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2015年1月13日 (火)

『マッキンゼー流 入社1年目 問題解決の教科書』って、もっと凄いのかと思ったら

「マッキンゼー流」というところに、なにか特別な違いがあるのかなと思って読んでみたんだが、実はそうではなくて、マッキンゼーは基本に忠実なだけなんだということに気づかされる。

 まあ、そういうことでマッキンゼーが特別なんじゃなくて、他の日本企業が基本を忘れてしまっているということなのかなあ。

Photoマッキンゼー流 入社1年目問題解決の教科書』(大嶋祥誉著/ソフトバンククリエイティブ/2013年10月1日刊)

 マッキンゼーと言えば大前研一氏や勝間和代氏、更に言えばあの匿名超有名ブロガーちきりんさんの中の人ではないかと言われている伊賀泰代さんの出身母体である。本書の著者の大嶋祥誉さんに言わせれば『平均3~5年。これはなんの数字かというと、世界最強のコンサルティングファームと称されるマッキンゼー社員について、まことしやかにささやかれている平均的な在籍年数です。私もそうですが、多くのマッキンゼー卒業生の実感値としては、そう外れていないでしょう。「え、そんなに短いの?」と驚かれるかもしれません。けれど、現実に入社3~5年もすれば、マッキンゼーを卒業して起業する人、さまざまな事業会社で経営やマネジメントに携わる人は珍しくはありません』ということなのだ。

 私も自分の実感からすれば、大体3~5年その会社に在籍すれば、会社経営の基本は見えてくるのだから、そこで起業したりするのは、今の時代ならなんとなく見えてくる可能性かなという気もする。私もその位の時期に(入社5~7年位かな)、今の会社を辞めて何か事業を興そうかなという気分になった時期があったことを、この本を読みながら思い出した。

 まあ、その位の時期って、誰しもそんな思いを持つ時期なんだろうなあというところで、では、そんなマッキンゼーの入社1年目の社員教育ってどんなものなのだろうか、という観点で読むと、意外とこれがそんな特別なものではなくて、普通なんだよな。ただし、その結果としての問題把握が普通じゃない。

『問題設定と解となる領域を決める→課題を整理し構造化する→情報収集を行う→仮説を立てる→仮説を検証する→解決策(打ち手)を考える→解決策を実行する』

『「問題を分解」する作業で大切なことは3つ。一つ目は「モレなくダブりなく」分解すること。

 二つ目は「事実(ファクト)ベースで行う」

 三つ目は「重要度の低いことは深く掘り下げない」 』

『問題解決をするときには現状から発想をするのではなく、あるべき姿、ありたい姿という高い視点から発想すべきです。

 問題解決をするには「ロジカルシンキング」が大事だということは、いろいろなところでよく言われています。

 問題解決のプロセスで遭遇する、いろいろな事象や要因、自分で考えた仮説を原因と結果がはっきり分かるスッキリしたものにすることが「ロジカルシンキング」だというように考えてみてください。

 そして「So What?(だから何?)」「Why So?(それは、なぜ?)」という自問自答をくりかえすことで、ロジックが磨かれ、強いものになっていきます。

 問題解決をとことん突き詰めていくと、「誰に、何を、どのように」してもらいたいのかというところに行き着きます』

 というこれらの論は特別なことではない。ただし、それらの基本に以下に忠実に従って行っていくのかとということになると、思わず間違った方向に向かって、「もぐら叩き」のように、問題に向き合ってしまうのである。

『マッキンゼーでは情報やデータを得るリサーチは「必ず原典にあたれ」「徹底して現場に出向いて確かめろ」ということを口酸っぱく言われました。

 白書をそのまま引用しただけのものであれば、マッキンゼーでは「情報」とは呼ばれません。もし、それらの情報を使いたいのであれば、「直接、その省庁に出向いて担当者にインタビューしなさい」というのがマッキンゼーの流儀。

 まるで警察の張り込みと聞き込みです。  警察も、ただ漠然とそうした仕事をするのではないでしょう。自分なりの捜査の仮説を立てて、聞き込みをするはずです。私が行ったのも、それと同じ。

 そこで収集したお客様のインサイト、そして接客しながら感じた感想という「一次情報」とアンケートデータを重ね合わせて、想定を超えるバリューを出すための仮説を立てて検証していきます。

 リサーチで原典にあたるということは、こんなふうに、ふつうに出回っている情報だけを見ていては気付かない「アラート」(注意深さ)を持つことでもあるのです。

 アナログな方法ですが、原典の情報を得るために、それがいちばん確実であると判断したときには、文字どおり「自分の足で稼ぐ」ということも躊躇しません』

 と、これらもまず「基本のキ」なんだが、ついついラクをしたくなってしまうのが私たちである。

 つまり、マッキンゼーで入社一年目に叩きこまれることは、「基本を大事にしろ」ということなんだなあ。私たちなんかは「要領」というものを教え込まれる。ここが一番違うところで、この泥臭いほどの「基本」というのがマッキンゼーなんだということがよくわかる。

 で、基本がキチンと出来ていれば、他の会社に移っても、起業しても、それは使える職業姿勢なんだということなんだろう。

 で

『マッキンゼーでのグループというのは、固定されたものではなく、プロジェクトごとにアサインされたメンバーが集まる〝期間限定″のチームであることが大きな特徴です』

 という点は、たとえばメーカーなんかではあり得ない、コンサルティングファームならではのグループ形成の考え方だ。

『まず、鍛えられるのは〝孤独耐性″かもしれません』

 ということが、マッキンゼーの在籍年数の短さということにもつながるのかも知れない。

 って、それが結論かよっ!

マッキンゼー流 入社1年目問題解決の教科書』(大島祥誉著/ソフトバンククリエイティブ/2013年10月1日刊)

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