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2015年1月19日 (月)

これで投資に成功するか?『1分間バフェット』しないか?

 ウォーレン・バフェットが語った88の言葉から、バフェットが分かった気になるありがた~い本なのだが、だからといって投資に成功するとは限らないという本でもある。

 投資はその時その時の判断で行うしかないのであり、その時その時というのは、前例があるということではないからだ。

 そりゃそうだよね。

1『1分間バフェット お金の本質を解き明かす88の原則』(桑原晃弥著/ソフトバンククエイエイティブ/2013年1月8日紙版刊・2013年5月1日電子版刊)

 いくつか腑に落ちた言葉をピックアップ。

『投資には、自分で考えた確固たる理由が必要だ。「値上がりしているから」「専門家に勧められたから」といった理由で売買する人が多いが、それでは他人の頭で自分の大切なお金を動かしていることになる』

 そりゃそうだ。投資は自分の判断で行うべきだ。自分の判断で行えば、失敗したって誰のせいにもすることができない訳で、そんな時ほど勉強になるのだ。なので、私は投資信託というのはやりたくない。

『投資で重要なのは、自分でルールを考えることと、それを破らないことなのだ』

『「本当の投資家であれば、自分が群衆とはまったく逆の売買をしていると考えることに充足感を覚える」というグレアムの言葉をバフェットも実践している』

 おお、「逆張り」の論理ですね。でもねえ、これって結構勇気がいるんだなあ。

『格付け機関の発表を気にしすぎるのも問題だ。企業は短期的な業績に走って長期的な競争力が低下しがちだし、投資家も目が曇ってしまう』

 これも「投資は自分の判断で行うべきだ」というのと同じ論理。ただし、格付け機関の発表も多少は気にした方がいいだろう。「気にしすぎる」っていうのが問題なのだろうな。

『少額でいいですから、投資をしてください。本を読むだけではダメです』

 これもその通り、本を読んでお勉強しても、実際に投資をして成功したり失敗したりする経験が大事なんだ。

『誰かがすでにやっていると、それは一種の安全保障になるようだ。「前例がない」はノーを言う時の定番の枕詞だし、「売れている」は、「すぐ追随しろ」という意味に使われる』

 ただし、その安全保障はあまり儲けにはつながらないってことで、一番いいのは、その分野で一番最初に手を出すってことなんだ。つまりブルー・オーシャンっていうことね。というのは分かってはいても、なかなかねえ……。

『他社が問題含みの行動をしているから、わが社が問題含みの行動をしても大丈夫と思わないように。ビジネスの世界で最も危険な言葉は、五つの単語で表現できます。『ほかの誰もがやっている(Everybody else is doing it)』です』

 まあ、「赤信号、みんなで渡れば怖くない」ってのは分かりますがね。

『バフェットは事業と人を重視し、長期投資を行う投資家だが、ウォール街の住人の多くは、ドルと株券に目がくらみ、短期利益に群がる投機家なのだろう』

 まあ、でもウォール街の人たちはそれが仕事だからねえ。ただし、素人がそんなことやったら、一日中パソコンの前から離れられなくなってしまって、そんな人生面白くないっしょ。

『バフェットは、長期保有こそ「投資」であり、短期間で売買をくり返して利ザヤを稼ぐ「投機」とは違うと断定している』

 これもそう。基本的に長期保有ということは、その会社を愛するってこと、応援するってことなんだ。「短期間で売買をくり返して利ザヤを稼ぐ」っていうのは、単に株価の上がり下がりしか見ていなくて、結局その会社を人の集合として見ていないってことだし、会社を愛することの楽しさを感じられなかったら不幸でしょ。

 しかし、以下の分はウォーレン・バフェットが成功者であるから言えることかも知れない。勿論、こうした論調は大事なことだし、全てのアメリカ人の成功者がこうした考え方をしていれば、「アメリカはもう終わった」なんて言葉は生まれなかっただろう。

『「アメリカン・ドリーム」という言葉には独特の響きがある。夢以外に何も持たない若者が夢の実現に向かってひたむきに努力をすることで、世界的な有名人や企業家、資産家になっていくという成功物語が長く信じられてきた。
 もちろん今でも若き創業者や世界的スターが出現しているのだが、一方でアメリカン・ドリームに対する疑いも生まれているようだ。金持ちの子は親から資産や地位を受け継ぎ、より豊かになっていく。それに対し、大半の若者はたとえ一流大学を出たとしても夢など簡単に実現できない。そんな閉塞感がアメリカを覆っている』

『富の継承が若者から公平なチャンスを奪い、アメリカのよさを失わせると考えるからだ』

『バフェットはアメリカらしさを守るために、相続税を含む税制改革の必要性を説き続けている』

『「幸運な1%として生まれた人間には、残りの99%の人間のことを考える義務があります」

 たとえば米国の税制の不公正を正すべきだと新聞に発表し、それは「バフェット・ルール」として政治を動かす力になろうとしている。バフェットによるとはるかに所得が少なかった30年前に払っていた税にくらべ、今は半分以下だという。「金持ちはもっと高い税率を課せられるべきなんです」というのはバフェットの実感だと言える。慈善事業などにも熱心で、築き上げた富を幸運な1%のためではなく、貧しい99%のために使おうとしているようだ』

 新自由主義者たちがこんな考え方をしていれば、もっと健全なアメリカになるんだがなあ。

『1分間バフェット』(桑原晃弥著/ソフトバンククエイエイティブ/2013年1月8日紙版刊・2013年5月1日電子版刊)

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