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2014年4月16日 (水)

『赤松陽構造展』とは何か?

 京橋にある東京国立近代美術館フィルムセンターで『赤松陽構造と映画タイトルデザインの世界』展が昨日から地味~に開催されている。

 東京国立近代美術館フィルムセンターって言うのは、今までフィルム・アーカイブ上映や、外国のフィルム・アーカイブとの交換上映などで、普通日本の劇場で見られない映画を見られるということで、学生の頃からよく通っていたのであるが、展示会には行ったことがなかった。ので、今回は初めての「展示会」ではあった。

 しかしまあ、映画の本筋とは違う、タイトルデザインの世界だからな。皆、知らないでしょ。

Photo

 赤松陽構造(「あかまつ・ひこぞう」と読みます)とは何者か? 

『1948年、東京都中野区生まれ。1969年に急逝した父親のあとを継いで映画タイトルデザインの仕事を始めてから、現在までに400以上の作品を担当、現代日本の映画タイトルを代表するデザイナーとなる。日本タイポグラフィ協会会員。第66回毎日映画コンクール特別賞。文化庁映画賞「映画功労部門」を受賞(いずれも2012年)』

 という人物。

 多分、日本で映画製作にかかわる仕事をしている人なら、最低一度はお世話になっている人なのだ。私も赤松氏には何度かお世話になった。

 で、本展の概要を小保方さんの真似をしてチラシからコピペ

『題名のない映画はありません。どんな映画も、題名とともに観客の記憶に刻まれてゆきます。そして、上映が始まる時、題名の文字がどのようにスクリーンに現われるかも映画の楽しみの一つでしょう。字体や大きさや色、動き方によって題字やクレジットタイトルが映画に与える効果は大きく異なりますが、それを具体的な形にし、映画の魅力を高めるのがタイトルデザインという仕事です。そのためにはデザイン力の高さだけではなく、作品世界の的確な把握、“文字を描く”ための技術的熟練、そして鋭敏なインスピレーションが求められます。

 この展覧会「赤松陽構造と映画タイトルデザインの世界」では、現代の映画タイトルデザイン界の第一人者である赤松陽構造氏の業績を紹介するとともに、無声映画時代から華やかな字体で映画を彩ってきた日本のタイトルデザインの歴史についても解説します。『東京裁判』(1983年)のタイトルで大きく注目された赤松氏は、これまで黒木和雄・北野武・黒沢清・阪本順治・周防正行監督作など400以上の作品にタイトルを提供し、現代日本映画を支えてきました。つい忘れられがちながら、常に映画の本質を担ってきた“映画文字の芸術”をお楽しみください』

 クロージング・タイトルは、今は殆どがローリング・タイトルになってしまい、まあ味気のない普通のタイトル・ロールになってしまったけれども、オープニング・タイトルは今でもいろいろな意匠を施して見るものを楽しませてくれる。

 映画のタイトルデザインと言えば、オットー・プレミンジャーやアルフレッド・ヒチコックの作品で良く使われていたソール・バスの手描き風のタイトルとか、フリック・フレリングとデヴィッド・デパティーによる「ピンクパンサー」のオープニングアニメが有名だが、この日本にも彼らに負けない凄い人がいたんだなあ、というのが今回の展示の目玉である。

 現代ではほとんどのオープニングタイトルはCGなどで作られているため、あまり他との差異は感じられないが、ちょっと前までのオープニングは基本的に手書きタイトルをカメラで撮影して、それをプリンターで合成して作っていた。赤松氏のタイトルデザインもそんな物が多く、最近のものでも「ウォーターボーイズ」「アントキノイノチ」「横道世之介」「Dools」なんてのもその口である。

 当然、赤松氏はまだ存命中なので、それらのタイトルもどうやって作ったのかは4月26日、6月28日のイベントではで明らかにされるだろう。

 確かに、それ以前のタイトル・ロールをどうやって作っていたのかという展示では、タイトルロールを日中光の中で撮影している様子を写真で捉えられているのだが、なんか自然光の中で撮影しているタイトル・ロールっていうだけでほのぼのとしてしまう。

 その他、赤松陽構造氏に関する展示では、「赤松陽構造タイトル映像集」ということで、赤松氏が作ったタイトルの内、「東京裁判」(1983年)から「人間失格」(2010年)まで19作を抜き出してオープニング・タイトルだけを上映している展示もある。

 取り敢えず、映画タイトルデザインという仕事があるんだということだけでも知っていただきたい、ということで紹介をしたい。

『赤松陽構造と映画タイトルデザインの世界』展は8月10日までの開催。

東京近代美術館フィルムセンターのサイトはコチラ

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