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2015年1月27日 (火)

『世界はすでに破綻しているのか?』まあ、2015年末にはまず日本が今度は本当に破綻するでしょうね

『我々が疑いもせずに信じてきた社会システムや資本主義は、いつか必ず崩壊する』という高城氏の言い方はまったく正しいのだが、ではどうやって、いつ頃それがやって来るのだろうという予想までには至らないのだ。そして現在の社会システムや資本主義の後にやってくる社会はどんな社会なのだろうか。

 本当はそれが知りたかったのに……。

Photo_2 『世界はすでに破綻しているのか?』(高城剛著/集英社eビジネス新書/2014年12月31日刊/紙版は2014年9月30日刊)

 取り敢えず、読書メモから。

『日本はバブル崩壊後、景気対策のための企業減税措置や景気低迷による税収の減少、高齢化による社会保障費の増大のため、歳出超過が続き、製造業も衰退の一途をたどっているのは周知の事実。日本政府は、こうした財政赤字を国債の発行によって賄っているわけで、その公債残高は、2013年度末にはおよそ750兆円に達している。これは日本の税収17年分に匹敵する大きさだ』

 という現状分析は良いとして……

『急激な円高ドル安の流れに打ちのめされた日本の製造業は、国際競争力を取り戻すため、東南アジアに活路を求めることになる。その理由は、「安い人件費」と「円高」だ』

『ドルに対して強くなっていた日本円は、ドルに連動するアジア諸国の通貨に対しても強くなっており、人件費や設備投資のコストがさらに割安になっていたのである』

『円高を背景にした日本企業と日本人のグローバル時代の始まりの時でもあった』

 というのが、プラザ合意で突然の円高ドル安に見舞われた日本の社会だったのだけれども、結局それは東南アジアへの進出という形で収束し、その結果益々強くなった円を購入する形で日本へ外貨がどんどん入ってくるようになり、公定歩合の引き下げとか、不動産融資規制の解除などがあり、その金余りが不動産バブルを生んだわけだ。

 で、それが1991年に崩壊したにも関わらず、国家の破綻に繋がらなかったのは何故か? 言われているのは、日本の公債はその殆どが日本国内で買われており、言ってみれば国が国民から借金をしているだけなので、対外債務とはならず、国民が我慢をすればよいというのがその理由なんだという。ただし、今度ばかりはそうもいかず、もはや国民が(銀行を通して)買っていける国債はすでに限度に来ている、というのがそろそろ日本経済が破綻するのではないか、という理由なのだ。

 じゃあ、それはいつか? 私は東京がオリンピック景気に沸いている今の時期が「バブル期」で、オリンピック終了時がその「バブル崩壊期」でなはいかと考えている。、つまり2015年秋~2015年冬に日本経済は破綻し、それは国家破綻(いままでヨーロッパやアジア、南米で起こってきた普通の破綻)に即繋がって、日本が新しい経済体制、新しい政治体制に向かう年となるのではないか。

 今や、日本も(というか東京が)戦後何度目かの不動産バブルの真っ最中だ。不動産バブルの崩壊が国債破綻に繋がり、それが国家破綻になるというのが、基本的に近代国家の破綻の姿であるのならば、まさに今が「その時」ではあるのだな。

『どこの国でも、前夜には普段と変わらぬ平穏な街の風景があり、スポーツやおいしい食事に興じながら宴会が繰り広げられ、目覚めた翌朝、「我が国はデフォルト(債務不履行)しました」との不意打ちを食らうのである』

 というのが、まさしく東京オリンピックという名の「お祭り」だし、そこには世界中から人が集まり、まさに活況を呈する状況になるのである。で、その次の日突然日本政府が「我が国はデフォルトしました。証券取引場は閉鎖します。銀行預金は1日1口座3000円までしか下せません」てなことを言いだす可能性はおおいにある。

 勿論……

『不思議なことに、財政破綻が近づくと、庶民の生活は苦しくなる一方で、金融機関や大企業、政治家の懐ばかりが温まるのも、歴史の教えである』

 というのは、今の格差拡大の日本のままだ。

 で、結局「その後の世界」はどうなるのかと言えば……

『国家を超えて、地域へ。そう考えているのは、カタルーニャだけではなく、英国のスコットランドもオランダのフランドルも同じだ』

『欧州危機以降、信用できない国家ではなく、目の届く範囲で「新しい自治」を考え始める地域が続出し、地域独立機運が欧州のあちこちで起きている』

 ということで、日本で言えば道州制を求める声が次第に大きくなるだろうし、もしかして東京オリンピック・バブルの後にはその声がもっともっと大きくなる可能性は大きい。

『ヨーロッパ大陸はラテン民族中心である「チームフランス」ともいえる南欧諸国(フランス、スペイン、ポルトガル、イタリア、ギリシャ)と、アングロサクソン系である「チームドイツ」と呼ばれる北欧諸国(ドイツ、オランダ、デンマーク、スウェーデンなど)のふたつに大別できる。
 一応スイスは表面的に中立で、また、欧州大陸から離れ、しかも独自通貨を持つイギリスは、アメリカとタッグを組んでいる、という状況だ』

 という欧州の関係論は残るだろうが、その中でもっと国家が分かれる可能性はある。日本も「幕藩体制」までは行かないにしても、少なくとも現在のような中央集権制は壊れるだろう。

 皆、もっと小さな政府、もっと自分の身に近い政府、もっと自分から見えやすい政府を選ぶんではないだろうか。というか選ぶべきだ。

『世界を実際に見て回って僕が感じているのは、21世紀初頭の現在、人類はふたつの敵と戦っているということだ。ひとつは、テクノロジーだ』

『テクノロジーによって、中間層と呼ばれていた先進国の大多数は貧困に向かい、プルトクラート(超富裕層)と呼ばれる、世界の0.01%の人と、そうではない人にはっきり分かれることになる。僕の言葉で言えば、テクノロジーを使いこなす人と、小さなデバイスやそこに表示されることの虜になって我を見失ってしまうようなテクノロジーに溺れてしまう人や使いこなせない人との違いだ。この差は、ますます開くだろう』

『ずるずると欲望や時の流れに身を任せていた人々は淘汰されることになった。それとは逆に、今までの暮らし向きを瞬時に切り替えた人々は、大きな時代の渦に巻き込まれることなく、粛々と生活を続けることができているように思う』

『常に自分を見失わず、自分なりの「異変」を感じたら、誰に何と言われようが、即座に変わり身すること。大きな社会変化が差し迫った時代の中で、生き延びる秘訣はそれに尽きると、僕は思っている』

 ということは、ごく当たり前のことを言っているにすぎないんだけれども、それはそれ、そんな当たり前のことが普通になる日が来てほしいもんだ。

 この日本にね。

『世界はすでに破綻しているのか?』(高城剛著/集英社eビジネス新書/2014年12月31日刊/紙版は2014年9月30日刊)

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コメント

別にCDSはやってないけど、資産を銀行預金だけには頼っていないですけれども、何か?

まーた経済音痴の日本破綻論か 抽象的なことはどうでもいいので、理論で日本が破綻するっていう証拠を示すべき

破綻を信じるなら、全財産をCDSにでも賭ければ? 破綻を信じているんだから出来るでしょ? 賭けないなら、破綻を信じていないって事になるよ?

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