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2014年1月21日 (火)

『ちきりんの新刊「未来の働き方を考えよう」をはじめちきりんの全ての本のツッコミどころを考えよう~ちきりんの反論待ち~』の薄っぺらさについて

 あまりのバカバカしさに拙ブログで紹介するのは辞めようかと思っていたのだが、それも面白くないので、軽く面罵しておく。

 薄っぺらいのはページ数だけではない、その書いてある内容がもっと薄っぺらいのだ。

Photo『ちきりんの新刊「未来の働き方を考えよう」をはじめちきりんの全ての本のツッコミどころを考えよう~ちきりんの反論待ち~』(制作協力・女の話の矛盾を指摘する会/出版アマゾネス.LLC/2013年7月10日刊)

 大体、他人の書いた本に対する批判が「本当に正当な批判」であると批判本を書いた本人が考えているのであれば、本人の出自を明確にすべきだ。それが「制作協力・女の話の矛盾を指摘する会」なんて匿名のところに自分を置いておいて、他人の批判をするっていうのは、「2ちゃんねるやTwitterで炎上をさせて喜んでいる輩(バカ)」となんら変わりはない。

 ちきりんさんが匿名ブログであるというから、自分も匿名でっていうのはその理由にはならないだろう。ちきりんさんは確かに匿名でブログやTwitterを書いているが、しかし、そのブログやTwitterのURLは公開されている訳で、ちりきんさんへの批判を書きたければ、直接そのURLへ投稿することはできる。しかし、本書に関して言えば「女の話の矛盾を指摘する会」にしても、掲載写真にコメントを付けている「正論家 北野真事」にしても、別にURLやアナログな連絡先を示しているわけでもない。ネットでこれらの名前を入力して検索しても、結局は本書のタイトルしか出てこない、まったくの匿名記事でしかないのだ。

 まあ、そんなウンコみたいな奴の本を批評しても始まらないのだが、そうは言わずにここはキチンと批判しておこう。

 まず『目標は低く持ちましょう』というちきりんさんの書き方に対して『目標を低く設定したら結果はもっと低くなるよ。100点を目指せば80点になるし、80点を目指せば60点になる』という、いかにも尤もな批判に見えるような書き方だが、その節(「ツッコミファイル01」という言い方をしているが)のタイトルは『理想は高く持つべし』なのだ。「目標」と「理想」は違う。目標は具体的な自分の「そうありたい自分の姿」なのだが、理想はそうではない。理想は自分の「そうありたい姿」でもあるが、一方、自分以外のすべての社会の「そうありたい姿」をも指しているのだ。『自分の理想を追わない人は社会の理想も追わない人であり、社会悪に怒らない人です。ちきりんのような「世の中こんなもんだよ…」と諦観する人がいるから一向に社会が良くならないのです』という批判は、つまり二つの違う概念をあえて混同して使うことによって、ちきりんさんを「批判したつもりになっているだけの自慰的行為」ということになる。

「余談ですが、アメリカではリーダーが採るべき戦略や正しい方法論を学校で教えている。日本はそれがない為、若いうちにリーダーになりにくい。これからはそのような正しい方法を身につけられるしくみや機会を増やすことが重要になる』というちきりんさんの論に対して『日本はリーダーになりたいという需要がないから学校で教えないんじゃないの?』という批判だ(ツッコミファイル16)。

 これもそういう批判では批判になっていないことが、「女の話の矛盾を指摘する会」には分かっていない。つまりここでちりきんさんが言っているのは「アメリカ的なエリート養成機関を日本でも作ったら?」という提案なんだが、それはヨーロッパでは当たり前のことであり、ヨーロッパでは「エリート養成機関」と「労働者養成機関」というものが明確にあって、初めから「エリートになれる人たち」と「一生労働者でしか暮らせない人」がいる明確な階級社会なんだけれども、それに「追いつけ追い越せ」という考え方から、アメリカでも「エリート養成機関」を作ろうとしているということなんだが、そういった「エリート養成機関が日本にないことを嘆いている」ちきりんさんがいるってだけのことなのである。それを「日本にはリーダーになりたいという需要がない」という、トンでもない理由をどこかから探し出して、ちきりんさんを批判したつもりになっている、低能のライターがここにいますって、自分で言ってどうするの? 大体「日本にはリーダーになりたいという需要がない」って結論をどこから探し出したの? 自分が単にリーダーになりたくない(というか、なれない)からって、そんな結論を出すのは、始めっから論になってないのだ。

「ツッコミファイル22」では『極論に気をつけよう』と言っているが、極論を言うのはこのテの「自己啓発書」では当たり前のテクニックなのだ。というか極論を言わなければ自己啓発書は売れないので、自己啓発書のライターは基本的に「まず極論を提示して、その後、諄々と普通の論調に戻す」という書き方をするのである。

『先進国でデモに参加する人たちは「トップ数%にしか希望の無い世界はおかしい!」と叫んでいました。しかし彼らはつい最近まで、世界で最も恵まれたグループに属していたのです。彼らが格差解消を叫ぶ時、途上国の人たちと、先進国にいる自分との格差は意識されていません』と書くちきりんさんに対して『コミュニティの最大単位は国であって文化、価値観、国力の違う国どうしを比較する意味ないからねえ』(ツッコミファイル30)と批判する「女の話の矛盾を指摘する会」には何とも言いようのない虚しさを感じる。この「女の話の矛盾を指摘する会」はレーニンの「帝国主義論」ですら読んでいない無学な男なんだなあ。先進国(帝国主義本国)の労働運動が、植民地からの搾取をもっとひどくするって言う議論は、当たり前の論として言われているものなのである。それを「コミュニティの最大単位は国」って、いつの時代のことを言っているんだろう。まるで、明治維新の前の鎖国時代の日本の話みたいじゃないか。

 もういい加減、このバカに付き合っているのもつらいのだけれども、最後に『働く期間を20代から40代後半までの前期職業人生を。40代後半以降の後記職業人生に分けます。~この、「一生の間に、2パターンの職業人生をおくる」という考え方は、寿命が延びる中で正解の見えない時代を生きる人にとって、様々なメリットがある、とてもいい案だと私は考えています』に対して、『そこ2回にこだわる意味ないでしょ。何回でもやり直せばいいし、「ゆるく考えよう」のP65でちきりんがいってたようにやめる決断は早いほうがいい』という反論も、実は敢えて読み間違いを行った上での非難なのだ。

 別にちきりんさんは「2回」になんてこだわっていない。別に3回でも4回でもいいわけで、ちきりんさん自身がそんな回数にこだわった発想をしているわけではない。それを敢えて「2回」という書き方をしたちきりんさんに絡んできて、難癖をつけるというのは、酔っぱらいオヤジが若い娘に絡んで嫌われるというパターンそのもので、見苦しいったらありゃしない。

 そんなにちきりんさんの本が売れたのが妬ましいのかね。

 この程度の本なら俺だって書けるってところなのでしょうね。多分。でも出版社は書かせてくれなかった。なので、売れた本の著者に絡んでいるっていう。まあ、本当に酔っぱらいオヤジだなあ。

 私は、別にちりきんさんの本の信奉者ではない。これまでのブログでもそれなりの批判もしてきたし、賞賛もしてきた。というか、基本的にちきりんさんの本は、学者の書く「論文」なのではないのだ。そうした「論文」の場合は、矛盾点があれば相当厳しい点検を受けて批判をされてもやむを得ない。しかし、ちきりんさんの本は、ビジネス書でもないし、経済学の本でもない、単なる「自己啓発書」。なので、別に書かれていることが矛盾したっていいのである。極論を書いてもいいのである。

 所詮、こうした本を読むことは「お勉強」じゃなくて「お愉しみ」なのだからね。

 それを本気になって非難する、批判する、ってのは「オシャレ」じゃないねえ。

 ということなので、今回はAmazonのアフィリエイト・リンクはなし。

 

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