『CP+2015』ということなんだが…
ということで、CP+2015(Camera & Photo Imaging Show 2015)なんだが……、なあ。
毎年、参加しているCP+なんだけれども、当然、各カメラメーカーはこの日は各社のフラッグシップ機を出すわけですね。
ニコンはDシリーズだし……
キャノンはEOSシリーズなわけですね。
フジフィルムはXシリーズだし……
レンズメーカーからカメラメーカーに変貌したシグマは当然DPシリーズで、今年はDP0という広角レンズのカメラを出してきた。広角なら私の購入欲も湧いてくるわな。
エプソンは写真撮影とスマートグラスを繋げる試みを行っていた。つまり、このグラスをかけていると、撮影場所の情報とか、太陽の位置情報とかがスマートグラスに現れて、撮影情報を得られるってんだけれども、これは失敗しそうだな。
まあ、パソコンメーカーのエプソンらしいアプローチだけれども、私としてはEPSON RD-1の後継機の方が欲しい!
リコーは当然買収したPENTAXメインの展示になるんだけれども、リコー独自開発のRDの方はどうなっちゃってんだ? 私としてはリコーはPENTAXの会社じゃなくて、RDシリーズの会社でしょ、って思っていたんだけれどもなあ。
で、実は一番残念なのがソニーなんですね。ソニーのスチールカメラ部門はコニカミノルタを買収してできたものです。勿論、ソニーには、それ以前からビデオカメラ部門や、その発展形のデジタルムービーカメラはあったけれども、キャノンのEOSみたいな、民生用のスチール兼ビデオカメラというのはなかったわけです。
最早、カメラのデジタル化、記憶媒体の変化によってスチール&ムービーのカメラの境目はなくなってしまっています。
こんな「プロ向け動画エリア」でも、勿論、出品されているのはバリバリのデジタルビデオシネマカメラBlackmagic(ケンコー・トキナーが代理店だったとは知らなかった)もありますが、基本はEOS D5あたりのスチール&ムービーカメラだったりするんですね。
だとしたら、ソニーが子の分野「スチール&ムービーカメラ」の分野に乗り出せる可能性は非常に高いわけです。
何故、それができないのか? 多分、社内の「コニカミノルタ買収部門」と、「デジタルカメラ開発部門」の情報流通・意見流通が上手く行っていなくて、それぞれが勝手に別の方法で問題解決にアプローチしてるんじゃないかと……。
勿体ないですね。そんなところにもソニーのいろいろな問題点があるようです。
で、私が今年のCP+で一番感動したのはハッセルブラッドのブースでみた「アナログカメラ」です。いやあ、今でもアナログカメラを開発してるんですね、ハッセルは。
もう一つ気になったのは、このレックマウントという会社。
クルマやオートバイ、自転車なんかに載せるマウントの会社のようです。
私の自転車にも載せてみようかな、っていうことで取り敢えず今年のCP+の報告はおしまい。
CP+は2月15日まで。
公式サイトはコチラ
NIKON D7000 AF-S NIKKOR 18-105mm @Pacifico Yokohama (c)tsunoken
« やってません | トップページ | 『イスラーム国の衝撃』で分かったこと »
「カメラ・写真」カテゴリの記事
- 『LIFE 写真のある生活Ⅱ』に行ってきた(2018.12.23)
- 『木村伊兵衛パリ残像』今日から(2018.10.24)
- 久々の「銀座で50mmスナップ」(2018.10.15)
- 久々の「都写美」(2018.10.13)
- 田中長徳写真展「ハノイ‐ディエンビエンフー 2018」・変わらぬ写真スタイル(2018.09.29)
トラックバック
この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/549500/61125663
この記事へのトラックバック一覧です: 『CP+2015』ということなんだが…:
» MOVERIOモベリオ - ゴーグル型android端末スマートグラス シースルーモバイルビューアー [こちらで販売中]
EPSONモベリオ [続きを読む]
コメント