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2015年1月 6日 (火)

『電子書籍で1000万円儲かる方法』でも、基本は大事ってこと

 鈴木みそ氏って、そうかあの『限界集落』の著者だったのか。そういえば、私もKindleで読んだんだなあ。

1000 『電子書籍で1000万円儲かる方法』(鈴木みそ・小沢高広著/学研パブリッシング/2014年8月刊)

 面白いのが鈴木みそ氏のこの発言。

『「1000人の村説」っていうのは、自分と同じ考えをもっている人が、世界中を探せば1000人くらいはいるだろうな、っていう考え方。その人たちに向けて発信することができるような場所を作れば、濃く長く、作家活動を続けることができるんじゃないかと思っているんですよ。noteを使えば、かなりそれに近いことができるんですね。いわば『月刊鈴木みそ』みたいな、自分だけの月刊誌を出すことができちゃう。
   <中略>
「1000人の村説」っていうのは、必ずしも1000人でなくてもいいんですけど、自分にあった仲間の数を想定して、その人たちにあわせて動くっていう考え方でもあるんですよ』

 なるほどなあ、確かに確実に自分の電子版コミックスを読み続けてくれる読者が1000人いて、例えばその1000人が毎月300円位の課金をしてくれれば、毎月30万円の収入になって食べていける。それが紙版だと650円位のコミックスを月に4600冊、半年に一冊コミックスを出すとして28000冊を売らなければならない。結構これって大変そう。

 まさしくネットの時代の考え方であって、有料メルマガなんかをやっているブロガーの発想とよく似ている。

 で、その電子書籍コミックスで1000万円儲かる方法なんだが……

『売るための技術①「電子書籍ユーザー」の特性を理解する 
『現時点でのマーケティングっていうところだと、ウチやみそさんがウケたのは、我々の読者の多くが、ネットと相性がよいお客さんだったから、というのもあると思うんです。ガジェットだったり、テクノロジーだったり、ネットワークだったりに興味をもっている人が好みそうなテーマの作品を、僕らもみそさんもよく描いているわけですから』
『電子書籍のマーケティングやプロモーションにSNSが有効っていう話がありますけど、それもSNSやネットと相性が良い作家が、今の電子書籍市場で売れているということに過ぎないのかもしれない』

『売るための技術②電子書籍ならではの表紙デザイン
『誰でも共通するテクニックとしては、Amazonで電子書籍が売られる場合の〝見え方〟を意識するっていうのがありますね』

『売るための技術③適切なボリュームの設定
『感覚的には、シリーズ物の場合は四~五巻くらいのボリュームが、いちばん売りやすいし買いやすいかもしれない』
『僕は、電子書籍の場合は薄くて安いほうが売れる可能性があると思う。もっと巻数を短く、一巻を5分割で100円ずつとかにしたほうが、ユーザー的には買いやすくなるんじゃないかな。実際は割高になったとしても』

『売るための技術④パッケージの価値観を想定する
『電子書籍も、しっかりと独立したビジネスにしていくためには、紙の書籍とは違う、価値観のパッケージを確立させなければならない』
『そして、僕らには、そのパッケージをこれから創り出す自由があるわけです。ここが、既存の出版社が行っている電子書籍ビジネスとは違うところ。彼らは、どうしたって紙のパッケージから抜け出すことはできないだろうから』
『その可能性があるのって、出版契約の問題にも関係してきますよね。全三巻の本を、分割して売った場合って、別の本になっちゃうから出版契約書の枠から外れるんですよ。なので、それを編集部が止めることは、契約や法ではできない』
『マンガの場合、僕の感覚だと60ページくらいでもいいかな、という気もします。ちょうど物足りないくらいで』
『今度は月額いくらで読み放題みたいに、束ねたものを安く読めるようなしくみが登場しますよね』

『売るための技術⑤自分にあったキャラクター設定をする
 芸能人はコンテンツではなくてキャラクターを売っている商売である
 みそさんにとっては、それがセルフプロデュースになっている、ともいえますよね。キャラクターが強い人は、ネットに限らず有利ですね』

『売るための技術⑥SNS別の特性を理解する
『TwitterもFacebookも話題になってから結構時間が経っているので、なにかそろそろ次のツールが来る頃ですよね。それが、もしかしたらnoteかもしれない。LINEは、今のところ宣伝には向いていないですから』

売るための技術⑦フォロワー獲得の王道とは
『超基本的な答えになってしまうんですけど、インフラ作りの第一歩は、まず自分が描きたい作品を描いて発表し続けるということに尽きる気がする』
『面白い作品であれば、必ず誰かが見つけてくれるって言うと、ちょっときれいごとっぽくなっちゃいますけど、実は世の中、まだまだその程度には健全なんだと思います。僕だって、Webで描いていたマンガ家さんを、これまでに何人、編集さんに紹介したことか。そこからデビューした人もいっぱいいますしね』
『デビューまでは簡単なんですよ。読者のほうも、読んでからすぐにポイッと捨てるように、コンテンツを消費してきますからね。そこで、いかに消費されないような存在になるかというサバイバルが、現在の作家にとって重要な課題なんです。僕の場合は、自分の作品とキャラクターをセットにすることで、サバイバルを図っているわけですね』

『売るための技術⑦―2 パブリックなプロデュースを行う作家たち
『これからはマンガ家のタレント化が始まるってこと。みそさんみたいに、作品とキャラクターをセットにした生き方をする人が増えてくると考えていたんです』

『売るための技術⑧電子書籍に不向きなジャンルとは?
『少女マンガ系は不利なジャンルといえるんじゃないでしょうか』
『これも現時点では当然のことですが、子ども向けのマンガは難しいです』
『端末を持っている子どもの数が少ないだけでなく、子どもはクレジットカードを持ってないから、自分で電子書籍を買うことができない』

『売るための技術⑧―2「電子書籍はオタクに売れない」と思われる理由
『年齢層でいえば、現状では25歳から45歳くらいが電子書籍ユーザーの範囲でしょう。なので、その世代にマッチしている作品であれば、実はジャンルはそんなに関係ないとも言える』

『売るための技術⑨ジャンル分け、タグ付けを意識しない
『僕はそれでうまくいったことはないです。少なくとも効果を感じたことはない。ジャンル分けやタグ付けっていうのは、どちらかというとプラットフォーム側の都合ですから』

『売るための技術⑩ネット上の〝ノイズ〟を恐れるな
『大量の雑音の中に、役立つ意見や情報が隠れているっていうのが、ネット上でのリアクションでしょう。雑音も、基本的には酷いもののほうが圧倒的に多い。そこに直面しなければいけないのは、今の作家の宿命でしょうね。昔は出版社なり編集者なりが、ちゃんとフィルタリングをしてくれたわけですが。だからタフになれっていうことなんだけど、それも絶対条件ではないと思います』

 まあ、基本的にはブログなんかを運営する時の基本と同じなんだけれども、要はあまり〝ノイズ″を気にしても始まらないということ。あとは、やっぱり「マンガをビジネスにするための基本」(実はこれが一番大事、っていうかマンガを描く人はここが一番足りないところだからね)と、そして一番大事なのは「マンガを描く情熱」なんだなあ。

 基本は

『今も昔も基本的には、マンガ家を目指している人は、間違いなく純粋にマンガが好きな人。マンガを読むのも描くのも大好きで、まっすぐにマンガの世界を目指している人が大半でしょう』

 ってことですからね。

 まあ、本当の「基本の基」ですね。

 最後は「当たり前の結論」に行きつくって訳ですね。

『電子書籍で1000万円儲かる方法』(鈴木みそ・小沢高広著/学研パブリッシング/2014年8月刊)紙版はもうないようだ。電子のみ。

 こちらもどうぞ

結構、面白いですよ。

 

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