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2015年3月28日 (土)

『日本に絶望している人のための政治入門』

 実際にこの本を書店で目にしたのは、多分刊行されてすぐの時点だと思う。ただ、腰巻に書かれた「闘え左翼! 正しい戦場で 共感せよ右翼! 寛容の精神で」っていうのがなんか、かなり「上から目線」でノれなくて買わなかったんだが、まあ少したって見るとちょっとは読んでみようかなという気持ちになって来たんだ。

 文藝春秋社だから基本的には著者も「保守系」なんだけれども、結構面白いねこの人、彼女自身も書いているんだけれども「保守とリベラル」という二項対立に対する違和感を覚えながら、しかし自分を「保守リベラル」という枠組みの中に位置づけているんですね。

Photo 『日本に絶望している人のための政治入門』(三浦瑠璃著/文春新書/2015年2月20日刊)

『現代という時代性の中での重要な対抗軸には、保守とリベラル、生産と分配、グローバルと伝統、同盟と対立、官僚と民主主義、東京と地方、高齢者と若者、男性と女性、などいろいろなものがあるけれど、やぱりそれを貫くホンモノとニセモノがあるのだと思う。ホンモノの保守は、国民の統合とか一体感とかを大切にするはずなのに、自分たちの主張に夢中で多くの国民に違和感を抱かせてこの国に分断を作ってしまっています。ホンモノのリベラルは、真の弱者に寄り添って彼らにこそ自由と自己実現が得られる環境を整備すべきなのに、自分たちの陣地を守ることに汲々とする。それぞれ、立場があってのこととは思うけれど、ホンモノにだけ備わっている、共に苦しむ感覚が足りなくはないかと思ってしまいます』

 というのが出だしの「コンパッションの思想とは」で書いた書き出しである。

 しかし、本来は保守に対するのはリベラル(自由主義)ではなくて革新であるはず。まあ、その辺に三浦氏の論点をズラす意図が見えているんだけれども、もうちょっと見ていこうか。

『高度成長の時代を通じて自民党は拡大するパイの分配と、福祉や環境などのいわゆる左側のテーマをいまく取り込むことで国民政党化しました。また、左派政党が理念闘争を優先して本気で政権奪取を目指さなかった結果として、自民党は自らのイエオロギーとし上の中心線を相当程度左側に傾けることができました。自民党は、国民政党として盤石の地位を得て、諸外国ではもとんど例のない自由で公正な選挙制度の下での一党優位体制を構築することに成功しました』

 2009年の総選挙で勝ったはずの民主党が失敗してしまった原因は、もういくらでもある。三浦氏は『一つ目は、経験不足から当地利権との闘いで空回りしてしまったこと』と『二つ目は、そもそも、地方自治に根付いたしっかりとした経済利権(全国規模の保守系の地方組織)を築き上げることができなかったことです』というのだが、もうひとつは官僚の使い方が分かっていなかったということでしょう。

 官僚なんて、その時の政権の言うことに従うだけの存在なんだから、そこでうまく官僚を使いこなしての政治家なんだけれども、それができなかったというのが、民主党の官僚使いこなし術の失敗だったんだろうな。というか、当時の民主党は官僚と対決しようとしてしまった。その辺がおかしいところで、官僚なんて「使い倒してなんぼ」なんだから、どんどん、官僚の言ってくることを壊して壊して行ってもいいんだけれども、それをせずに官僚の言うことを半分聞きながら、半分無視してっていう感じで、官僚の言うことを信じていたんだよなあ。

 なので、基本的にはこの三浦氏の言う「官僚の言葉は信じるな」というのには賛成なんだけれども、だからと言って、安倍政権の言うことには100%賛成って言う訳にはいかないんだよなあ。

 今日は、ちょっと酔っぱらっちゃたんで、これでおしまい。

 また、この本のエントリーがあれば、書きます。

 ごめんね。

『日本に絶望している人のための政治入門』(三浦瑠璃著/文春新書/2015年2月20日刊)

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