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2014年12月24日 (水)

『鉄道沿線をゆく 大人の東京散歩』でちょっと残念なこと

『鉄道沿線をゆく』っていう鉄オタ、あっ失礼! 「鉄子さん」もいるんだってことに、ちょっと感動!

Photo_2鉄道沿線をゆく 大人の東京散歩』(鈴木伸子著/河出文庫/2010年9月20日刊)

 とは言うものの、かんじんの山手線が池袋と大崎だけで、駒込に関する記述が

『駒込から田畑に向かって歩いた地点で、山手線が急勾配を上がってゆくのを眺めるのもおもしろい。その手前には、山手線唯一となった踏切があって、山手線と湘南新宿ラインが二股に分かれ、片方は急勾配を上がり、片方はトンネルをくぐってゆくというドラマチックな分岐点となっている。電車の行き来を堪能したら、踏切を渡って駒込駅方向に戻り、駅前の駒込銀座の商店街を散歩する』

 ってだけなのがちょっと残念。

 その他では、京浜東北線東十条の章で

『十条、駒込、巣鴨など、都内北部のこのあたりには、商店街を抜けるとまた別の商店街が続いているという魅力的な街が多く見られる』

 つまり、駒込に関しては「霜降銀座商店街」から「そめい銀座商店街」のことなのかな。

 もうひとつは同じく京浜東北線田端、上中里の章で

『駒込から田端に向かって、山手線の線路に沿って歩いて行くと、その途中には山手線で唯一の踏切である第二中里踏切があって、都心の味わい深い鉄道風景となっている、すぐそばに巨大なゴルフボールのオブジェがあるこの地点は、山手線車窓からもよく見えるので、多くの人に知られている地点のはずだ』

 という位かな。

 その他、私が気に入ったというか、私も良く知っている場所の記述としては、常磐線の章で

『駅前の線路近くには、「尾花」という大きな紺色の暖簾を掲げたうなぎ屋がある。明治初年に「江戸天然うなぎ」を名物として創業した店だ。昔々からこの地にあったような貫禄を漂わせているが、実は大正期に音羽から現在地に移転したのだという。今はいつも天然うなぎが食べられるわけではないが、東京のうなぎの老舗として有名だ。前庭があり、玄関で靴を脱いで入れ込みの座敷に入るので、それだけで情趣を感じる。注文すると真っ当なうなぎ屋の常識として、かなり待たされてからうなぎが出てくる』

 って、それがいいんじゃないですか。ねえ。うなぎが焼きあがるのを待ちながら、肝焼きで熱燗をやるって待っている時間が一番いいんです。

 東武伊勢崎線(現在は「スカイツリーライン」)の章では

『馬道通りを挟んだ向かい側には、浅草の老舗「神谷バー」の建物がある。「電気ブラン」というブランデーのような薬草酒のような不思議なお酒が名物で、休日の神谷バー一階に行くと、昼間から年配のお客さんたちの酒盛りでいつも盛り上がっている。戦災で焦土と化した浅草でも、この神谷バーの建物は、大正十年築という、希少なもの、私はここでかつてビールをチェイサーにする「電気ブランの正しい飲み方」を教わって素直に実践したところ、真昼の浅草で泥酔。その日、浅草から家までどうやって帰りついたのかは、未だ不明だ』

 ってのはご苦労さん。

 しかし、『休日の神谷バー一階に行くと昼間から年配のお客さんたちの酒盛りでいつも盛り上がっている』というのは間違いで、別に休日でなくても『昼間から年配のお客さんたちの酒盛りでいつも盛り上がっている』のであります。だって、『年配のお客さん』は別に休日じゃなくてもヒマだからね。もう、ウィークデイだろうがなんだろうが、年配のお客さんはいつも日曜日で真昼間から宴会なのであります。まあ、この辺は鈴木伸子さんの真面目さなんだろうなあ。

 残念なのは王子の章で

『その手前にあるのは「さくら新道」という、元は王子駅前にあった闇市を移転させた飲み屋街』

 というのだが、そのさくら新道はいまは火事で焼けてしまってなくなってしまっており、飲み屋さんで残っているのはホンの数軒ということ。

 埼京線の章では

『その昔、埼京線の池袋と赤羽の間は、赤羽線だった。赤羽線には、山手線から型落ちした、ちょっと古い電車が使われていて、たまに赤羽線に乗ることがあると、都内においての「車両セコハン感覚」というのを味わったものだ』

 と書かれているのだけれども、東武東上線の章ではそんな記述がないことだ。

 実は東武東上線も東武伊勢崎線のセコハン電車が走っていたことは、鈴木伸子さんはご存じないらしい。そこは私よりは多少若いから知らなかったのかも知れないが、実はそうだったんですよ。

 そうかTwitterで教えてあげればいいのか。

鉄道沿線をゆく 大人の東京散歩』(鈴木伸子著/河出文庫/2010年9月20日刊)

鈴木伸子さんの他の『大人の東京散歩』シリーズもどうぞ

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