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« Fitbit weekly progress report from Jan.13 to Jan.19 | トップページ | 『ウェアラブルは何を変えるのか?』という新しい本の書き方・発表の仕方 »

2014年1月22日 (水)

『ウェアラブルは何を変えるのか?』といっても変わらないでしょう。とにかくこれからはコンピュータ優先の社会になるんだからね

 取り敢えず、2014年に刊行する予定の本の前半部分を、KDPで著者自らが出版して読者の反応を見てから後半部分を考え書いていく、という新しい本の書き方で出てきた。

 なるほど佐々木俊尚氏らしい方法論ではあるな。

20140119_134657『ウェアラブルは何を変えるのか?』(佐々木俊尚著/佐々木俊尚/2013年12月24日刊)

「ウェアラブル・コンピューティング(wearable computing)」というと、やはり今から20年位前に行ったMITの見学を思い出してしまう。

 当時はe-inkという技術がやっと実用化したばかりで、ビジネス・チャンスを狙っているような状況で、開発者は新聞で使えないだろうかという方向でいろいろ動いていたようだが、結局、それはAmazonのPaperwihteという、取り敢えずの落ち着き先を見つけたようだ、というのは以前書いた。で、それと同じ見学コースでもって見たのが「ウェアラブル・コンピューティング」という考え方。でも、当時はまだまだコンピュータというのは「大きな機械」であって、まだまだラップトップコンピュータであっても結構重かった時代だ。今のようなスマートフォンなんてのも夢の時代だったし、今のようにタブレットが当たり前という時代がやってくるなんてことが信じられなかった時代でもある。

 つまり、当時は「ウェアラブル」と言っても、確かにそれは服を着るような感じではあったが、それは「服」というよりも「鎧」を着ているような感じで、なんかこれがどうやったら実用化するんだろうか、という考え方をしていた。まあ、そうは言ってもどこか遠いところで実用化の道が開けるんだろうなという思いも同時に見ながら……。

 ところが、それから20年経った2014年、今やウェアラブル・コンピューティングは満開である。それはグーグル・グラスなんてものではない。まだ実用に供していないグーグル・グラスはその上を狙っているようだが、しかしまだその段階に行ってはいない。要は、基本的には「加速度センサー」を利用したフィトネス向けのデバイスたちだ。Fitbit、Nike Fuelband、Jowboneなどのフィットネス・デバイスは今や世界中に広まっているのではないか。

 面白いのがそのソフト・ウェアである。私は以前、パンツのポケットにさすタイプのFitbit Ultraを使っていた関係で、今はFitbit Flexを使っているのだが、基本的に「一日に歩いた歩数、距離、活動的だった分数、消費カロリー、睡眠の時間と質、体重、BMI、食事プラン」などを記録(Log)するデバイス」なのである。まだ、私は体重に関しては普通の体重計を使ってキーボードで記入する方法を使っている。本来は、これもAria Wi-Fi Smart Scaleを使えば、一緒に「体重、BMI、体脂肪」なんてものも記録できるのだが、それはちょっと先になるだろう。というか、もっと面白いのが、その達成時の表現である。一日の達成目標を実現すると「にこにこマーク」が出てくるのである、まあ、別にそんなことでどうなのよ、と言われてしまえば「どうってことない」と答えるのであるが、でもなんかモチベーション・アップには繋がるんだなあ。もしかすると、「目標体重」まで落とすことができたら、もっとすごい「にこにこマーク」が出てくるんじゃないかなんて期待もあったりするんですな、これが。

 まあ、他愛ないけれども、それでも何もない普通の万歩計では味わえない楽しみが、ホストコンピュータと繋がることで心地よい楽しみとして味わえるのである。

 で、佐々木氏もその「にこにこマーク」にハマっているようなのだ。他愛ないね。

 勿論、その「私のデータ」はホストコンピュータと繋がって、先方に私の個人データはすべて裸になってしまって分かることになってしまうことはよくわかっている。それを気持ち悪いと感じる人がいることは分かっている。

 一方、それを「誰かに管理されている」と考えずに「誰かに管理を代行させている」と考える人もいる。それは人それぞれの考え方次第なのだ。

 もはや我々は「ビッグデータ」という「ビッグ・ブラザー」に捉えられた民なのだ。

 もう、どうしようもないじゃないか。

 後は、エマニュエル・ゴールドスタインの登場を待つしかないんだ。でも、ゴールドスタインは結局、スターリンによって粛清(殺害)されるんだよな。

 だったら、せめてビッグ・データかビッグ・ブラザーか知らないが、そんなネットの大海で泳ぐことを楽しむしかないんじゃないのか?

 なぁーんて言ってるけど、でも、そうはいかないんだよね。

 ウェアラブル・コンピューティングの目指す先はもっともっと遠いところにある。つまり、世界をコンピュータで包囲することなのだ、支配までは望んでいないかもしれないが、しかし、支配することをコンピュータ自身は望むようになるのである。

 つまりHAL 9000の世界。多分、どこかでHAL 9000に指令を出した人間がいるんだろう。しかし、HAL 9000はそれを忠実に実行しようとする。

 というか、そこからさらに進んで、コンピュータが最初の指令を受けて、そのままそれを実行しようとして、それから先はAIでもって自分で判断して動いてきたら……。

 なんてディストピアもウェアラブル・コンピューティングの先にはあるのだ。

 多分、アイザック・アシモフの「ロボット3原則」なんてものも、もしかしてロボット・テクノロジーがどんどん進んで行けばなくなってしまうのではないかあ。

 とは言うものの、それも人間が作って来た歴史の一つなんだよなあ。

 だとしたら、それはそれで仕方がない。

 ロボットに殺されましょう。

『ウェアラブルは何を変えるのか?』(佐々木俊尚著/佐々木俊尚/2013年12月24日刊)

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