フォト
無料ブログはココログ

Amazonウィジェット

  • Amazonおまかせリンク
  • おすすめウィジェット
  • Kindle

« 『同棲終了日記』っていうタイトルは安易っちゃあ安易なんだけれもね。まあ、いっか。 | トップページ | 『源静香は野比のび太と結婚するしかなかったのか』って、そうなのかなあ? 誰も「ドラえもん」の結末って知らないでしょ。 »

2015年3月13日 (金)

シーフード・ドリア、スパゲッティ・ナポリタン、プリン・ア・ラ・モード

 2014年1月20日のブログ「神保町古喫茶店散歩カメラby LEICA M6」では神田神保町の「さぼうる2」のスパゲッティ・ナポリタンを書いたわけだが、実は、ナポリに行ってもスパゲッティ・ナポリタンはありません。

 シーフード・ドリアもフランスやイタリアに行ってもないし、プリン・ア・ラ・モードだってアメリカに行ってもないのです。

Photo

 この3つの料理(ってプリンはお菓子だけどね)すべてが、この横浜ホテルニューグランドのシェフやパティシエが作った料理なんですね。

Photo_2

 今でも、ここホテルニューグランド1階にある「ザ・カフェ」でできた当時のままのレシピで作ったものを食べることができるんです。

Photo_4

 まず、「シーフード・ドリア」。

 戦前にホテルニューグランドの初代総料理長になったのが、パリから招かれたスイス人、サリー・ワイル氏。

 ワイル氏はニューグランドで 「コック長はメニュー外のいかなる料理にもご用命に応じます」とメニューに書きお客様の要望に合わせて様々な料理を作って提供していました。
そんなある日
「体調が良くないので、何かのど越しの良いものを」
というお客様の要望を受けて創作した料理が、この「ドリア」だったのです。
その時作ったのは、バターライス(ピラフ)に海老のクリーム煮を乗せ、ソース・モルネとチーズをかけてオーブンで焼いたもの。
 好評だったこの料理はア・ラ・カルトのレギュラーメニューになり、ニューグランドの名物料理の一つになりました。

 というのがホテルニューグランドのサイトに書かれている、シーフード・ドリア誕生のいきさつ。

 上に乗ったクリームが濃厚でしたね。

Photo_5

 では、スパゲッティ・ナポリタンはどうなのでしょうか。

 2代目総料理長入江茂忠が、米兵が茹でたスパゲッティに塩、胡椒、トマトケチャップを和えた物を食べているのを見て、アレンジ加えて生み出した料理です。

 

 終戦とともに9万人の進駐軍が横浜をうめつくしました当ホテルも将校の宿舎として接収されました。彼らの軍用保存食のなかにスパゲッティとケチャップがありました。茹でたスパゲッティに塩、胡椒で味付けをし、トマトケチャップを和えた物を昼食や夜食にはよく食べられていたようです。
 当ホテルで作られた料理は明日には街場で調理されるという進駐軍文化というか市民は興味津々だったようです。
 しばらくするとこのケチャップスパゲッティ食料事情が悪い中でも簡単に作れるということで、街の喫茶店で出されるようになり日本中で流行ったのです。戦後を担った入江茂忠総料理長は、うちにはちゃんとしたスパゲッティ料理があるのになんでこんなケチャップスパゲッティを皆喜んで食べているのかと思い気にしていた。
 そこで、入江総料理長はホテルで出すスパゲッティとしてケチャップスパゲッティでは、いかにも味気ないので苦心の改良をしました。
 先ず、トマト風味を生かした当ホテルならではの、ソースを作りました。
 ニンニクと玉葱の微塵切りを飴色になるまでよく炒め、トマトの粗切り、トマトホールトマトペーストを加え、ロリエとたっぷりのオリーブオイルを入れ風味豊かなソースを作りました。

 さすがに街場の喫茶店のナポリタンのケチャップ・ギトギトとは違って、かなり上品な味のスパゲッティではあります。とは言うものの、私としては街場のケチャップ・ギトギトも好きですけどね。あのB級グルメ感タップリってのも捨てがたい。

Photo_6

 じゃあ、プリン・ア・ラ・モードは?

アメリカ人将校夫人たちを喜ばせたいと、当時のパティシエが考案したメニューです。見た目の華やかさや、アメリカ人でも満足できるボリュームを考えて作られました。

 

 当ホテルは終戦後7年間、GHQに接収され、将校とその夫人が宿泊し、ボールルームでは、アメリカから送られてきた最新の映画が上映されたそうです。そんな特殊なホテルだけに、デザートに関しても、将校夫人が喜ぶものを出す必要がありました。
「お料理好きの奥様から、アメリカの有名なお菓子学校の教科書をいただき、それでいろいろ勉強したり、サジェスチョンを受けたこともあったようです。味だけでなく、量もアメリカの方々に合わせないといけません。向こうのデザートは、本当にドーンッといった感じで出てきますよね。プリン一個だけというわけにはいきません。そこで、アイスクリームや、アメリカから送られてきた缶詰の果物と組み合わせて出したんです」
 それだけの量だと、従来のデザート皿にのせるのは無理。そこで、開業当初から鰊の酢漬け用に使っていたコルトンディッシュという皿に盛りつけられた。
 現在に至るまで、プリン・ア・ラ・モードには、その皿が使われている。
 これで「量」も満足できるものが完成したが、ホテルのスタッフはそれだけで満足しなかった。
 見た目にもこだわったのです。
「フランス料理に、アローというカット方法があります。そのやり方で林檎を切りました。林檎に用いたのは、ニューグランドが最初だったそうです。将校夫人からは、ウサギのようだと評判になりました」なんと、世の母親が子供の弁当に入れるウサギの林檎も、その時に誕生したのです。

Photo_7

 なるほどなあ。

 それを読むと、ドリア、ナポリタン、プリン・ア・ラ・モードにコーヒー2杯で税金・サービス料込みで7,697円というお値段にも納得。

Photo_3

 最後は横浜山下公園あたりを書いたブログではお馴染み、氷川丸で読了有難うございます。

NIKON D7000 AF-S NIKKOR 10-24mm, Fujifilm X10 @Yokohama (c)tsunoken

« 『同棲終了日記』っていうタイトルは安易っちゃあ安易なんだけれもね。まあ、いっか。 | トップページ | 『源静香は野比のび太と結婚するしかなかったのか』って、そうなのかなあ? 誰も「ドラえもん」の結末って知らないでしょ。 »

旅行・地域」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/549500/61269999

この記事へのトラックバック一覧です: シーフード・ドリア、スパゲッティ・ナポリタン、プリン・ア・ラ・モード:

« 『同棲終了日記』っていうタイトルは安易っちゃあ安易なんだけれもね。まあ、いっか。 | トップページ | 『源静香は野比のび太と結婚するしかなかったのか』って、そうなのかなあ? 誰も「ドラえもん」の結末って知らないでしょ。 »

2017年12月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

PEN PEN チョートクカメラ日記

自転車フォトグラファー 砂田弓弦

シュクレはお留守番

アローカメラ&我楽多屋

まだ東京で消耗してるの?