フォト
無料ブログはココログ

Amazonウィジェット

  • Amazonおまかせリンク
  • おすすめウィジェット
  • Kindle

« 校長という仕事 | トップページ | 東京大学・健康と医学の博物館で『糖尿病の真実』展 »

2014年4月11日 (金)

他人を攻撃せずにはいられない人

『他人を攻撃せずにはいられない人が世の中には随分いるんだなあと、つくづく思う。そのターゲットにされて痛い目に遭っている方の話を精神科医としてうかがう機会がとても多いからである』

 ふ~ん、そんなに多いのか。

Photo_2『他人を攻撃せずにはいられない人』(片田珠美著/PHP新書/2014年3月7日刊)

 私はいわゆる「いじめ」というものに遭ったことがないので、この辺の感覚はよくわからないのだが、確かに他の人から攻撃されたり、「いじめ」にあったり、DVなどの被害や、その結果「うつ」になる人が最近は多いようだ。

 で、どんな人が「いじめ」に遭いやすいのかというと

『特に、おとなしい人ほどターゲットにされやすい。おとなしい人は、自己主張も自己防衛も苦手で、されるがままになっていることが多いからである。それどころか、利己主義者と思われたくなくて寛大な態度を示したり、自分が悪いことをしたわけでもないのに謝罪して償おうとしたりすることだってある』

 ええっ? そんなことまでする人がいるのか? と考えてしまうのであるが

『これは、主として2つの理由による。まず、他人からどう見られるのかを気にするからである。また、不破や葛藤をできるだけ避けたいという気持ちが強いためである。波風を立てるくらいだったら、断らずに相手の要求に従っておこうということになるわけである』

 とは言うものの

『幼い頃から愛情を充分に受け、自主性を尊重してもらって、伸び伸びと育ってきたような人は、断ることもきちんとできる。当然、ターゲットになることも少ない。自分に自信があるからである。
 逆に、子どもの頃から、ほめられることがほとんどなく、けなされてばかりで育ってきたような人は、自信を持ちにくいので、断ったら嫌われるのではないかという不安にさいなまれやすい。そのため、なかなか断わることができず、ターゲットにされやすい。その結果、傷つけられ、痛めつけられて、ますます自信をなくすという悪循環に陥ってしまうのである』

 ということは、ほとんど「いじめ」に関してはいじめる方ではなく、いじめられる方に原因があるということなんだろうか。

 では、いじめる方の問題はどうなんだろう

『攻撃欲の強い人は、ターゲットの領域を尊重しないくせに、逆に自分の領域が侵害されるのには耐えられない。もし、自分の領域に少しでも入り込まれるようなことがあれば、激怒して、相手を激しく非難するだろう。同じことを自分ではやっていても、決して許さず、非常に攻撃的になるはずである』

『攻撃欲の強い人は、他人の幸福が我慢できない怒り、つまり羨望に突き動かされていることが非常に多い。しかも、ラ・ロシュフコーが言っているように、「ねたみは、憎しみよりも、やわらぎにくい」。
 いさかいの種をまくのも、この羨望ゆえである。自分以外の人が仲良くすることに耐えられないので、ちょっとした悪口や中傷をあちこちで振りまいて、あとは成り行きに任せておく。その結果、周囲がお互いに孤立して、仲たがいするようになれば、「分裂させて支配する」という権力者の金言を見事に実行したことになる』

 ということは、攻撃欲の強い人は、多分に自己抑制のできない幼い人ということになるのだろうか。

 なので

『こちらが、やられるままですまされない、場合によってはやり返すぞという断固たる姿勢を示すと、引くことが多い。内心びくびくしているので、自分より強い者を避けようとするためである。いじめっ子が弱い者いじめしかしないのと同じである』

 ただし、そのやり方は真正面から攻撃的にやってしまうと、仕返しされてしまう恐れもあるかもしれない。

 なので

『他人を無価値化したり侮辱するのが大好きだが、自分が少しでも嘲笑されることには耐えられないという攻撃欲の強い人の特質をりようするしかない。ユーモアのセンスを発揮して、黙らせるのである。できれば、観衆のいる前で』

『「あなたのせいで不幸になった」とか「あなたのせいで仕事がうまくいかなかった」と責められたら「私にそんなすごい力があるとは思えませんけど」と答えるのがいいかもしれない。あるいは、「何でも他人のせいにするのは簡単ですよね」とぼそっとつぶやけば、向こうは口をつぐむのではないか』

 ということだそうなのだけれども、私がもし「いじめ」にあったら、多分、真正面から相手を攻撃するだろう。その結果、相手と無縁になってしまうのであれば、それはちょうど良いではないだろうか。

「やられたら、やり返す。倍返しだ!」

 というほうが良いと思うんだけれども、まあ、そんなことが出来る人だったら、はじめから「いじめ」には遭わないだろうから、言っても無理か。

『攻撃欲の強い人を哀れみの目で眺めながら、「自分はあんなふうにはなりたくない。あんなふうにならないように気をつけよう」という気持ちで、日々生きていっていただきたいと思います』

 という「おわりに」書かれたような結論になってしまうんだなあ。

『他人を攻撃せずにはいられない人』(片田珠美著/PHP新書/2014年3月7日刊)

« 校長という仕事 | トップページ | 東京大学・健康と医学の博物館で『糖尿病の真実』展 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/549500/59416506

この記事へのトラックバック一覧です: 他人を攻撃せずにはいられない人:

« 校長という仕事 | トップページ | 東京大学・健康と医学の博物館で『糖尿病の真実』展 »

2017年3月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  

PEN PEN チョートクカメラ日記

自転車フォトグラファー 砂田弓弦

シュクレはお留守番

アローカメラ&我楽多屋

まだ東京で消耗してるの?