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« 『世界でも珍しい「謝罪会見」という光景』って、何だ? | トップページ | 方丈記 方丈庵 日野船尾の里 »

2013年12月14日 (土)

『英語もできないノースキルの学生はどうすればいいのか』って、何だ?

 そりゃまあ、その通りだよなあ、って言っちゃえば身も蓋もない話なのだが。

 で、この「英語もできないノースキルの文系学生」って、どのレベルの学生なんだろう?

20131209_230028『英語もできないノースキルの文系学生はどうすればいのか?~就職活動、仕事選び、強みをつくる処方箋~』(大石哲之著/tyk publishing/2013年9月30日刊)

 取り敢えず、ノースキルの文系学生が就職するには

『自分をまるなげして、奴隷として売り渡すようなアピールしかないのです。
「なんでもやります」「やる気はあります」「一生懸命がんばります」その結果、入社できるのはブラック企業にほかなりません』

 要は

『いままでの就活は、できることが何もない学生が、企業に採用してもらうために、夢や理想を語って、経験やスキルではなく、自分を企業に40年間丸投げしますという宣言を売りにしていたのかもしれません』

 ということなのだ。

 で、あるからして、

『英語も喋れないノースキルの文系の学生が、東証一部正社員向けの市場で戦うのは難しい。欧州の人を参考に、もう少し、余裕を持ったり、就職する場所をアジアに広げて、戦い方を変えたら、勝てる場所も出てくるよ』

 ということなのだ。

 つまりは、普通に日本の大学を出て、そのまま日本の会社に就職するんじゃない方法もあるってこと。まあ、いまどき、日本の企業に入ったとしても、そのまま40年間その会社が何もないという保証は、それこそ何もないわけで、JALやパナソニック、東電だってヘタをすればダメダメの会社になったのである。

 だったら、視点を変えて、そんな日本企業や日本企業であっても日本採用に拘らずに、アジア企業や日本企業のアジア支店や出先企業に就職すればいいじゃん、というのが本書の主張するところなのだ。

『私が皮肉っているのは、自分で環境や生き方を変えようとせず、答えのマニュアルをひたすら求めるだけのタイプの人です。もしくは、どうしたら効率よく既存のレールに乗れるかということだけを求めているようなタイプの人です。「ぐだぐだ言うのはいいけれど、世の中は変わらないんだから、この俺(私)が、とにかく内定がとれる処方箋をくれ」そういう方には、この本の内容は響かないと思います』

 と、まえがきで書く通り、問題は『世の中は変わらないんだから』という発想なんだろう。

 いえいえ、世の中は物凄い勢いで変わっているんです。

だって、JALやらパナソニックがダメダメの会社になって、今は「パズドラ」のガンホー・オンライン・エンターテインメントが優勝ってな感じだけれども、その裏にはDeNAやらMIXIやらGREEやらの死屍累々でったりする訳だし、そのガンホーだって3年先にはどうなっているのかは分からない。メガバンクだって今みたいに国債をずっと買い続けているけれども、その国債自体が将来破綻するかもしれないことなんて、みんな見ないようにして仕事を続けているだけなのだ。

 つまり、日本という国自体がいつ破綻してもおかしくない状態で、しかし、今のところ取り敢えずうまく動いているだけなんだってことなのである。

 日本という国が破綻した状況というものを、今の学生たちは予想しているのだろうか。いや、学生だけではない、今の現役世代、リタイヤ世代だってどれほどの人たちが「日本破綻・破産」という状況を予想しているのかどうかは怪しい。

 国というものは、結局、国民全体で作り上げた「共同幻想」にすぎないのだから、当然その「共同幻想」が壊れれば、国も破綻するのである。勿論、国が破綻したって企業は生き残るし、人も生き残る。

 なので、そんな事態になっても困ることのないように、我々は一方で(税金を払うという形で)国を支えながら、もう一方で国が破綻しても自分は生き残るという道を探さなければならない。その一つが、「日本」という国に囚われない働き方なんだろう。リタイヤ世代にとっては、まあ資産の海外(口座)拠出かな。

 勿論、「英語も出来ないノースキルの文系学生」だって、入り込める日本企業があれば、それでもいい。でも、それに入れない学生だって、だからといってブラック企業に入るんだったら、そうじゃなくて日本を離れて他所の国に行って就職するっていうテもあるんだよな、というのが本書の基本テーゼである。

 まあ、別に「日本企業に就職する」っていうことだけが、学生生活の次に来る訳ではなくて、起業したっていいし、最初からフリー(フリーター?)で仕事をしてきた先達はいくらでもいるし、多分、どんなことをしたって、今の日本では生活することはできるだろう。最悪、故郷に帰って農業をするってのも、逆に今の時代では「素敵な就職」かもしれない。

 まあ、そういうこと。

「英語も出来ないノースキルの文系学生」であっても、『「日本企業に就職する」っていうことだけが、学生生活の次に来る訳ではなくて』ということさえ理解していれば、何の問題もない。

 当たり前じゃないかよ。

 別に、学生の就職率が国の経済を決める訳じゃないからね。

 たかだか……。

『英語もできないノースキルの文系学生はどうすればいのか?~就職活動、仕事選び、強みをつくる処方箋~』(大石哲之著/tyk publishing/2013年9月30日刊)電子版だけの出版だ。その代り、安い!

Img0052またまた、写真と記事は何の関係もありません

LEICA M3 SUMMICRON 50mm/F2 @Yokohama (c)tsunoken ってことで、12/8の写真とは違うんです、が……

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