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2013年10月23日 (水)

『利田神社と鯨塚』に隠された秘密……うーん、別にそんなものはありません

 JR品川駅を出て、第二京浜国道八ツ矢橋を左に折れて京浜急行の踏切を渡ると旧東海道品川宿である。北品川駅の裏あたりから鈴ヶ森まで取り敢えずは繋がっている宿場町が、今でも商店街になって繋がっている。

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 と書くと、「おお、水戸街道の次は東海道か」なんて早とちりをする人がいるかもしれない。

 チッチッチ、違うんだなあ。

2013_10_17_15162

 問題は、この品川宿の碑がある品海公園から東へ、ということは海の方へ行った先にある利田(かがた)新地にある洲崎弁天、現在の利田神社なのである。

 もともと、歌川広重が名所江戸百景に描いた洲崎弁天は、明治になり利田神社となり、祭神も弁天様から市杵島姫命に代わっている、とは言っても本地垂迹 (ほんちすいじゃく=清仏習合の考え方から仏と神を同一視する考え方)によっては弁天と市杵島姫は同じだそうだし、まあどちらも女の神様だしな。

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 で、ここがその利田神社なのだが、その境内にある「鯨塚」が今日の目的。

2013_10_17_15352 これがその「鯨塚」

 寛政10年(1798年)、暴風雨に惑わされたのか一頭のクジラが品川沖に現れた。漁師たちは初めて見るクジラに驚いたものの、「このでかい魚を逃しては品川漁師の名折れだ」とばかりに、総出で小舟を操り、やっとの思いでクジラを天王洲の岸へと追い込み、砂浜に乗り上げたのを捕まえたそうな。

 この出来事は即座に品川宿の人々に伝わり、江戸市中の人々にも瓦版でもって伝わり、クジラ見物の人たちが大いに駆けつけ、品川宿は大盛り上がりになったそうだ。当然、その話は当時の徳川第11代将軍家斉の耳にも入り、品川漁師は浜離宮の御殿までクジラの死体を小舟でくくりつけて将軍に見せたそうだ。

 しかし、この徳川家斉って将軍はどうしようもない奴だったようで、とにかく奢侈な生活が大好きだったり、贈収賄を奨励したり、という経済政策ではまったく見るべきものもないダメ将軍であったようだ。

 で、このバカ殿がクジラをみて読んだ歌が『うちよする 浪は御浜の おにはぞと くじらは潮と ふくはうち舟』という、なんとも言いようのないバカ歌である。

 その後、約18mという大きなクジラの死体は腐り始め、やむなく漁師総出で解体し、油を搾り、骨をこの洲崎弁天(利田神社)境内に埋めたそうである。

 その記念が、この鯨塚という訳である。東京で鯨塚があるのはここだけだそうだ。そりゃそうだよな、江戸や東京でクジラが取れたという話は聞かないからね。

 要は、日本人というのは昔からこうして生き物を使ったり、喰らった後はちゃんと塚を作ったりして、感謝と供養をささげてきたってことを言いたいだけ。哺乳動物を屠るというのは人間が食物連鎖の頂点にいる以上はやむを得ないことなんだけれども、それでも日本人はちゃんとそんな動物たちを、キチンと敬っているということなのだ。

 その辺が、牛や豚や兎や馴鹿などを喰らって当たり前の顔をしている欧米人とは違って、文化的に高いところにいるという現実なのである。

2013_10_17_15502 神社横になる児童公園には、クジラのオブジェがあって和やかである。

2013_10_17_15542 北品川橋から見た利田神社である。このアングルからみると、やはり品川は海辺の町なんだということが良くわかる。

Nikon D7000 AF-S Nikkor 18-105mm @Kita Shinagawa (c)tsunoken

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