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2014年8月 5日 (火)

『起業すると月曜日が楽しくなる!』という正直本

 栢氏は友人や知人と晩ご飯を食べるときは、ほぼ必ずお酒を飲むそうだ。しかし、さらにお酒を勧めてくれる友人に

「この後、仕事をするから、そろそろ水にするよ」

 と言って、友人からビックリされ、同情されるそうだ。

 しかし、

『仕事に追い込まれて仕方なく夜も働くわけではなく、純粋に楽しいから仕事をしたいと思っているからです。大変でもなんでもありません。起業したおかげで、わたしはゲームや麻雀、健康、という自分の「好きなことだけ」を仕事のテーマにできています。だから一日の締めくくりに、お酒を飲んで気分も高まった時も、楽しみである仕事をしてから眠りたいのです』

 ということが事実なのだそうだ。

Photo『起業すると月曜日が楽しくなる 「好き」で会社を作る』(栢孝文著/ゴマブックス/2014年6月14日刊)

 栢氏は㈱シグナルトークというオンライン麻雀「Maru-Jan」他、パソコンソフトなどの開発・運営をしている会社を経営している。資本金1000万円、従業員数33名。2002年にアメリカで法人登記(同時に日本支社設立)。まだまだ若く、小さくて、社長がというか、社員一人ひとりが全体を見通すことができる企業である。

 なので

『2週間に一度、社員全体での経営会議を開いています。普通の会社は幹部だけで会議をし、そこでの決定事項を社内に通達するのだと思いますが、弊社は違います。一人ひとりが経営方針や会社の運営について関わりをもつスタイルです』

 ということも可能だし、

『風邪防止の観点から、一日一本、好きな野菜ジュースを飲めるようにしました。気休めかも知れませんし、このために年間何十万円かの予算が必要になりますが、喜んでくれているスタッフは多数います』

『月間売上げが前年比の10%増を達成できたら、次の月に1日休める制度をつくりました。ボーナスが増えるといった収入面でのプラスももちろんありますが、家族とすごしたり好きに時間を使ったりできることは、お金以上の価値があると思います』

『通常の会社では、一般的には副業が禁止されています。おそらく、本業に差し障るといけないという理由からだと思います。しかしシグナルトークでは、申告さえすれば副業をすることが可能です。というのも、副業で培った技術が、本業で役立つことがあるからです。本業に差し障るどころか、仕事の質を高めてくれるのなら歓迎します』

『毎週月曜日は、自分が提案する新規事業に取り組む日です。
 弊社では社員一人ひとりにどんどん新規事業を提案してもらい、プレゼンによって賛同者を得た場合にはプロジェクトとして動き出します。どの程度の人を集められるかによって、3人のグループもあれば10人のグループもあるといったように、規模には差があります。
 社内で立ち上げる新規事業といっても、別に本業とのシナジーが求められるわけではありません。公序良俗に反しなければ何をやっても構わないので、ゲーム会社ではありますが、バーの立ち上げなどまったく関係ない事業も動いています』

『利益は株主にではなく、できるだけ社員に還元したい。その想いを形にするため、利益の50%を賞与として分配することにしています。これも上場していないからこそできる、社員への成功報酬です。
 分配の率は、社員全体の年4回の相互評価による投票で決定します。まず3ヶ月の間に自分がどれだけの仕事をしたかを、メールで全員にアピールします。それを参考にしながら投票するのですが、自分以外の人に対する相互評価をおこないます』

『有給取得奨励日を設けています。
 年末年始やゴールデンウィーク、連休の前後を奨励日としています。その日を休めば、まとまった休暇になるような日です。そして、回覧をまわしてその日に丸をつけるだけで、休暇取得が許可されるようにしてあります』

『シグナルトークでは、社内のメールがすべて可視化されて情報共有ができるようになっています。給与以外の情報であれば、本日の売上げ、決算書、制作物など、すべてを見ることができます』

 などなどという事柄が可能なのだ。

 しかし、それも少数精鋭の会社ならではのこと。これが社員数が数百人、数千人、数万人になってしまえば、そんな直接民主制みたいな経営はできなくなるのだろう。

 まあ、いってみれば「会社ごっこ」みたいなものである。

 であるからこそ『起業すると、月曜日が楽しくなる』である。

「ああ、明日は月曜日か」

 なんて憂鬱な気分になったり、「サザエさん」や「笑点」のテーマソングが聞こえてくると、とたんに焦ってみたりなんてことはないのだろうな。

 そんな意味では、起業して最初の峠を乗り越えた時の企業の気分なんてそんなものだろう。まあ、一番いい時。

 それが過ぎると、またちょっと厳しい時代になって、ちょっと憂鬱になったりして、「サラリーマンやってたら、こんな苦労をしなくてもよかったんだよなあ」なんて反省してみたりしてね。

 結局、人間なんてそんな繰り返しをしながら歳を取っていくんだろうな。

 あ、それと栢氏の正直なところ。

『わたしにとって初めての書籍になるこの本を出すにあたり、ライターの尾崎久美さんのお力がなければ、この書籍は完成しませんでした。的確なライティングありがとうございます』

 と、ゴーストライター(実際に書いてしまっては「ゴースト」ではないが)の存在をあらかじめ言ってしまっている著者はあまりいない。

 まあ、栢氏は正直な人なんだろうな。

『起業すると月曜日が楽しくなる 「好き」で会社を作る』(栢孝文著/ゴマブックス/2014年6月14日刊)紙版も出ているが、ちょっと高い。

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