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2014年12月12日 (金)

『戦略思考トレーニング2』なのは何故なのか?

『戦略思考トレーニング2』なのは何故なのか? なんで『1』じゃないのか? って、これも先日書いた「日経電子版体験Day」でいただいた本だからなのだ。

 この本については書かなくてもいいと思っていたのだけれども、なんか結構いい本だなあと思ったので、書いてみます。

 しかし、こうした教科書的な本となると、全体的な書評も難しいし、かといってどこかだけを取り上げて、勝手なことをほざくというのも、これまた難しい。で、なおかつクイズ形式の本なので、答えを書いちゃったらいけないでしょ。なので、取り敢えず、どんなことが書いてあるのかをご紹介。

Photo_3『戦略的思考トレーニング2』(鈴木貴博著/日経文庫/2013年8月9日刊)

 戦略思考において大事なのは

『①常識を取り払う、②問題を論理的に分解する、③柔軟に発想する、④多くの事例から類推する』という4つのステップ。

 ところが優秀なビジネスパーソンの場合

『日常的な仕事では、(A)常識的に、(B)定型的に生産性よく、(C)同じ分野で専門性を高めて』仕事をしていくことが多い。つまりこれ、「戦略的思考」とは逆のパターン。

 なので、たまには意識して非日常的な思考力をトレーニングする必要がある。それが、たとえばあなたはエクゼクティブになった時に役に立ちます、っていうんだけど、もうリタイヤした私には関係ないような気もするが、でも、頭を柔軟にするのはボケ防止にもつながるし、まあ、いいか。

 で

1 なぜだろうから考えてみようの章

『そこでオススメしたいのが、正解が出なくてもいいので最低でも3つ、できる人はできるだけ多く、正解の可能性を考えてみてください』

 つまり、クイズは正解を出すことが本来の目的なんだけれども、別に正解を出すことが目的じゃなくて、どれだけ多くの解を出せるかが戦略思考にとっては大事だということ。

2 ビジネスモデルの秘密の章

『気づかれにくい、そして真似されにくいことがビジネスモデルの本質です』

『とは言ってもこの章で取り上げた『俺のフレンチ』や『ABB』のビジネスモデルの場合は、いくら研究しても簡単には真似することは難しいかもしれません。これらの会社も、だからビジネスモデルをそれほど秘密にしていないのでしょう。
 いずれにしてもビジネスモデルという題材は、戦略思考力を鍛えるためには格好の素材です。発想力の参考にもなるのですが、それ以上に論理力の訓練にビジネスモデルを分析することは向いていると私は思います』

3 あの経営者の経営判断の章

『経営者の方に話を伺うと異口同音に同じことをおっしゃるのでまず間違いないのですが、
「とにかくどう考えていいかわからないことを判断しなければならない」
というのが彼らの日常のようです』

 つまり誰にも相談できないような問題に毎日のように出くわす。なので、『社長になったらなるべく多くの先人の自伝を読んでみるのがいいのではないでしょうか』ということ。

4 何を狙っているのだろうの章

『目的から手段を考えるタイプの問題では、意識的に発想を広げることが重要です。一度常識を取り払って、さまざまな戦略オプションを考えたうえで、よりよい着眼点の手段はどれだろうかと考えてみることが大切です。
 反対に手段から目的を考えるタイプの問題では、トップ、つまりリーダーの視点で見て何を達成したかったかのかを想像する力を鍛えることになります』

『ひとつの現象には単一ではなく複数の見方ができるものが多々あります。
 不思議に思える現象に出会ったら、ひとつの側面だけではなく、必ず別の側面からその物事を見る訓練をするということも、戦略思考を鍛えるためには必要なことなのです』

5 昔はそんな時代もあったのだの章

『みなさんも古い経営事例を目にすることがあったら、なぜこのようなことが起きたのか、そして現代でも同じことが起きる可能性はないのか、考えてみるといいですよ。それが戦略思考を広げるひとつの訓練になるはずです』

6 売るための工夫! マーケティング力の章

『マーケティングの要素は4つのPで表すことができると言われています。商品(Product)、流通(Place)、価格(Price)、プロモーション(Promotion)です。
 マーケティングというと「宣伝や販促のことか?」と狭く捉えてしまう人もいるのですが、それだけでなく、商品そのものをどう設計するか、いくらで売るのか、どこで売るのかといった要素を含めた立体的な戦略思考がマーケティングには必要だということになります』

7 グローバルなビジネすには違いがあるの章

『結局のところ、グローバルビジネスとは、国ごとに異なるローカルビジネスであるという点に本質があるようです』

8 経営理論は難しいか? の章

『ITが進化し技術革新が進んだ結果、現代では企業が持続的に優位性を維持することはできないことがわかったきたということです。
 長期にわたって高収益を続けている企業を分析してみると、実は長期的持続的な優位性を享受しているのではなく、あひるの水かきのように水面下で努力して常に新しい戦略を打ち出していることがわかってきたのです』

『経営者はまさに進化を続けるビジネスのまっただ中どっぷりと浸かって、最前線で市場や競争環境の進化を見続けられる立ち位置にいます。しかも自分の経営判断で巨額の投資を行い、そこで起きることを全て見届けられる立場にあります。
 その観点で言えば、偉大な大企業の経営者は、経営学者や経営コンサルタントが足元にも及ばない優れたインサイトを持っているものです。
 ただ、深い経験という意味では、ひとつの企業での経験値しか見えないという点が難点です』

9 難問に挑戦してみようの章

 戦略思考力を広げるための4つのポイントをおさらい。

『まず第1に、常識を意識的に取り払うこと。
 自分の頭の中で「これが常識だ」と思っていることが、実際はクリエイティブな新しい発想を阻害していることは少なくありません。いくら普段は常識的なビジネスパーソンとしての行動をとっているとはいっても、頭の中の訓練においては一度、その常識を取り払ってみることが大切です』

「2番目に、論理的な思考をしてみること。たとえば問題の構造を一度、紙やホワイトボードに図で書いてみるといいでしょう。問題分だけを読んでみただけでは気づかない問題の急所が、構造図にしてみると見えてくることはよくあることです』

『3番目に、発想を広げること。問題の答えをひとつだけピンポイントで「これだ!」と断定するのではなくて、「あれかもしれない、いやこれかもしれない」と5~10くらいの可能性を考えてみる訓練が重要です』

『そして4番目に、知識の量。いろいろなことを事例として知っていれば、それだけ発想の引き出しも増えるものです』

 さてさて、あなたは戦略思考を身につけることが、できるかな?

『戦略的思考トレーニング2』(鈴木貴博著/日経文庫/2013年8月9日刊)Kindle版もある。この辺、日経の戦略ってよくわからないなあ。あっ、もしかしたら戦略なんてないのかも……

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