街歩きの愉しみ・クラッシクカーとの突然の出遭い
毎日一万歩を目標に街を歩いている。
街を歩いている時の愉しみのひとつに、クラシックカーとの遭遇というのがある。
麻布十番で見かけたMG-Bは1962年から1980年まで製造されたイギリスのオープン・ロードスター。
駒込大和郷で見かけたのがジャガーEタイプ。1961年から1975年まで製造された、これまたイギリスのスポーツカー。
谷中で見かけたのが、なんとスバル360! 1958年から1970年まで製造された、日本の国民車。
私自身はこうしたクラシックカーを持とうとは思わないが、嫌いではない。というか、私は以前NDC東京(ニッサン・ダットサン・クラブ東京)という東京日産系のクラブに入っていて、ダートトライアルやジムカーナ、ラリーなんかをやっていた時期がある位の車好きではあるのです。当時のNDC東京にはブルーバード510なんかの当時でも既に準クラシックカー扱いされていた車に乗って参戦している人がいたりしていたのでした。
東北道で見たのは日産セドリック・スペシャル6。1970年頃の製造だ。
ただし、ディーラー系のクラブであるNDC東京は、メーカー系のクラブであるSCCN(スポーツカークラブ・ニッサン)の人たち辺りからは「ニッポン・ドリンカーズ・クラブ東京」なんて揶揄されていて、まあ確かにミーティングと称して酒ばっかり飲んでいたクラブではあったが、その為にSCCNなんかとはガチ加減が大分違っていたのは事実であります。
当時、ダートトライアルで勝つためには、車の購入額と同じ額くらいの改造費をかけなければならない、なんて言われていて、確かにNDC東京の車はエンジンもノーマルで、タイヤをラリー用にして後はロールバーを入れるくらいの軽改造車だったもんなあ。別に、改造費ケチって飲んでいたわけではないのですがね。まあ、SCCNに比べればNDC東京はそんなユルいクラブだったってこと。
そんな訳で、何故か私の周囲にはクラシックカー・マニアも多い。
娘の幼稚園の友達の親で日野コンテッサ1300クーペのオーナーなんて人がいたかと思えば、アニメの監督でやはり日野コンテッサ1300クーペのオーナーという人がいて、その監督に聞いたら、二人は同じクラブにいて知り合いだったり、他社のアニメ雑誌の編集者で、トヨタ・セリカ1600GTとスズキ・カプチーノとトヨタS800の3台のオーナーで、さすがに自分の家のそばでは駐車場代が高いので三鷹に安い駐車場を借りて、電車に乗って車に乗りに行くなんてバカな奴やら、アニメ会社の制作進行でホンダS600(!)に乗っていて、その車で病院に検査に行ったら、そのまま即入院ということになり、スポーツカーに乗って入院した患者は初めてだなんて言われたり……、ってなんだそうか皆オタクなだけか。
まあ、私も本当はベンツC200じゃなくてモーリス・ミニクーパーS(今のミニじゃなくて昔の)モンテカルロ・ラリー仕様あたりに乗りたかったり、『マディソン郡の橋』のロバート・キンケイドみたいに『古いシヴォレーのピックアップ・トラック』に乗って「屋根付きの橋」の写真を撮りに行きたかったり、マツダ・キャロル4ドアセダンやいすゞベレット1600GTなんかが欲しくなったりして、時たま中古車センターなんかに見に行ったりするんだけれども、まあ買わないですね。相当、メンテナンスに手もお金もかかるようなので。
ということで、街でそんなクラシックカーを見かけると写真に撮るんだけど、結局それは街歩きの時じゃないとダメで、車を運転している時なんかにクラシックカーと出会っても、車を止めて写真を撮るなんて出来ないですからね。
そんな訳で、クラシックカーとの出遭いは街歩きの時の愉しみとしてとっておこう。
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