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2014年4月 4日 (金)

『いますぐ妻を社長にしなさい』と言わなくてもいい、不労所得の作り方

 株式投資で失敗し妻の持参金にまで手をつけてしまったメガバンクの銀行員が、そこから起死回生の思いで始めたのは、妻を社長にした賃貸不動産業だった。

Photo『いますぐ妻を社長にしなさい サラリーマンでもできる魔法の資産形成術』(破産しかけた現役銀行員 坂下仁著/サンマーク出版/2014年2月25日刊)

 坂下氏はメガバンクの銀行員として、企業や個人を相手にコンサルティングや資産運用のアドバイスをするのが仕事だ。ところが、そんな「資産運用のプロ」と思われる人も、自分のことになると周囲を冷静に見られなくなり、下げ基調になったときの「損切り」ができなくなる。で、結局、その損を取り戻そうとして借金地獄に陥ってしまい、破産寸前まで追い込まれることになってしまう。

 とは言っても破産したわけでもない坂下氏は、爪に火を点すような生活を送りながら、サラリーマンは続けていたので、そこで収入の2割を財形貯蓄に回し、支出を少なくして、取り敢えず数百万円を貯めた。で、そこで始めたのが「妻を社長にした不動産賃貸業」。貯めた数百万円を元手に、単棟アパートを購入、といっても当然そこではお金が足りないから、足りない分は銀行ローンになる。基本的に銀行は担保として一番評価するのが不動産であるからして、基本的には不動産ローンが一番銀行としては安心できるローンではあるのだ。

 坂下氏は『銀行から見て、一番信頼できる資産は「人物の信用力」、そして「不動産」だからです』と書くが、それは逆ではないかと考える。基本的に銀行は「逃げも隠れもしない不動産」こそが今も昔も一番信頼できる物的担保である、と考えているだろう。

 で、『夫がサラリーマン、妻が大家という組み合わせは、じつは向かうところ敵なしの最強の組み合わせ』ということになる訳だ。つまり、「定期収入がある夫がいて、不動産を持っている妻がいる」という組み合わせだから、銀行としては絶対取りっぱぐれのない貸付だということになるわけですね。

 多くの企業では「副業禁止」というルールがあるために、主業の他に収入を得ることはできない。

 そこで「妻を社長にした賃貸不動産業」というプライベート・カンパニーを立ち上げる訳ですね。

 妻(というか女性)を社長にするメリットというのもあるようだ。

 それが……

『女性は生まれたときからコミュニケーションの達人』
『男性にはない、対立する相手と気持ちよく付き合う姿勢』
『コンサルタントも脱帽の仕事と家事を両立する能力』
『ピンチのときほど発揮される妻の天才的な機転』
『節約意識も立派なビジネススキルである』
『ラッキーを強引に引き寄せる「ちゃっかり力」』

 という女性ならではのいろいろな能力というか、言ってみれば「女性力」のようなものが、結構起業には役立つってこと。

 更に、妻でも可能な賃貸不動産業というのはどういうものか、と言えば……

①小さな金額から始められること
 *初めて賃貸物件を取得するような個人に対しても銀行がお金を貸してくれるので、少ない資金でも始めることが可能

②利他的なビジネスであること
 *大家業は他人のために住居を提供するという利他的な事業

③簡単に学べて再現性があり、片手間で手軽にできること
 *大家業はビジネスモデルが単純なので、素人にも簡単に学べて、再現性もある

④家事の合間にできて、ムリなく続けられること
 *大家業は主婦の延長線上で家事の合間にできる

⑤他人まかせにしないで、妻がコントロールできること
 *大家業は妻自らがコントロールすることが可能

 ということは、別に妻に任せるかどうかは別として『事業化に適した趣味や特技、あるいはやりたいことがこれといって見当たらない方は、大家業を選ぶのが一番無難ではないかと思います』ということなんだなあ。

 まあ、以前にも書いたが、私も前にサラリーマンをやりながら不動産収入を得ていた時期があって、別に妻を社長にして「業」を営んでいたわけではないが、その時の経験から、「賃貸不動産業は、こちらが何をしなくても、不動産が勝手に富を生み出してくれる」ということは良くわかっている。

 ということなので、この本で坂下氏が書いていることには大賛成。特に、これから年金なんかも切り下げられてしまうという時代になったら、やはり「自分年金」という発想法で不動産の賃貸収入を得るというのは大正解なんだよなあ。ただし、その賃貸不動産の「立地」ってのが大事だということは、よくよく理解するように。

 最後に、この本に書かれている……

『通貨とは「感謝の気持ちやお詫びの気持ち」をわかりやすく「見える化」したものにすぎません』
『1万円という名の紙切れの上には、1万円という数字で表現された「感謝の気持ち」が乗っかっているというわけです』
『すなわち、お金の本質が見え始めると、「感謝の気持ちをたくさん産みだした人ほどお金持ちになれる」ということがわかるようになります』
『「自分のため」よりも「他人のため」の働きのほうが、他人から感謝されるので、感謝の気持ちとしてお金がより多く流れ込んできます』

 といった、なんか「自己啓発本」みたいな部分は読まないでよろしい。

 要は「不動産収入という不労所得を自分のメインの収入の他に準備しておくと、いいことがありますよ」ということだけ読みとれば、いい。

『いますぐ妻を社長にしなさい サラリーマンでもできる魔法の資産形成術』(破産しかけた現役銀行員 坂下仁著/サンマーク出版/2014年2月25日刊)Kindle版もある。

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いや、自己啓発の部分にかかれている真意がわからないようでは、この本を読む価値がありません。

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