)

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