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2014年10月19日 (日)

Nerholの企画展『ATLAS』って?

 Nerholによる作品コンセプト『僕らは、被写体と向き合い、数分間にわたって200回のシャッターを切る。そして、それら全てをプリントし、重ね合わせて、彫り込んでいく』というのを読むと、なんだか「アナログ3Dプリンター」(?)みたいな気がする。しかし、実際に作品を見ると、3Dプリンターのようにポートレイトに忠実に彫り込んででいくわけではなく、ポートレイトの形とは関係なく、あたかも「3D地図」を見るように、ポートレイトは切りこまれている。そして、それらは普通に撮影されたポートレイトであるにも関わらず、モデルたちはどこか苦しく歪ませられているのである。

『逆説的だろうか? 被写体となった“彼ら”の存在の本質を掴みたいと願うのに、その姿を彫り歪ませることは。しかし、考えてみるに、僕らが生きる社会は、多くのものを、ものすごい速さで消失へと向かわせている。それが現実を記憶する唯一の手がかりにすら思えてくるほどに』

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 そんなNerholの企画展『ATLAS』が六本木IMA CONCEPT STOREにあるIMA galleryで開催中だ。

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 Nerholとは、グラフィックデザインを基軸に活動していた田中義久、現代美術を基軸に活動していた飯田竜太によって2007年に結成されたアートユニット。

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 アイディアを練る(Ner)田中と、アイディアを彫る(hol)飯田。

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 今回、選んだポートレイトという素材に彼らは新しい手法とコンセプトを取り込むことでポートレイトの深層にある意識の一端を表出させる。「写真=平面/彫刻=立体」という枠を超えた作品は、本来あるべき「肖像」を表現しているのかもしれない。
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 再び、彼らの宣言。

『物語は、書物として綴じられたとき、どこにでも移動し、あらゆる人の手に渡ることができるようになった。そして、恐らくそれ以前にも増して、書き換えられ、オリジナルを失うことを運命づけられた。僕らは、“彼ら”の姿を写し取り、層を成す時間を遡るように彫り刻み、それを書物のように綴じてみる。そして、諸現象の連続性へ、消え去ることを順番待ちするかのような循環へ、それを差し出す。綴じられた書物のなかで歪む“彼ら”の姿が、この資本主義をベースにした営為の射程を揺るがせることを願いながら』

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 はたして、Nerholの意図通り、彼らの作品は資本主義を撃つことができたのだろうか。

Noerholの企画展『ATLAS』は11月30日まで、六本木 IMA galleryにて開催中。

IMA CONCEPT STOREのサイトはコチラ

なお、Norholの制作風景はYOU TUBEでも見られます。

LEICA M6 ELMARIT 28mm/F2.8 Kodacolor 400 @Roppongi Minato (c)tsunoken

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