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2014年8月18日 (月)

一般『教養としてのプログラミング』の時代だよな

 清水氏があるとき、大学生を対象とした無料のプログラミング講座を開催した際、そこに参加したのは文系の学生だったそうだ。

『さて、そのとき参加した文学部の女子学生に、なぜプログラミングに興味を持ったのかを尋ねてみると、彼女は「21世紀では、いずれプログラミングが教養の一つになると思うから」と答えました』

Photo_3『教養としてのプログラミング講座』(清水亮著/中公新書ラクレ/2014年3月10日刊)

 確かに、小学生にプログラミングを教えるスクールや、小学生にもできるプログラミングの本なんかがかなりあるし、2014年度の学習指導要領から中学校の技術・家庭科で「プログラミングによる計測・制御」の授業が必修化されたというから、最早、本当に「プログラミングが一般教養の一つになる」時代は、もう来ているんだなと思えてくる。

 我々オールド世代は「プログラミング」というと、それはほとんど「コンピュータ」と同義と考えてしまうのだけれども、別にそれはコンピュータ出現以前からあったもので、確かに「プログラミング=プログラムを組む」と考えれば、それは別にコンピュータとは関係ない言葉なんだなという風には理解できる。

 つまり「運動会のプログラム/発表会のプログラム/入学式・卒業式のプログラム/仕事のプログラム」等々、プログラムというものは世の中に溢れている。要は「手順を正確に記した文章」がプログラムであり、それを書くことがプログラミングなのだと考えれば、別にどうということもない。

 では、何が一般人をしてプログラミング(ここではコンピュータのプログラミング)から遠ざけているのか? 問題はコンピュータに指令を出すのに、そのコンピュータにしか分からない言葉があるということなんだなあ。

 つまり、私が学生の頃はまだパーソナルコンピュータなるものは存在しなくて、FORTRANとかCOBOLなんてのがコンピュータ言語だった。

 その後、さまざまな改良が行われ、C++や、インターネットの時代になってPerlとかJavaなんかの言語が今では一般的になってきているようだ。

 本書では清水氏自身が開発したビジュアルプログラミング言語「MOONBlock」を使って解説を進めている。「ビジュアルプログラミング言語」とは、プログラムをテキストで記述するのではなく、視覚的な操作でプログラムするプログラミング言語のこと。Webブラウザ上で動かすプログラムでパペットを選んだり、ビヘイビアからいろいろ選んだりしていくうちに、プログラミングが進行しているというもの。

 ソースコードを見られるようになっていて、それを見るとJavaScriptで書かれたソースコードが出てくる。つまり、MOONBlockは実際はJavaScriptで書かれたプログラムなんだけれども、JavaScriptを知らなくても使えるプログラムなんだということがわかる。

 そういえば、昔、Macintoshを使っていたときにHyperCardというソフトを使っていた時期がある。私自身が作っていたスタックはごく簡単なものでしかなかったが、凄い人はそれでゲームソフトなんかを作っていた人もいた。そうかHyperCardも一種のプログラムの要素だったんだな。

 つまり、プログラミング言語というのはコンピュータに読ませるための言語であり、それは例えば英語やフランス語、イタリア語なんかと同じ、私たち日本人にとっての外国語と同じものなのである。ということは、外国語習得で大事なことは「その言葉を使う」ということであるのであるから、プログラミング言語も結局はそれを使ってみることが一番大事なことなのである。要は、その言葉の文法が分かるかどうかでなく、使えるかどうか。なので、実はプログラミング上達のスキルは、そのプログラムを組んでみること。

 というか昔のコンピュータはあらかじめインストールされたソフトなんかはなかったから、我々は何かを参考にしてそのプログラムをコンピュータにインプットしなければならなかった。つまり、その基本は「丸写し」でありました。

 そのプログラムの意味なんかは分からなかったけれども、取り敢えず丸写ししてコンピュータにインプットしたプログラムがちゃんと動いたという経験は、なんか自分が凄いことをやれたような気がしたものだ。実は、誰かさんが書いた文章を丸写ししただけなんだけれどもね。でも、他言語の習得の方法はそれしかない訳だから、それが一番の勉強法。

 なので、MOONBlockで書いたプログラムでも、いちいちソースコードを見ていれば、そのうちJavaScriptを覚えて、それが書けるようになるのだろう。

 パーソナルコンピュータの父と呼ばれるゼロックスのパロアルト研究所いたアラン・ケイは

『パーソナルコンピュータ(組織や企業で所有するのではなく、一人一人がコンピュータを占有するという考え方)』

『エンドユーザープログラミング(開発者ではなく、ユーザ自身がプログラミングを使いこなすという考え)』

 というコンピュータ開発の結論にたどり着いたという。

 つまり、誰もが普通の言葉を話すようにコンピュータ言語を理解し話し、プログラミングできる、というのがコンピュータ開発の究極の目的であるということ。

 そんな究極なまでに進化した時代がもうすぐやってきそうである。

 私も再びプログラミングに挑戦してみようかな。

 とりあえずMOONBlockで遊んでみようっと。

 まあ、今書いているブログのHTMLくらいは分かっていますがね。これもプログラミング言語の一種。

『教養としてのプログラミング講座』(清水亮著/中公新書ラクレ/2014年3月10日刊)Kindle版も出ている。

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