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2014年12月27日 (土)

『自分の運命は他人が決める』って言うけど、やっぱり自分で決めてるじゃん

 実はこの本、鳥井弘文という人がやっているブログ「隠居系男子」で『なぜ若者は旅をしたほうが良いのか。』という記事があってそこに

『例えば東南アジアに旅に行くとするでしょ。で、空港に降りて外に出たらばタクシーの運転手がウワァーって来るじゃん。その中から、誰か一人を選ばなきゃいけないわけよ。その時に絶対自分の感覚が研ぎ澄まされて、「あいつはボッタクりそう、こいつは騙さなそう」って何かしら判断する。で、読みが外れてボッタクられたり、無事に切り抜けたりしているうちに、だんだん判断が鍛えられてくる』

 という引用があったので、てっきり旅の本だと思って読んでみたら、そうじゃなくて起業の本だったのだ。

Photo『自分の運命は、他人が決める。 主体性ゼロの起業術』(小倉ヒラク著/WOODY/2014年11月3日刊)

 なので、旅に関する記述は、他には

『高校であんまり友達ができなくて、『シェルタリング・スカイ』とか『深夜特急』とか、そういう「異国への一人旅」に憧れて、あちこちバックパッカー旅行に行くようになりました』

 くらいなもので、あとは奇妙な起業話が続くのである。

 とは言うものの、結構その奇妙な起業話にも頷けるところがあって、

『ちゃんとビジネスモデルを組み立てると、優秀な人は沢山居なくても会社は伸びるってことがよく分かったっていう』

 とか、

そのモデルがいったん動き出すと、スタッフひとりひとりのパフォーマンスに依存せずに、ちゃんと事業が成長するようになる。そういう、「属人化しないモデル」をつくりあげた経営者の二人は優れていたよね』

 なんていうところはなるほどなあ、と思えるのである。

 なにしろ最初に入った「あきゅいらず美養品」という訳のわからない会社自体が変なのである。

『でも、そこもヘンな会社だった(笑)。面接に行ってみたら、アパートの壁をぶち抜いてすごい変な色に塗ってある、ベトナムのファンキーなバックパッカーカフェみたいなわけの分かんないオフィス』

 とか、

『そういうベンチャーが急拡大する時期に働きだしたので、当然何でもするじゃん。入って3ヶ月目くらいの時に社長にいきなり呼ばれて、「あんた新卒採用の担当やりなさい」とか言われて。「僕就活もしたことないのにできません」と言ったら「ヒラクくんは元気が有り余っているからできる」みたいなよくわからない説得をされて(笑)』

 って、やっぱり変でしょ。

『ひと通り仕事を覚えてからは、もう本当に経営に近いところで社長・副社長と一緒にいて。どういう経営の方向性で行くのか、どういう会社でありたいのかを経営者と一緒に考えるところまでやるようになりました』

 というのが起業のきっかけみたいなんだけれども、

 でも、結構理念みたいなものは持っていて、

『そういう風に“もしダメであっても自分がこれだけあれば幸せだ”っていうものがあれば、全然怖くないなって気付いた。もっとカッコいいセルフイメージ持てよって話だけど(笑)』

 っていうのは、結構大事なことではないか。

『僕そのとき26歳ぐらいで生意気盛りだったから、勝手に「仕事のルール」みたいなのをつくりました。一つは「代理店とは仕事しない」、次に「経営に関わるひととしか仕事しない」、最後に「社会に役に立つことしかしない」。いま思うと「お前なにをエラそうに」っていう感じなんだけど(笑)』

 って、これはこれで大事な理念だし、

『1回目の独立の時にまったく理念がなかったのに、2回目の起業の時になぜ理念があったかというと、仕事を通して出会った人のおかげだよね。お金もないし実績もない自分にたまたま仕事をくれたお百姓さんとか、地場産業の職人さんとか、生態系の研究をしている人達とか。いわゆる一般的な経済から外れたところで動いている人達の影響』

 というのは基本的に大事な経営理念ではある。

『街場の中小企業モデルなんだよね、僕は。ベンチャーとかスタートアップっていうよりは、単純に中小企業なの』

 なんて完璧に起業イメージとして重要なことである。

 つまりベンチャーとかスタートアップっていうのは、最初は中小企業、零細企業として始まって、成功すれば大企業になれるんだが、その殆どは中小企業か零細企業のままに終わってしまうのである。

 それでも、起業できれば当初の目的は果たせたわけで、それでも満足しなければならないというところなんだけれども、でも起業する時には、皆、成功イメージを持って起業するので、なかなか満足のいく結果にはならないっていうだけで……。

 実は結構堅実な考え方で起業している小倉ヒラク氏なのであった。

『主体性ゼロの起業術』なんてウソウソ。

『自分の運命は、他人が決める。 主体性ゼロの起業術』(小倉ヒラク著/WOODY/2014年11月3日刊)電子版だけの発売。最近こういう本が増えてきたなあ。その分、お気楽に読めるんだけれどもね。

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