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2014年12月 8日 (月)

『本の雑誌』末井昭氏のインタビューが面白い

『本の雑誌』2014年12月たぬきそば夜回り号のカバーストーリー(すみません「特集」のことです)が「天才編集者・末井昭の急接近!」

12『本の雑誌 2014年12月号』(本の雑誌社/2014年12月1日刊)

 最初の末井昭ロングインタビューのタイトルが「なりゆき任せとアマチュアリズム、でも、それが一番面白い!」っていうのがいいよね。まさしくそれが末井氏の雑誌作りの基本なんだものね。

 基本的に「白夜書房の末井昭」って、ビニ本とかエロ本の編集者っていう認識。

 でも、末井氏はそうじゃなくて、『New Self』『ウィークエンドスーパー』『写真時代』っていう、写真雑誌とか映画雑誌いう名のエロ雑誌を作っていたんだよなあ。

 取り敢えずは『ウィークエンドスーパー』は映画の雑誌、『写真時代』は写真の雑誌という名目なんだけれども、結局はエロ雑誌。ただし、そのエロ雑誌に載っけていた写真は荒木経惟が撮った写真なんだよな。まあ、時代がまだ荒木経惟全開になっていない時代なので、アラーキーといえば「エッチな写真を撮る写真家」としてしか認識されていなかった時代なんだけれども、もしかしたらそれは荒木経惟自身もまだまだ雌伏の時代だったのかもしれない。

 その後の荒木経惟の活躍ぶりは物凄いことになっているが、多分、それはゴッホが死後になって再評価され大画家として認められたようなものだろう。

 で、末井昭氏が「心情だけで雑誌を作ってきたから、編集術を部下に継承することが出来なかった」という末井氏が、新人教育に使っていたという「編集者十の大切」と「雑誌十の定義」というのがあるそうだ。

編集者十の大切
一、待ち合わせに遅れるな
一、常に礼儀を忘れず
一、誰とも分け隔てなく付き合い
一、原稿を受け取ったらすぐ感想を言う
一、企画は街で考える
一、机上で編集しない
一、思い付いたら人に話す
一、アイデアは貯金しない
一、飽きられる前に飽きる
一、二十四時間営業と思え

雑誌十の定義
一、雑誌は表紙
一、雑誌はタイトル
一、雑誌はビジュアル
一、雑誌はライブ
一、雑誌はバランス
一、雑誌は見出し
一、雑誌はコラム
一、雑誌は元気
一、雑誌は心
一、雑誌は相乗効果

 というのだそうだ。

 まあ、確かにその通りだとは思う。

 基本的に編集者の考え方としては「編集者十の大切」の通りだなと思うし、それは白夜出版でなくても大出版社でも同じものだろう。

「雑誌十の定義」で見て見ると、ちょっと違う部分もある。ただし、基本的にはこれでいいんです。けれども、白夜書房のような「これから新しい分野を切り開く」出版社は、多分、この通りでしょう。けれども、王道を行く講談社とか小学館なんかはそこまで厳しくなくて、「雑誌はバランス」以降はちょっとなくても大丈夫っていうか、まあ、それだけ大出版社はお気軽に編集者生活を送れるってものですけれどもね。

 まあ、いずれにせよ末井昭氏が決して大部数を誇った雑誌の編集長ではなかったにせよ、その時代を作った編集長だったというのは衆目の一致ということなのであります。

 マイナー出版社の編集長として、編集者の経験もないのになってしまった編集長という経験も数少ないとも思うが、そんな編集長が辿りついた結論が、大出版社の編集長が辿りついた結論と同じっていうところが、面白い、

『本の雑誌 2014年12月号』(本の雑誌社/2014年12月1日刊)多分、既にバックナンバー扱いだと思うけど、一部の書店やAmazonでは入手可能。

 まあ、昨日に引き続き今日もちょっとお気楽なエントリーでちょっとスマソ。

 明日からはちゃんと書きまする。

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