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2014年6月14日 (土)

『この写真がすごい2』のすごさについて

 写真集という本のジャンルは面白い。

 勿論、ある写真家の写真を収録したのも写真集だが、その他にもタレントの写真集なんてのもあるし、あるテーマに沿って撮影された写真を写真家とは関係なく集めたものもある。

 で、こんなテーマもなく、写真家による収録でもなく、タレント写真集でもなく、ただ単に「この写真がすごい」というだけで、いろいろなソースから集めた写真集だってあるのだ。

2『この写真がすごい2』(大竹昭子著/朝日出版社/2014年5月25日刊)

 大橋仁のこの写真につけられた大竹昭子のコメント。

Jioh_surrended_01(c)大橋仁

『肉が駆けてくる、という感じがする。周囲が暗く、ほかに何の要素も写っていないことが肉の塊を強調している。ヒト科の生き物が誕生してから現在に至るまでの、長くて遠かった道のりを想う。ただ裸になって駆けているというだけなのに、生物の歴史が浮かんでくる』

 あるいは石川直樹のこの写真につけられたコメント。

Photo(c)石川直樹

『建物のタイル張りの壁と、男の笠の背後に浮かぶ蛍光灯の光に注目。異様な雰囲気をたたえた「神」が、ふつうの住宅の庭に立っていることにぞくっとする。ありふれた場所に、ふっと現れ、いつもの日常を非日常に変えるのが「神」の仕事なのだ。その意味はタイルの壁が入っていなければ消えてしまう』

 更に菱沼勇夫の写真についてのコメント。

Photo_2(c)菱沼勇夫

『周囲は完璧な闇で、足下には水が満ち。朱色の影が水面を照らしている。救出不可能のような印象を与えるのは、正方形の画面のど真ん中に、どの辺からも等しい距離をとって立っているせいだろう。絶体絶命の状態が神々しさを放っている』

 などなど、70点の写真からランダムに選んだだけのコメントであるので、それぞれのコメントにも一貫性はない。ただただ「この写真がすごい」ということで、大竹昭子氏が如何にその写真から「すごさ」を感じたかを、「ねえねえ、この写真ってすごいって思わない?」という感じで書いているだけ、っていうのが実は「すごい」のだ。

 実は、それらの写真を選び取るセンスが「すごい」のだ。
 

『この写真がすごい2』(大竹昭子著/朝日出版社/2014年5月25日刊)

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