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2015年5月 3日 (日)

『0(ゼロ)ベース思考』にはなかなかなれないなあ

 ところで今日から新潟に来ている。

 松之山温泉じゃなくて、今日は小千谷、明日は山古志で今年最初の闘牛が行われるのであります。本当は山古志は5月4日と5日に行われるんだけれども、流石に二日連チャンで山古志は厳しいんで、取り敢えず5月3日は小千谷、5月4日は山古志ということで観戦ツアー。

 今年も後は夏と秋に行くくらいかなあ。

Photo_2 『0(ゼロ)ベース思考――どんな難問もシンプルに解決できる』(スティーブン・レヴィット、スティーブン・ダブナー著/櫻井祐子訳/ダイヤモンド社/2015年2月13日刊)

 実はこの本、例の勝間塾での課題本だったんだが、今頃読んでいるというテイタラク。なんでかなあと考えたのだが、要は「0ベース思考」というのは、私たちが物事を判断するときに必ず陥る常識のワナとか、経験値とか、見栄か、そういったものから解き放たれれば自由にものを考えられて、正しい判断ができるという、言ってみれば実に単純な考え方なのだ。

 ところが私たちは往々にしてそのような「子どものような思考方法」は取らないで、常識のワナやら経験値やら見栄やらに囚われて判断してしまうので、間違った判断を下してしまうのだ。

 なので、皆さんも「子どものように」物事を単純に判断しましょうね、っていうだけの本でありまして、それだけを延々と語っている「だけ」の本なのですね。

 たとえばサッカーのペナルティキックで、ゴールキーパーが現在立っている場所、つまりゴールの真ん中、に蹴れば、実はそれが一番ゴールする可能性が高いのに、それをやらない。

『ゴールの真ん中を狙えば成功率がグッと上がるのに、実際にそこを狙うシュートは17%でしかない。なぜそんなに少ないんだろう? 1つには、真ん中を狙うなんて、一見とんでもない考えに思えるからだ。ゴールキーパーめがけてボールを蹴るだって? そんなの普通じゃないし、まさかの常識破りだ——でもそれを言うなら、病原菌を注射して伝染病を予防するなんて考えも、最初はそう思われていた』

『子どもみたいに考えるための基本ルールは、もう一つある。わかりきったことでも臆せず言ってみる』

『ゼロベースの状態で出かけていく。そして結果的にお役に立てたケースのほとんどが、最初の数時間に思いついたアイデアを追求したときなのだ』

『つまりまったくの無知だからこそ、中の人が口に出せなかった疑問を投げかけることができ、それがいい結果を生んだというわけだ。多くの人が「わかりません」と言いたがらないだけでなく、単純な疑問を口に出したり、ありふれた日常に隠れていることを指摘したりして、野暮だと思われたくないと思っている』

『子どもは好きなことは好きだと臆せずに言う。ほんとはビデオゲームがしたいのに、オペラに行きたいだなんて言わない。立ち上がって走り回りたいのに、会議が楽しいふりなんかしない。子どもは自分の傲慢さを愛し、周りの世界に心を奪われ、楽しいことをとことん追求する。でも人間の発達は不思議なもので21歳の誕生日を迎えるころには、ほとんどの人がこういう特徴を失ってしまうのだ』

『1.環境保護になる(道徳的インセンティブ)
2.社会のためになる(社会的インセンティブ)
3.お金の節約になる(金銭的インセンティブ)
4.多くの人がやっている(群集心理インセンティブ)
 まあそんなところだろう。省エネは主に道徳的、社会的問題と見なされているから、道徳的、社会的インセンティブがいちばん重要というのはうなずける。次が金銭的インセンティブで、最後が群集心理。これもわかるような気がする。ただみんながやっているからやっています、なんて認める人がいるだろうか? とくに省エネほど重要な問題ならなおさらだ』

 とは言っても、これは実験だから、全部のカードが同じじゃなく、じつは5種類のバージョンがあった。一つは普通の「エネルギーを節約しましょう」という見出しがついたもので、残りは例の電話調査で聞いた道徳的、社会的、金銭的、群集心理の4つのインセンティブに見合った見出しがついていた』 

『1.省エネで環境を守りましょう。
2.未来の世代のために省エネにとりくみましょう。
3.省エネでお金を節約しましょう。
4.ご近所のみなさんと省エネを進めましょう』

『それが全然ちがったのだ。ダントツ1位は「ご近所」だった。そう、群集心理インセンティブが、道徳的、社会的、金銭的インセンティブを圧倒したのだ』

『このアイデアの出発点になったのは、単純な疑問だ。
「なぜ人は慈善団体にお金を寄付するんだろう?」
 利口な人たちがことさらに考えようともしない、わかりきった問いだ。マラニーはこの疑問にとりつかれた。学術研究は主な理由として、次の2つの要因をあげるものが多い』

『1.人は純粋に利他的で、ほかの人を助けたいという欲求に駆られて寄付をする。
2.人は慈善団体に寄付することで満足感を得る。経済学者はこれを「温情的」利他主義と呼ぶ。
 マラニーは、別にこういう要因を疑ったわけじゃない。でも、人が口には出さない3つめの要因があると考えたのだ。
3.人は寄付を求められると強烈な社会的圧力を感じて、頼まれたことを恨めしく思いつつも、仕方なく寄付をする』

 まあ、結局、慈善団体への寄付という行為も、自分自身の中から発したものではなくて、結局は社会的圧力からくるものである。

 という風に考えると、人間はやはり社会的な存在なんだから、そのすべての人間に「0ベースで考えろ」っていうのは、かなり無理筋な要求なんじゃないだろうか。

 勿論、子どものように「無知」を理由に言いたいことを言うっていうのありだけれども、しかし、それをやっちゃあ大人の人間としての社会性を失いかねない。

 結局、「大人の判断」ってやつで、人は間違いを犯し続けるものなのだ。

 まあ、「0ベース」で考えるというのは大事なことなんだということはよくわかるんですよ。でもねえ……。

『0(ゼロ)ベース思考――どんな難問もシンプルに解決できる』(スティーブン・レヴィット、スティーブン・ダブナー著/櫻井祐子訳/ダイヤモンド社/2015年2月13日刊)

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