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2014年3月15日 (土)

ハウスワイフ2.0

『ハウスワイフ2.0』=「専業主婦2.0」って一体何じゃと思ったのだが、そうかそういうことか。しかし、何でも「2.0」をつければ進化したことになるのかなあ。

20『ハウスワイフ2.0』(エミリー・マッチャー著/森嶋マリ訳/文藝春秋/2014年2月20日刊)

 取り敢えず「目次」に各章のまとめが載っているのでそれをコピペ。

はじめに キャリアウーマンから新しい主婦へ
親の世代は、企業の中で男性に伍して切磋琢磨し、ガラスの天井をやぶることに価値を置いた。しかし、それが幸せな人生だったか・わたしたちの世代は、企業社会を捨てるのだ。

第一章 企業社会で燃えつきた母親を反面教師にする
母親の世代は闘志満々のベビーブーマー世代。女性でも弁護士やソーシャルワーカーなどの専門的な職業に就くべきだと考えていた。家事なんて時間の無駄。そんな母親に育てられた私たちは正反対の生き方を選ぶ。

第二章 会社を選択的に離脱する
産休もろくに取れない職場。がんばっても出世できない。会社に使われるのでなく自分の人生を生きたい。それは、自分で家事をし、子どもを育て、食事をつくり、味わうこと。高学歴でありながら、組織を選択的に離脱する。

第三章 ブログで主張する
赤ちゃんのほっぺに焼きたてのパイ。心に訴えかけるような写真と文章で“素敵な家庭生活”を公開する主婦ブロガー。それは、会社、組織で生きることとは別の価値観を作り出した。

第四章 編んで稼ぐ――起業家への道
素人お手製グッズのネット販売サービス会社エッツィーが急成長。そこでは編み物や自宅の窯で作った食器などが売られている。ハウスワイフ2.0は手作りで稼ぐ。使われるのではない、創造的な仕事。

第五章 オーガニックである
添加物に遺伝子組み換え。食業界の実態は恐ろしい。ハウスワイフ2.0は食の安全を考える。オーガニックフードしか食べたくない。手作りが一番安心だから、裏庭で鶏を飼い、屋上で野菜を育てる。

第六章 自給自足する
社会が不景気で信用できないと、結局は自給自足に行き着く。畑を耕しヒツジやウサギを飼う。どんなことがあっても生き延びられる。ハウスワイフ2.0が新しい農業ブームの先頭に立つ。

第七章 多様である
ハウスワイフ2.0になるのは、もはや会社を辞めた若い専業主婦の女性だけではない。若い男性、それから結婚していない女性もハウスワイフ2.0的な生き方を始めている。いわば同時発生的な現象なのだ。

第八章 ハウスワイフ2.0の四条件
このムーブメントはまだ発展途上にある。それゆえわたしたちの働き方、生き方を根本から変えてしまう底知れない可能性を秘めている。完全なハウスワイフ2.0へバージョンアップするために必要なこととは。

 で、第八章の「ハウスワイフ2.0の四条件」とは

1.男性にも手作り家事に参加してもらう
2.経済的自立を大切にする
3.ほどほど恵まれている中産階級だと自覚する
4.社会全体の利益を考える

 ということだそうだ。

 つまり、それって、大学出で普通に専業主婦をやっている日本の女性にも当てはまることであり、まあ、特別なことではない。

 日本ではベビーブーマー=団塊の世代ではまだ専業主婦が多かった。つまり、その時期ではまだ女性は大学には行かず、短大や高卒が多く、企業にも大卒男性社員の結婚相手としてそんな女性たちを採用していたという経緯がある。

 それが、多分「男女雇用機会均等法」が1999年に改正されてからの最初の頃の世代が、日本のバリキャリ世代が出現した世代なのだろう。雇用機会均等法自体は1972年に作られたのだが、まだその頃は「雇用機会」だけが対象であって、男と女で仕事を分けてはいけないという法律はなかった。それが仕事の内容にも男女で差別してはいけないということになったのが1999年の改正だったのだ。

 しかし、そんなバリキャリ世代もなんかやはり企業社会の中で疲れてしまって、最近は早稲田や慶應などの高学歴の女性でも、企業の総合職ではなくて一般職を志望するケースが増えているそうだ。つまり、それが日本における「ハウスワイフ2.0」予備軍なのであろう。

 と言ったからといって、別にそれは珍しものではなくて、私のカミさんも大学は出ているが、結婚してからはずっと専業主婦なのであった。といって、それで何かブログを書くとか、特別なことをしていた訳ではない。ごく普通に3人の子どもを育てて、家事をやりながら生きてきただけである。それで何か問題があるというのではなくて、別にそれが普通の生き方だと考えて生きてきた、というだけのことである。

 そんなことから考えていくと、やっぱりアメリカっていうのは特殊な国なんだろうな、ということである。つまり、別に「ハウスワイフ2.0」なんて特別な言い方をしなくても、イギリスでもフランスでもイタリアでも、当然、日本でもそんな「高学歴で専業主婦」なんていうものは、当たり前にいるし、当たり前に生活しているのである。

 それを、いちいち「ハウスワイフ1.0」とか「ハウスワイフ2.0」なんていう呼び方をしなければならないアメリカという国は、やはり国としての歴史があまりないからゆえ、そんな呼び方をして「生き方を特定」しなければならないのである。

 なので、この本における特別な感想というのは「ブログ」やネットショップ「エッツィー」などの新しいメディアを使ったビジネスについてであり、それ以外は残念ながら「そんなの当たり前じゃん」というものでしかない。

 まあ、そんなもんですよ。別に「ハウスワイフ2.0」というのは、ごく普通の存在なのだ。

『ハウスワイフ2.0』(エミリー・マッチャー著/森嶋マリ訳/文藝春秋/2014年2月20日刊)

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