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2014年5月 1日 (木)

『だから日本はズレている』でいいのだ。

 今日から五月だ、と言っても関係ないじゃんという人には本当に関係ない。取り敢えず、私だけに関係あるんだ。

 まあ、それは別として、下記のお話しを読んでください。

 実は「だからなんでって言うんだよぅ」ってのが、本心なのですが……。

<以下、真面目に>

『大きく分けて本書は二つのパートに分けられる。前半は、文字通り日本の大きな「ズレ」に焦点を当てる。そして後半では、「ズレ」の中でもがき苦しむ「若者」たちを描いていく』

 ならば、どんな「ズレ」があるのか各章ごとにキー・フレーズを上げながら見ていこう。

Photo_2『だから日本はズレている』(古市憲寿著/新潮新書/2014年4月20日刊)

「リーダー」なんていらない
『いくら小さな集団でもリーダーは優秀なほうがいいが、フォロワーが一緒になってリーダーを育てていけばいい。うまくいかなければリーダーを替えればいい。別にリーダーだからって、24時間リーダーである必要はなくて、ある時にはリーダーになり、ある時はフォロワーになればいい。それでも厳しいなら、その集団を解散して、また新しいことを始めればいい』

「クール・ジャパン」を誰も知らない
『要するにクール・ジャパンとは「ジャパンブランドによる外貨獲得戦略」である。別に日本文化論を語らずとも、いかに「日本」というブランドを使って外貨を獲得できるかということを考えれば、議論はもっとシンプルになる』

「ポエム」じゃ国は変えられない
『そもそも、国民的な経験に根ざさない憲法や建国の理念は、結局国の形を何も変えないだろう。革命や独立に代わり、かろうじて日本における国民共通の記憶と呼べそうなものは、およそ70年間続いた「平和」意識くらいだ。良くも悪くも、治安が良く、平和であるという意識だけは国民の間で共有されている、だとすれば、「平和」意識から乖離した憲法が国民から受け入れられることはないだろう』

「テクノロジー」だけで未来は来ない
『新しい技術を用いたところでそれが作り手の思った通りに活用されるとは限らない。しかも、そのテクノロジーというのも、往々にして不完全なことが多い。技術だけで社会は変えられそうにない』

「ソーシャル」に期待しすぎるな
『「マスメディアの時代は終わり、次はネット時代だ」と言われることがある。しかしそれ自体が一つのメディアが世の中をくまなく覆い尽くす、というマスメディア時代の発想だ。実際は、両者が共存していくに過ぎない。ソーシャルメディアに過度に怯える必要はないが、必要以上に期待をしても仕方がない』

「就活カースト」からは逃れられない
『就活というのは、自分を売り込むという最も簡単な営業の一つだ。自分さえも売り込めない人が、社会人になった時。誰かが作ったモノを売り込めるかは怪しい。何かを「売り込む」というのは、もはや文系や理系と問わず必要とされるスキルである。
 就活を楽しめる人は、たぶん入社後も働くことを楽しめる。そして就活が大変だった人は、たぶん働いてからも大変だ。日本で生きる限り、就活カーストの呪縛から逃れるのは、難しい』

「新社会人」の悪口を言うな
『新入社員が使えないのは当たり前である。仕事ができないのも当然である。
 なぜならば、「仕事ができる」というのは多くの場合、その人が所属するコミュニティや業界のルールを多く取得できたかということに依存しているためだ』
『「新社会人」の悪口を言うくらいなら、彼らの活用方法をきちんと考えてあげてほしい。しかもそれは、若者のためというよりも、企業のために必要なことなのだから』

「ノマド」とはただの脱サラである
『ではなぜ「自由」を求める議論は繰り返し亡霊にように現れてくるのだろうか。それはノマド論信者の多くが、雇われて働く人だからだろう。日本において就業者総数に占める雇用者(雇われて働く人)の割合は実に約8割。
 つまり「自分らしい生き方」や「会社に頼らない働き方」は、あくまでも夢だからこそ、繰り返し何度も語られるのだ』

やっぱり「学歴」は大切だ
『アメリカでは社会で成功する要因として51.7%、イギリスでも37.4%の若者が「学歴」が重要だと答えているのに、日本ではそれが10.4%に過ぎない』
『社会階層上位層のほうが、授業の理解度だけではなくて学習意欲が高いのだという。
 一方で、社会階層下位層では「努力」からの撤退が起こっている。彼らは学校で学ぶ意義を見つけられずに。将来よりも現在を楽しもうとする。結果、勉強を頑張るよりも「自分探し」に奔走するようになるという』
『きちんと勉強をして、「いい大学」に入り、「いい会社」に入るというのは、とても効率のいい人生だ。漫画家になるための王道はないが、東大をはじめとした「いい大学」に入るためのメソッドはたくさん開発されている』

「若者」に社会は変えられない
『アメリカという国にはわかりやすい「貧困層」と「富裕層」が溢れている』
『やはり若者のデモが盛んなヨーロッパも、若年失業率がとにかく高い』
『2013年に内閣府によって実施された「国民生活に関する世論調査」によれば、現在の生活に「満足している」と答えた20代の割合は78.4%にも達する』
『社会は、ちょっとずつ変えていくしかない。ということは、社会をよくするためには「静かな変革者」を少しずつでも増やしていくしかない。
「静かな変革者」と対照的なのが自称「保守」の人々の間に広がる相互不信や他者攻撃だ。誰かをバッシングして自分のちっぽけな自尊心を満たすぐらいなら、実際に日本の役に立つことを出来る範囲で、明日から始めたらいい。少なくない若者たちは、既に動き始めている』

闘わなくても「革命」は起こせる
『かつての対抗文化運動を知っている人からすれば、「暮らしの実験室」や「One Kitchen」はとても社会運動には見えないだろう。確かに彼らは、資本主義や消費社会に対する違和感を表明はするが、真正面からそれに立ち向かっているようには思えない。
 闘うのではなく、むしろ降りている』
『明治維新から一世紀半、戦後およそ70年。僕たちの暮らすこの社会は、少なくとも人の一生分くらいは古い。高齢者がある日突然それまでの価値観を捨てることが出来ないように、この社会も突然には変わらない。社会全体を無理やり変えようとしても、ダイエットのようにリバウンドするのがオチだ』
『「やさしい革命」は、「今、ここ」にいる「僕たち」を充実させることから始まる』

このままでは「2040年の日本」はこうなる
『この絶望の国に終焉は訪れるのだろうか』

 うーん、こうやってエッセンスだけを抽出してみると……、なんか当たり前のことばっかり言っているように思える。

 そうか、「ズレ」というのは当たり前のことであるのだなあ。「おじさん」と「若者」は当然に「ズレ」ているし、我々が目指そうとしている社会と「今ここの社会」も「ズレ」ている。そんな「ズレ」を何とかしようとして、我々は生きているのだし、だからこそそこに「生き甲斐」なんてものを持ったりするんだろう。

 ということは、世の中すべて「ズレ」ているのである。

 それでいいのだ(@バカボンのパパ)

『だから日本はズレている』(古市憲寿著/新潮新書/2014年4月20日刊)Kindle版はまだ出ていない(いずれ出るだろうけれども)

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