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2014年3月27日 (木)

『劣化するシニア社員』

 高年齢者雇用安定法が改正され、2013年4月に施行されて、60歳定年になった人のうち希望する人を、企業は「再雇用」「定年延長」「定年廃止」などの方法によって65歳まで雇わなければならなくなった訳だが……。

Photo『劣化するシニア社員』(見波利幸著/日経プレミアシリーズ/2014年2月21日刊)

『増えていくシニア社員は、職場に変化をもたらしつつあります。企業サイドとしては、人件費が限られているなか、雇用延長するシニア社員の賃金を積み増すために、学卒の新入社員の採用を若干抑えたり、中堅社員の賃金カーブの上昇を抑えるなどの賃金抑制策をとらざるを得ません。
 そのため、多くの職場において、若い社員が入らない、一人当たりの仕事量が増えるのに賃金に反映されないといったことが起こり、従来の現場社員の負担感の増加という問題も新たに起こりつつあります』

 ところが、そんな状態にありながらシニア社員が問題児化しているというのだ。そんな問題児シニア社員には6通りあるそうだ。

①自分の不遇への共感を周囲に求める「嘆きタイプ」

 そんな人には「そんなに仕事をしたくなければ辞めてしまえ!」と叫びたくなる。

②年下の社員に対する依存が止まらない「おんぶに抱っこタイプ」

「私はあなたのパソコンインストラクターではない!」と叫びたくなって、結局「そんなに働きたくないなら、早く辞めてよ!」と叫びたい。

③自分で選んだ仕事しかしない「わが道を行くタイプ」

「いい加減、チームで働くことを覚えろ!」と叫びたい。

④職場を地域のサークルと勘違い「ご隠居タイプ」

「頼むから、1日も早く全員辞めてほしい。その仕事は無償で引き受けてやる!」と叫びたい。

⑤安請け合いが最悪のトラブルを生む「無責任タイプ」

「1日も早く、辞めてくれ!」と叫びたい。

⑥権限を超越し暴走する「勘違いやり過ぎタイプ」

「あなたにそんなことは期待していない、自分の身分をわきまえろ!」と叫びたい。

 結局、それは『ただ単に法律が変わったから勤め続けられる、会社の制度だから雇用延長できるなどの理由だけで雇用継続されている状態、または強い意味をもたないまま働き続ければ、難しい問題を避けてしまったり、不平不満を口に出していたり、無責任な言動を取ってしまったりする』ことなのである。

 つまりそれは、それまで働いていた職場、企業などで何も考えずに働いていたまま、そのままに定年を延長して働いているからこそ起きる現象なのだろう。むしろ、その時点から新たに働くことの意味を問い、働くことによる価値観の創造を行わなければ、結局はそれまでの自分に対する周囲の見方が変化していることに気付かずに不満が噴出していくことになる。

 むしろ私は、定年をむかえたサラリーマンは、そのまま定年を受け入れて、積極的に会社を辞めることを提言したい。

 小泉政権が「100年安心年金」はたった7年で崩壊し、受給年齢の引き上げと年金額の減少というダブルパンチに見舞われてわけだけれども、そんな時代であってもキチンと不動産収入などで「自分年金」を用意している人だっているわけで、定年前から定年後の自分の姿を予想し、それへの備えをしてさえいれば、何も怖くはない。

『赤字が続いているなどの経営状態の会社では、リストラが行われていたり、さまざまなM&Aが行われることもあります。そんな折、高年齢者雇用安定法で雇用延長の社員が増えているとなれば「シニア社員を雇用し続けるより、現役世代のリストラをやめてほしい」という感情が現役世代に芽生え蔓延することもありますので、シニア社員への社内風当りがより強くなることもあります』

 なんていう状況の中でなぜ雇用延長を希望するんだろう。

『仕事以外、何もすることがない』から雇用延長を希望するなんて、まさしく雇用延長の理由としては最低だ。もっと「仕事以外の楽しみ」や「仕事を辞めないと出来ないこと」などを積極的に求めて、定年後の人生に備えておく必要はありはしないか?

 結局、定年後の人生を決めるのは、定年前にどんな備えをして、どんなことを考えていたのか、ということである。

 誰だって、ある年齢になれば仕事を辞めなければならない。それは誰にだってやがてやってくる問題なのだから、常にそのことを考えておくべきだろう。

『劣化するシニア社員』(見波利幸著/日経プレミアシリーズ/2014年2月21日刊)

Img0382NIIKON New FM2+Ai-S Nikkor 28mm/F2.8 @Kmakura (c)tsunoken

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