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2014年12月18日 (木)

『YouTubeで食べていく』人が増えていくのだろう

『YouTubeの役割は、「稼げる」「儲かる」ことではなく、むしろ社会におけるセーフティネットに近いものではないかと感じています。10年前にはなかったこうした仕組みがあれば、初期投資ゼロで、お小遣い程度であってもお金を得ることができるのです。たとえば、食えないと言われる業界で夢を追う若者を支えるものになりうるかもしれません』

 う~ん、なるほど。

 YouTubeで生活している人のことを「ユーチューバー」って言うんだ。まあ、ブログを書いている人のことはブロガーって言うから、当たり前なんではあるが……。

Youtube 『YouTubeで食べていく 「動画投稿」という生き方』(愛場大介(ジェット☆ダイスケ)著/光文社新書/2014年8月20日刊)

 YouTubeを見てみると、ホンの数秒のものから、映画をまるまる収録した2時間あまりのものまである。しかし、基本的には90秒だそうだ。

『結論から言えば、最初から最後まで再生される動画作成のコツは、トータルで90秒』

『90分の長編映画なら最初の10分で観客を引き込まなければいけないというセオリーがあります。いわゆる「つかみ」です。これが90秒のYouTube動画の場合だと最初の10秒が勝負。動画の冒頭、アバンタイトル(オープニング前に流れるシーンのこと)の段階で、ちらっとオチを匂わせるくらいの勢いが必要です』

『90秒で視聴者が離脱するということであれば、60秒から90秒にかけて起承転結の「転」をあてて、その後が気になるような構成で回避することも可能です』

 なるほどなあ、いろいろなテクニックがあるようだ。

『インターネットでの動画配信は始まったばかりの分野です。常識にとらわれない新しい手法がどんどん増えてこなければ、成熟した文化になりえないでしょう』

『●企画立案……不要です』

『●台本/脚本……場合によっては多少の構成を考えもしますが、基本的には不要、ノープランです』

『●編集……「ジェットカット」を多用して、ムダなところをざくざく切ってつなぎ合わせ、短い動画に仕上げます』

『●撮影……最もスキルが問われるのは、何といっても実際に撮影する段でしょう』

 まあ、この辺はブログが登場して「ブログ文体」というようなものが登場したように、YouTubeが出来て、「YouTubeならではの映像文体」とでもいったようなものが出来るのもよくわかる。特に、90秒で表現をしようとなれば、それなりの映像文体が出来ていないと表現ができないだろう。

 ただ、やはり最近のテレビの表現が参考にはなっているようで……。

『こうした風潮は、ネット動画の普及に端を発したものではなく、それ以前からのテレビの変化が一因となっています。90年代の中頃から必要以上にテロップが多用され、笑いどころや重要なセリフが強調されるようになりました。制作側の意図が一目でわかるので、前後の文脈を読み取らなくても、視聴者が番組を楽しめるようになったのです。こうしたテレビの過剰な演出が広まり、セリフやテロップでの説明なしでは映像から意味を読み取れない人が増えたというのが実情でしょう』

 とは言うものの、こうした言い方はちょっとショックではあった。

『「ブログで記事を読む人は動画を見ないし、チャンネルで動画を見る人は記事を読みません。YouTubeチャンネルに動画をアップして、『詳細はこちら』とサイト記事へのリンクを貼っても、YouTubeのコメント欄に質問を書かれるのです」』

『ブログで記事を読む人は動画を見ないし、チャンネルで動画を見る人は記事を読まない――。これは衝撃的です。今あなたが(もしくはあなたの会社が)ブログメディアしか展開していない場合、YouTubeの利用者層にまったくリーチできていないということです。さらに、YouTubeを動画の置き場として使うだけでなく、これもまた別個のメディアとして運営していくことで効果が現れるのです。もはやテキストのメディアだけでは片手落ちな時代に入っているのです』

 なるほどなあ、それは確かかも知れない。要は文章を読むのが好きな人と、映像を見るのが好きな人がいて、それぞれが異なる表現に親しんでいることは良くわかる。しかし。基本的には、だんだん文章を読む人は減ってきているんだろう。やがてブログは読まれない時代になっていくのかもしれない。「活字離れ」というのは、以前は「そんなことはない、インターネット上で若い人たちは活字を読んでいる」と言われていたのだが、実はネット上でも次第に活字表現は縮小していくのかも知れない。

 とは言うものの、映像制作の方に入っていったら、今以上に時間を取られてしまうことになる。特に私の場合、学生時代は16ミリ映画を作っていた時期があったわけで、作れない訳ではないのだが、しかし、私の映像制作手法ではYouTubeに相応しい映像は作れないだろうから、その時にはYouTube文体で作らなければならない訳で、その手法の獲得には時間がかかりそうだ。なので、多分私はユーチューバーにはならないだろう。ブログと共に活字文化の終わりを見届けてやろう。

 ただし、製作機材は昔に比べれば圧倒的に安くなっており、誰でも製作できる時代がやってきたことだけは間違いない。多分、ジェット☆ダイスケ氏あたりはYouTube第一世代だろうから、もっともっと参入障壁は低くなってくる第二世代、第三世代になってくれば、もっと斬新な手法でもって映像制作をしてYouTubeに参入してくる時代がやってくるかもしれない。

 ブログが「誰でもライター」時代を切り開いたように、YouTubeが「誰でも映画製作者」時代を切り開いている。

 そう考えると、これからの時代はもっと楽しみが増えるようで、ワクワクしてくるのだ。

『YouTubeで食べていく 「動画投稿」という生き方』(愛場大介(ジェット☆ダイスケ)著/光文社新書/2014年8月20日刊)

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