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2014年3月30日 (日)

Tokyo Institute of Photographyで糸崎公朗のフォトモと改造カメラワールドを聞く

 まず初めに「Tokyo Institute of Photography」って何だってことなんだろうけれども、直訳すれば「東京写真学校」なんだけれども写真学校ではない。ただし、ギャラリーやクラスルームやスタジオなんかがあって、写真家になるための「きっかけ」を作りだすための何らかの「場」になればいいという発想でもって、写真雑誌「PHAT PHOTO」の編集・発行人である写真家のテラウチマサト氏が作った一般社団法人である。いずれはNPOを目指しているらしい。まあ、「学校」だからね。

 場所は中央区京橋3丁目6-6。国立近代美術館フィルムセンターの裏にある。

2014_03_29_30422

 で、そこで行われた「糸崎公朗のフォトモと改造カメラワールド」という催しに行ってきたということなのだ。

 糸崎公朗氏は写真家なんだけれども、写真家というだけの活動ではなくて、美術家というか、カメラ改造家というか、なんかわけのわからない活動をやっているアーチスト。

「フォトモ」って何なのか? という人には下の糸崎公朗氏の本のどれかを読んで見ればすぐに分かるのだが、文章で解説すれば撮影した映像と、その一部分を切りだして3D化して面白く見ようということなのね。つまり、「フォトモ」というのは「フォトグラフィー(写真)」と「モデル(模型)」から作った、いわゆる「飛び出す絵本」みたいな写真なんだけれども、その起源は糸崎氏が昔よんだ『スターウォーズ』の立体絵本なのだった。そう「飛び出す絵本」とか「立体絵本」と呼ばれている手法を写真の見方に応用したというものなのだ。

 で、そもそもフォトモに行き至った大元は、赤瀬川源平氏らがやっていた「超芸術トマソン」という、街の中にある「何か訳が分からないけど、基本的にその街に無用になってしまったモノ」を探して街歩きをするという運動。そんな活動に興味を持った糸崎氏らは街歩きをしながらいろいろな場所で写真を撮って回った。

 写真というのは基本的には1カ所にしかフォーカスは合わない。絞りを小さくしたり、焦点距離の短いレンズを使って、パンフォーカスという技法はあるが、それでも基本的にはフォーカスがピッタリあっているのは1カ所だけである。でも、歩きながら移動して撮影していけば、フォーカスが合う場所はどんどん変化していくわけで、そんな写真をたくさん繋ぎ合わせて一枚の写真にすれば、全方位、全距離、フォーカスが合った写真ができるわけで、それを糸崎氏は「ツギラマ(ツギハギ+パノラマ)」と名付け、幾何学的遠近法方にこだわらない「非ユークリッド写真」の原点として考えたわけである。

 で、その次にその「ツギラマ」から発展して考えたのが「フォトモ」ということなのである。そのツギラマには「昆虫ツギラマ」というジャンルがあるそうなのだが、それについてはまた別の機会に。

 そのフォトモは、糸崎氏と一緒に「非ユークリッド写真」を始めた漫画家の森田信吾氏と一緒に始めたのだそうだけれども、今はやっているのは糸崎氏だけだそうだ。

 で、そのフォトモを撮るときの糸崎氏のメイン・カメラはローライ35に反射式ファインダーをつけたものだそうだ。反射式ファインダーというのは、大昔のイコンタあたりで使っていたファインダーで、要は上から覗き込む形の撮影姿勢になるので、あんまり被写体になる人が「自分が撮影されている」という気分にならないので、警戒心を持たれないのがメリットである。だったら、ローライフレックスでもいいんじゃないかと思えるのではあるが、まあ、それはカメラマンの好みだから、どうでもいい。

 まあ、いろいろな写真表現がある中のひとつとして「フォトラマ」もあると思うんだけれども、今や写真表現も何でもありという中では、いろいろな方法があるもんだなあ、という気にさせてくれた。まあ、私は面倒くさいのでやる気はないけれどもね。

 ということなので、興味を持った方は下の本を読んで研究してみてください。

 あ、改造カメラについてはコチラをご覧ください。結構やっちゃいけないことをやっているんだ、この人は。

2014_03_29_30442

 Tokyo Insutitute of Photographyには、当然ギャラリーもあって、今はマッシモ・レアルディーニというイタリア出身で現在ノルウェイに在住の写真家による「SCANDINAVIAN」という、北欧の女の子たちのヌードを撮影した写真展もやっている。こちらは入場無料なので、ご興味を持った方は一度足を運んではどうだろうか。

 場所は上のリンクをクリックすれば分かります。

EPSON RD1s+LEICA ELMARIT 28mm/F2.8 @Kyobashi, Chuo (c)tsunoken

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コメント

検索してたまたまヒットしたのですが、昨日はトークイベントにお越しいただきありがとうございました!
ブログでのご紹介もありがとうございます。
改造カメラそのものが主軸のトークは初めてだったのですが、お楽しみ頂けたようで良かったです。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

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