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2014年10月 1日 (水)

COURRIE JAPON 11月号の気になった点

『COURRIER JAPON 2014年11月号』のカバーストーリーは「僕たちはみな、自由になるために働いている」というもの。

「自由になるために働いている」というテーマ設定は、基本的には昔から同じことではある。勿論、一定時間は会社や他人のために自分の能力を提供しながら、それ以外の時間を如何に確保して自分のために使おうというわけだから、基本的には変わらない。

 問題は「働き方」も変えていってしまおうということなのだが……。

Photo『COURRIER JAPON 2014年11月号』(講談社刊)

 特集の内容は……

特集 僕たちはみな、自由になるために働いている。
 世界では今、〝新しい働きかた″が次々に生まれている。こらからの仕事はもっと楽しく、自由になる。

Part 1 「一つの仕事」に縛られずに生きる
 世界各国で利用者が急増中! Airbnbは新しい〝副業″になるか
 リンダ・グラットンが考える「80歳まで働く時代」の人生設計
 「安定」よりも「自由」が欲しい――スマホで〝新しい働きかた″が可能に?

Part 2 「常識」に囚われずに仕事をする
 仕事と家庭をうまく両立するには? 「シリコン・ダディ」に聞いてみよう
 「遅すぎるキャリアチェンジはない」50代で未知の世界に飛び込んだ人たち
 〝理想の会″は日本にあった!? 残業もノルマもない「未来工業」を訪ねて

Part 3 「国境」を越えて起業する人たち
 〝本物の自由″を追いかけてフランスの起業家は海を渡る
 日本にはないチャンスを求めて「アジア最後のフロンティア」へ
 海外で働く日本人を助ける「和僑」というネットワーク

Part 4 日本でもできる「新しい働きかた」
 「仕事の常識」を変える会社に1日体験入社してみました
  Company 01 チームラボ 「上下関係がない会社」で〝仲間″とともに仕事をしてみたら
  Company 02 八面六臂 「アマゾン」を目指す会社で旧い業界に革命を起こせ!
  Company 03 クレイジー 仕事と家庭を区別しない!? あえて「家族のように」働いてみる
  Company 04 日本交通 〝老舗企業″で新事業を創るという過去と未来をつなぐ仕事
  Company 05 クロスフィールズ 本当の「やりがい」を求めてNPOで働くということ

Changing Work Values 私たちの「働きかた」はこれからどう変わりますか? WANTEDLY 仲暁子さん

 というのがそれそれのタイトル。

 まあ、それぞれの内容については読んでいただくしかないが、一番気になるのが『「安定」よりも「自由」が欲しい――スマホで〝新しい働きかた″が可能に?』という記事。

「ウーパー」や「リフト」「サイドカー」といったスマートフォンのアプリを使った配車サービスに登録し、自家用車で依頼客の送迎をしたり、パソコンの「クレイグリスト」で料理の依頼があればそれに応じたり、「タスクラビット」で簡単な大工仕事やクローゼットの整理などを請け負ったりする、「シェアリングエコノミー」という経済モデルで仕事をしている主婦の話なのだ。

 これは『サービスを求める人」と「提供する人」を仲介するサイトやアプリを利用して働く』方法で、こうした人たちは「マイクロアントレプレナー」つまり『独立した請負業者として、自分のスキルや時間、資産を提供する〝小さな起業家″』として認められているというこのなのだ。

 この「シェアリングエコノミー」では、『これまで専業のプロが担っていた「運転」や「料理」、「秘書」といった高価なサービスを、一般の人々が頼みやすくなる』というメリットがあるという。

 しかし、こうした『短期的な単発の仕事を請け負う働きかたは、長期的には労働の価値を下げる』という指摘もあるようで、『労働者の立場が極端に弱い〝買い手市場″なのです。消費者にとっては、サービスを利用する際のコストがカットできていいかもしれません。でも、働き手にとってはどうでしょう? 賃金を下げる圧力を、いとも簡単にかけられてしまうわけです』とか、『賃金をもらう〝奴隷″とさえいえると思います。労働を提供する先が企業であるにせよ、個人の依頼客であるにせよ、すべての主導権が「雇用主」に握られているのに変わりはありません。これはテクノロジーが斡旋する〝奴隷制度″です』などという指摘もある。

 確かに、仕事を発注する側の条件が低すぎれば断ればいい、というのは如何にも発注側・受注側の自由契約にも見えるが、だったらその条件で引き受ける人が現れたらそこでビジネスは決定してしまうわけなので、結果としてその仕事の条件はどんどん下がっていくという仕組みになるわけだ。

 それを防ぐために産業ごとの「最低賃金」を決める法律などがある訳なのであるのだが、それはあくまでも被雇用者しか対象にしていない。この主婦のような「独立自由業者」は対象になっていなく、そこはあくまでも「ビジネスの自由・契約の自由」でしかないわけだ。

 これに似たようなケースが日本でもランサーズなんかの発注・受注システムにもあるわけで。ランサーズの発注値段にもかなり「?」なものが多かったりする。勿論、発注側には、これまでの作業依頼の値段を下げたいという意思があって、そういうところに発注するのだろうし、受注する側にも、多少受注値段が下がっても、そうした仕事をしたいという意思が働いているから、そうしたビジネスが成立するんだろうけれども、しかし、その結果、クリエイターたちの「価値」がどんどん下がっていってしまっている、ということにも考えを及ばせなければならないだろう。

 基本的にフリーのクリエイターたちは、常にそのようなリスクは承知で仕事をしているわけであるが、それは「いつか売れっ子のクリエイターになってウハウハ言わせながら暮らす」という、淡い目的があるからなのであって、クリエイター業でない、運転手とか料理人とか家事手伝い的な仕事までそのような「クリエイター幻想」の中に取り込まれてしまっては、まったく「奴隷労働」ということになってしまうだろう。

 特集記事そのものは「新しい働きかた」の提案で面白かったが、その記事だけはちょっと気になった。

 いいのかそれで……、本人さえよければ……ということじゃないと思うんだけれどもなあ。

『クーリエ・ジャポン 2014年11月号』(講談社刊)

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