フォト
無料ブログはココログ

Amazonウィジェット

  • Amazonおまかせリンク
  • おすすめウィジェット
  • Kindle

« 富士重の新アイサイトが最高評価 自動ブレーキ実車試験 | トップページ | 「アナ雪」に挑むサンリオ、映画には映画で対抗 »

2014年12月 4日 (木)

1年目の役員報酬なんて月8万円でいい

『1年目の役員報酬なんて月8万円でいい』というのは、どんな根拠があって言っているのか、興味を持ったのが本書を手にした理由。

Photo_2『1年目の役員報酬なんて月8万円でいい』(小林琢磨著/WOODY/2014年7月4日刊)

『僕らが1年目、2年目で未経験だったにも関わらず会社が潰れなかったのは、出て行くお金を本当に抑えたからだと思っていて、役員報酬も1年目は1人8万円に設定していたんですね。事務所も家賃がとにかく安い「ノア道玄坂」っていう斜め前がヤクザの事務所だったんですけど(笑)月9万円のマンション1室でスタートしましたし、本当にとことん出て行くお金を抑えた結果、なんとか潰れずに今があったかなという風におもっています』

 まあ、確かに起業した時には一緒に仕事をしているのは、起業の際に志を同じくしている同志みたいなものだから、それは報酬も最低限でも構わないのだろう。しかし、それでは誰でも生活ができなくなってしまうので、いずれの時期にはそれなりの収入を保証してあげなければならなくなる。

『起業って何をするかよりも誰とするかが一番大事だと思っていて、企業って一人じゃ出来ないんですけど、誰とするかがすごく大事なので、良いパートナーを見つければそれだけで8割方上手く行くと思いますし、どんな良いパートナーを見つけたとしても、どんなに仲のいい親友だったとしても、株式の比率だけは!(笑)ちゃんとやった方がいいです(笑)』

『スピード感の共有を事前にしっかり行う』

『あとは意識と意欲の共有ですね』

 問題は、共同で起業するその会社の経営理念とか、その会社の経営方針、社会における存在理念やら、存在意義などで共通のものを持てる人たちでないといけないということなのだろう。それが共有できなければ、例えば会社の目的は大きな収益を上げて自分の収入を上げること(それだって充分起業の目的ではある)だという役員と、そうではなくて社会での存在意義を高めることだという役員の間では、意思の疎通は図れなくなるだろう。特に、会社の経営が上手く行って売り上げが伸びて来たときが、その起業目的の違いがはっきり出てくるときである。

 何のために起業するのか。何のためにその事業を興すのか。誰のための会社にするのか。その会社ができることで、誰が一番喜ぶのか。

 こうした意思が起業役員の中でひとつになっていないと、決して初期の会社経営はうまくいかない。

 スティーブ・ジョブズとスティーブ・ウォズニアックも、最初は一緒に仕事をしていたけれども、ジョブズが一度会社から排斥されて、そして再び戻って来てからは、決して一緒に仕事をしようとはしていない。それだけ、第一次スティーブ・ジョブズのアップルと第二次スティーブ・ジョブズのアップルは別の会社になってしまっていたということなのだ。

『次に1年目に気をつけなくてはいけない事は、とにかく会社を存続させること』

 これが大事。だって誰だって起業することはできる訳だが、問題はその意志が持続するかどうかだ。会社は持続してこそ初めて社会に存在意義を示すことが出来る。そして長く続くことでもって社会から認められるのだ。

 なので、1年目としては……

『1年目は見せ方のブランディングよりも地道な営業活動だと思っていて』

 ということなのだろう。

 だって、1年目はその会社の存在自体がまだ社会から認められていないわけで、基本的には営業活動を地道に行って、自分の会社の存在を社会に知らしめる段階だ。そうした営業活動の結果として、2年目あたりからよその会社からの発注が出てくるというものだろう。で、安定的に活動が出来るのが3年目くらいからなのではないか。

 で、2年目辺りからの動きがこんな感じなのだろうか。

『これも僕が良く言っている持論の1つなんですが、会社経営は3ヶ月に1回は大きなチャンスが必ず来ます。しっかりとちゃんと真面目に、地道に営業活動をしていれば不思議なもので3ヶ月に1回は何かしらの大きなチャンスがくるんです! でもその大きなチャンスは3回に1回くらいしか上手く行かないんですよ不思議な物で。なんであんまり大きなチャンスが来て、オオーッ! やったぜ!!と思っても大体3回に2回は失敗すると言う』

 まあ、3ヶ月に1回は大きなチャンスがあるのならば、それはいい方だと考えた方がよさそうですね。でも、その3ヶ月に1回のチャンスでも3回に2回は失敗するというのであれば、年間で成功するチャンスは年間2回である。というか年間2回も成功すれば会社は回っていくってことなのだろう。

 そんな感じなので、あまり焦って成功を狙っても意味はないってことなのかも知れない。

 で、とにかくスタートアップの時は、余り派手にはしないで地道にやっていけばいいということ。

『とにかく最初は出て行くお金さえ気をつけていれば、ある程度なんとでもなると思っていて、具体的には人件費と固定費。個人的には僕は1年目の役員報酬は生活できる必要最低限に抑えるべきだと思っていますし、固定費も1年目に来客なんてまずないと思いますから、見栄を張る必要なんて全くなくて、打ち合わせとかは近くのカフェで十分ですし、とにかく安いところを借りるべきです』

 って、結局はスタートアップ企業って、基本的にはこんな感じで動いて行ってるのだろう。

 その辺は、別に起業ブーム(?)の現在じゃなくても、ごく普通に起業した人の話として読んでいればいいということなのだ。

『1年目の役員報酬なんて月8万円でいい』(小林琢磨著/WOODY/2014年7月4日刊)

« 富士重の新アイサイトが最高評価 自動ブレーキ実車試験 | トップページ | 「アナ雪」に挑むサンリオ、映画には映画で対抗 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/549500/60744628

この記事へのトラックバック一覧です: 1年目の役員報酬なんて月8万円でいい:

« 富士重の新アイサイトが最高評価 自動ブレーキ実車試験 | トップページ | 「アナ雪」に挑むサンリオ、映画には映画で対抗 »

2017年9月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

PEN PEN チョートクカメラ日記

自転車フォトグラファー 砂田弓弦

シュクレはお留守番

アローカメラ&我楽多屋

まだ東京で消耗してるの?