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2015年5月27日 (水)

ヤマダ電機の変身、それは一強体制の変化か?

 1位・ヤマダ電機 1兆7014億円、2位・ビックカメラ 8053億円、3位・エディオン 6851億円、4位・ケーズホールディングス 6374億円、5位・ヨドバシカメラ 6371億円、6位・上新電機 3659億円、7位・ノジマ 1999億円。

 上記の数字は家電量販店上位7位までの2013年の売上げです(決算期は会社ごとに異なる)。まさにビッグワンであるヤマダ電機は日本では断然トップ。世界でもアメリカのベスト・バイに次ぐ世界第2位の地位を示しています。そのヤマダ電機の異変を伝えたのは5月24日(日)付の日経新聞のスクープ。

『ヤマダ、40店一斉閉鎖 月内、都市部にシフト 家電量販の転機に』という見出しの記事。

『家電量販店のヤマダ電機は5月末までに全国約40店を一斉閉鎖する。消費増税の影響や顧客をひきつける商品の不在などで販売が苦戦する中、低収益の地方店の整理を急ぐ。年内をめどにJR東京駅の八重洲口に戦略店を開業するなど出店は都市部にシフトする。約40店に及ぶ閉鎖を一気に進めるのは異例だ。店舗拡大が原動力だった家電量販店の戦略が転換期を迎えている』

 と書かれ、翌5月25日(月)にはヤマダ電機自身が月内までに37店を閉める(既に1店閉店)ことを発表。

Dsc_00052 JR京葉線潮見駅そばのテックランドNew江東塩見店には「閉店セール」ののぼりが並んでいました。

Dsc_00092 店内を見ても、そこここに「閉店セール」ののぼり。

 商品棚には通常のヤマダ電機価格からさらにディスカウントした展示品限りの札が並んでおり、それを目当てのお客さんで、通常ならウィークディにこれほどの客は来ないだろうという感じで来店客が来ています。

Dsc_00262

 ヤマダ電機がそれまでの店舗展開から変わってきたのが、2007年7月13日に開店させた「LABI池袋」ではないでしょうか。「LABI」というのは、ヤマダ電機がカメラ系家電量販店が立地する都心部ターミナル駅前に出店するにあたり新たに立ち上げた都市型大規模店舗。最初は大阪の「LABI1なんば」その3号店として立ち上げたのが「LABI池袋」だったんですが、まさしくカメラ系家電量販店のトップ、ビックカメラ池袋本店のすぐ隣に作ったんですねえ。意気込みやよし。

 その後、2008年7月11日には、それまで群馬県前橋市に置いていた本社を新幹線が止まる高崎駅前に持ってきて、「LABI1高崎」を、本社併設の自社ビルとして新築し出店。

Dsc_00252

 そして、遂に2009年10月30日に三越池袋店跡に「LABI1日本総本店池袋」をオープンと止まることを知らないヤマダ電機という印象を我々に植え付けさせたのでした。

 そして、その年2010年3月の決算では遂に売上げ2兆円を超えるという快挙を成したのですが……。実は、その後が良くなかった。

 売り上げが伸びている間は、多少収益性が悪くても売り上げの伸びでもってカバーできるんですね。株主に対しても、「今は売り上げを伸ばすとき、収益性はこれから改善できるんだから」と説得ができるのだけれども、その後は売り上げの伸びは低調となり、必然的に収益性も悪化してきました。

 そりゃそうだ。それまでは出展費用もあまりかからないし人件費も低い地方都市の郊外で展開してきたヤマダ電機、新規店を出せば出すだけ売り上げも伸び、同時に収益性も良くなって来たわけです。ところが、出店費用が莫大にかかる大都市駅前大規模店舗では、まずスタートアップで費用がかさみ、ランニングコストでも費用がかさみ、いやでもスタートアップ費用の回収には時間がかかる訳ですね。それは当然。だからこそ、ビックカメラやヨドバシカメラという、大都市駅前大規模店舗で営業ししてきたカメラ系家電量販店は、下手な郊外型店舗は避けてきたわけなのです。

 いってみれば、これはヤマダ電機が郊外型店舗構成から、都市型店舗構成に変えるきっかけなのか、あるいは都市型と郊外型のハイブリッド型展開を目指しているのか、はたしてそのどちらを狙っているのかが試されている訳なのですね。

 証券市場は浅薄、株主はお気楽なもので、今回のヤマダ電機の措置は、ヤマダ電機の(多くは)郊外型店舗の低収益店舗を整理して、高収益型に変えていくものと見て、株価は年初来高値となっています。そうはいっても、全国に約700の直営店を抱えるヤマダ電機のすべてのリストラはなかなか大変そうです。

 ここまで大展開してきてしまった業態の変化と言うのは、なまなかなことでは可能ではありません。

 むしろ、私はこの変化がヤマダ電機の「終わりの始まり」のような気がするんですけれどもね。

 特に、ヤマダ電機で仕事をしている従業員のことが気になります。今回リストラした店の従業員は、周辺の店への異動などをおこなって解雇はしないといっていますが、正社員はまだしも、パートやアルバイトは「その店では従来と同じように通うことはできない」といって辞める人は多いのではないでしょうか。勿論、この場合は建前上は自己都合だから解雇には当たらないけれども、実際には勤めていた店がなくなっちゃうんだから、自己都合じゃなくて会社の都合ですよね。

 まあ、こうやって自分の身を削りながら、実際的な解雇を行ってしまうというのも、企業のあり方のひとつなんですけれどもね。

 大丈夫かな、ヤマダ電機。って言っても私はビックカメラのファンなんで気になりませんけど。、というか以前からビックカメラのポイントを持っているので、いまさらヤマダ電機のポイントは持ちたくないっていうか、やっぱりビックカメラは元々カメラ屋さんなので、今でもアナログ・カメラへの愛が(多少は)残っている、っていうのがいいんだけれどもね。

NIKON Df + AF NIKKOR 24-50mm/F3.3-4.5 @Shiomi & Ikebukuro (c)tsunoken

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