フォト
無料ブログはココログ

Amazonウィジェット

  • Amazonおまかせリンク
  • おすすめウィジェット
  • Kindle

« 『「10年後失業」に備えるためにいま読んでおきたい話』を今更読んでもなあ | トップページ | 秀作和書を電子書籍で世界へ 翻訳ビジネスに新風 »

2014年12月20日 (土)

『モノクロ×ライカ』って最高の写真の撮り方だ

『写真家 秋山泰彦が 愛用のライカで パリ~ブリュッセルを モノクロフィルムで 撮った写真集。』と腰巻に書いてある通りなんだけれども……

Photo 『モノクロ×ライカ フランス・パリ~ベルギー・ブリュッセルをライカで撮る』(秋山泰彦著/スタイルノート/2010年7月6日刊)

 それだけではない。

 基本的に三部構成になっていて、まず最初は「ライカを楽しむ10のポイント 愛機であるM型ボディを例に」という記事ページがあって、次が「モノクロ×ライカ 写真 フランス・パリ~ベルギー・ブリュッセルをライカで撮る」という、この本のコアな写真集があって、最後が「旅の記憶 パリ~ブユッセルでの7日間」という撮影記がある。

 まず「ライカを楽しむ10のポイント」では、初っ端が何と「バースディ・ライカ」なんだなあ。

 最初、秋山氏は「バルナック型のⅢfとズマリット50mm/f1.5」を購入したのだが、バルナック型のファインダーが距離計用と撮影用に分かれているのが使いづらくて1年ほど使って手放してしまう。

 で、秋山氏はバースディ・ライカを手に入れる。1966年生まれらしい秋山氏なので、そこはライカM3になる訳で、M3は1954年に登場したので1951年生まれの私の場合はバルナック型のⅢfになるのだが、私の持っているライカはM3の初期型のツイン・ストロークのモデルだ。M3はファインダーが50mmまでしかないので、35mmレンズを付けるとなると「メガネ付き」かビュー・ファインダーを付けて使うことになる。で、ここは「M3ボディとズマロン35mm、f2.8、メガネ付き」ということになる。

 私なら、35mmや28mmレンズだったらM6の方を使うだろうし、50mm、90mm、125mmだったらM3だな、いやいや、以前はM5も持っていた。なんてちょっと自慢したりしてね。

 いやいやしかし、ライカ使いの潔さは「ワンカメラ+ワンレンズ」に止めを刺すのであるから、M3とM6を使い分けて、なおかつレンズも沢山持っていくというのは下品なのであります。アンリ・カルチエ・ブレッソンだって、木村伊兵衛だって、カメラはM3に50mmレンズだけなのである。たったそれだけのワン・イシューでもって名写真をモノにするというのが、正しいライカ使いなのであります。

 で、その「M3ボディとズマロン35mm、f2.8、メガネ付き」でもって撮ったパリやブリュッセルの写真はどうなんだと言えば、それはそれ、パリは被写体が最高であるから何を撮ってもサマになってしまう。ウジェーヌ・アジェの『パリ』でも、安井道雄の『パリのカフェで』でも傑作写真ばかりだ。更に言ってしまうと、パリで写真を撮るとみんな絵葉書みたいになってしまうきらいがある。それが要注意事項だ。

 絵葉書的でないパリ写真といったら森山大道くらいしか知らない。

 で、40葉のパリとブリュッセルの写真があって、最後が『「旅の記憶 パリ~ブユッセルでの7日間」という撮影記』だ。

 で、その撮影記の末尾に「旅のまとめ」が書かれていて……

●カメラはタスキ掛けにすること
●どこでもそうだが変な時間には出歩かない
●移動は地下鉄または、バスが便利
●現地での日本食は期待するな
●フランス人は冷たい
●トイレはどこに行っても有料
●愛煙家にはやさしい国
●少年ギャングに気をつけろ

 の8項目が並んでいる。

 どれも私も経験したことだし、未だにそうなのかと、ちょっとガッカリしたり。

 つまり「フランス人は冷たい」という項目。

 以前、私が初めてモナコへ行こうとしてシャルル・ド・ゴール空港でフランス国内線にトランジットしたら、飛行機が強風のため、本来ニースに行く筈なのにマルセイユに降りてしまった。やむなくマルセイユから列車でモナコまで行こうとマルセイユ駅に行って窓口で切符を買おうとしたら、窓口のお姉ちゃんがまるでこちらの存在を無視している。なおかつ、しつこく切符を売れって言っていたら、無言で右の方を指さす。で、そちらの窓口に行ったら「Je parler anglais」なんて、フランス語で「I Speak English」という看板が出ている。つまり、「私は英語なんか喋る気ないけんね」というポーズなんですな。こりゃあ、さすがにおフランス帝国主義の国なんだと、妙に納得した経験がある。

 さらに、パリのカフェの立ち飲みカウンターで煙草を吸おうと「アシュトレィ?」と言ったらバーテンが指で下を指す。「うん? 何だ?」と下を見れば、そこは吸殻だらけ。つまり、煙草の吸殻はそのまま地面に捨てろってわけ。確かに、街を歩いていても歩き煙草の人はいっぱいいるし、犬のウンチもそこらじゅうにある。

 まあ、なんてパリは汚い街なんだろう、というのが私のパリのファースト・インプレッションなのであった。

『モノクロ×ライカ フランス・パリ~ベルギー・ブリュッセルをライカで撮る』(秋山泰彦著/スタイルノート/2010年7月6日刊)

「アジェ:パリ」「パリのカフェで」もどうぞ

« 『「10年後失業」に備えるためにいま読んでおきたい話』を今更読んでもなあ | トップページ | 秀作和書を電子書籍で世界へ 翻訳ビジネスに新風 »

写真・本」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/549500/60828132

この記事へのトラックバック一覧です: 『モノクロ×ライカ』って最高の写真の撮り方だ:

« 『「10年後失業」に備えるためにいま読んでおきたい話』を今更読んでもなあ | トップページ | 秀作和書を電子書籍で世界へ 翻訳ビジネスに新風 »

2017年4月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            

PEN PEN チョートクカメラ日記

自転車フォトグラファー 砂田弓弦

シュクレはお留守番

アローカメラ&我楽多屋

まだ東京で消耗してるの?