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2014年6月27日 (金)

『電子書籍を売る方法』はいろいろあれど

 一昨日に引き続き、もりぞお繋がりであります。

 とにかく、電子書籍だけで一万冊売ったという事実だけでもスゴい!

Photo_4一万冊売ってわかった! 電子書籍を売る方法』(森山たつを著/森出版/2014年6月26日刊)

 もりぞお氏は『ビジネスクラスのバックパッカー もりぞお世界一周』というシリーズで20種類の本を出し、その他に一昨日紹介した『カンボジアでカレー屋作っちゃいました』などの電子書籍で2014年3月現在で、有料販売数1.5万冊、無料販売数1300冊というのだから、一冊当たり700冊強が有料販売数だというのだから、電子書籍としては相当優秀な成績である。

 えっ? 700冊で優秀な成績だって? といった貴方、電子書籍なんてそんなもんなのですよ。『スティーブ・ジョブズ』が紙の本で100万部、電子で1万部というのは、従って相当に破格の売れ方であって、普通の人の電子書籍の販売部数としてはそれが普通の部数、っていうよりまあいい方の売れ方であります。なので、電子書籍を出せる出版社っていうのは、基本ベストセラーを出せる実力のある出版社が、紙の本を出したついでにちょっと紙の本の制作費用をチョロまかしてオーサリングをやっちゃうていう具合じゃないと、出版できないのだ。まあ、会社にそのぐらいの余裕がないとね……。

 で、まずもりぞお氏は最初に結論を書いちゃう。まあ、こうした短い本ではそれもありかな。

・電子書籍をつくるのに一番簡単なツールはlivedoor blogである。これを使えば、blogをつくるのとほぼ変わらない方法で電子書籍をつくれる

・電子書籍をたくさん売りたいなら、AmazonのKindle Direct Pubkishingが圧倒的。複数の書店向けに発行手続きをするリソースがない人は、KDP一本で充分なくらい

・電子書籍個人出版の価格は99円と250円の2択。もちろん、それよりも高い価格をつけてもOKですが、値段を上げるよりもいい方法がある

・電子書籍を売りたい人は、まずblogやtwitterで読者の役に立つ情報を発信する。無料でリンクをクリックするだけで読めるblogの上で読まれないモノは、有料で売れるわけがない

・発売後のプロモーションは、仮想敵をつくって、楽しく!

 この最後の「仮想敵」についてのくだりが面白い。

『日本の旅行文学の金字塔、誰もが知ってる沢木耕太郎の名作「深夜特急」。Amazon Kindle Storeの旅行部門のランキングトップは、この深夜特急1-6巻が占めていることがほとんどです。
 でも、KDPで個人が発売すると、この中に結構食い込めるんですよね。前述したとおり、KDPのランキングは結構ゆるいです。しかも、総合ではなく旅行記部門なら10冊売れただけでも結構上に行けます。
 そこで、twitterやblogでこう叫ぶのです。
「世界一周紀行チベット編、深夜特急2巻もやっつけた! 残るは1巻のみ!」』

 つまりこれ、Amazonらしい売れ方の典型例なのである。つまり、クリス・アンダーソンの『ロングテール』のいわば実践例である。Amazonの売れ方は、多くの商品が少しずつ長い間売れ続けるという売れ方で、それをごく短期間での売れ方でランキングを付けている訳なので、その短期間の中で新刊である『もりぞお世界一周』が、『深夜特急』よりも瞬間風速的に売れる週があったりするのである。ところが、twitterやblogの読者にとってみると『深夜特急』というベストセラーと売れ行きで競っているように見えて、「えっ? そんなに売れてるの? じゃあ、読んでみなきゃ」という風になり、『もりぞお世界一周』を買ったりするわけなのだ。 

 勿論、『深夜特急』がもし新刊で出たばっかりで、それとほぼ同時に『もりぞお世界一周』が出たって、それは歯牙にもかけられずに、忘れ去られてしまうのであります。

 しかしまあ、一時期でもあのベストセラーを抜いたっていうのは快哉ではあるから、もりぞお氏にとっては嬉しくもあり、同時にこれは自著の格好の宣伝の機会であるに違いない、と考えることは別になんの問題もないわけだ。で、『仮想敵をつくって、楽しく!』ということになるわけなのだな。

 と同時に、事前に宣伝とか何もしない電子書籍自体が、ちょろちょろ地味に売れていくものなので

『紙の本の売り上げって、基本はふろーで、一回売ったらおしまいの場合がほとんどです。(一部ベストセラーを除く)でも、電子書籍って、こんな風に、ちょろちょろと売れる場合もあるので、何冊も何冊も出していると、もしかしたら毎月それなりの額が入ってくることになるかもしれません』

 ということ。ただし、それで食っていけるかっていうと……、そこまでは入ってきませんな。

『私は、半年で1万冊売っても50万円じゃく。東京では食ってはいけますが、家賃が払えません』

 という程度。

『「本書きたいとおもってるんだよね…」とつぶやいてるのであれば、まずは無料のblogを立ち上げること。こからです』

 というのであれば、私のブログもすでに400ページの本で7冊ぐらいの分量になっている。じゃあ、それを編集でもして電子書籍でも出してみようかな。

一万冊売ってわかった! 電子書籍を売る方法』(森山たつを著/森出版/2014年6月26日刊)当然、電子版99円というだけの販売である。

こういう紙の本もあります。Kindelが出る前の出版だしね。

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