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2013年9月24日 (火)

『1万円起業』のリアル

 ここのところPVがかなり増えてきているのだが、一昨日は3,538とこれまでで最高のPVになった。いやはや、ご購読ありがとうございます。

 前に書いた、『『常識からはみ出す生き方』というより具体的な「ノマドの技術」である』のクリス・ギレボー氏の前著に続く出版だ。

 基本的にははクリス・ギレボー氏のブログ The Art of Non-Conformity のなかにある The 100 Start Up というコラムの書籍化なのであるので、実はそのままネットで読むことは可能なのだ。そんなに難しい英語じゃないから、一度お読みすることをおススメする。私の読み方は、ほぼ毎週1回クリス・グレボー氏からメールマガジンが来るので、そのタイミングで取り敢えず1回英語のままで読む、次に「Bing翻訳」ってやつでトンでもない翻訳文を読んで取り敢えず知らない単語の大体の意味を知る、でもう一度原文を読む、ってことで基本的には完璧に読めちゃう。教科書英語じゃないので、英語の勉強にもおススメです。

2013_09_15_43972 『1万円起業 片手間で始めてじゅうぶんな収入を稼ぐ方法』(クリス・ギレボー著/本田直之監訳/飛鳥新社/2013年9月20日刊)

 そのブログの最後にギレボー氏の著作を引きながら『誰もが自分の「生きた証」(レガシー)は欲しい。しかし、そのレガシープロジェクトを実現するためには、常に以下の5つのポイントを検証しなければならない』として『ビジョン』『恩恵を受ける人(ベネフィシャー)』『おもな方法。メディア』『成果』『評価基準(メトリクス)』を挙げた。言わばその実践編がこの『1万円起業(The 100 Start Up)』なのだ。

『小規模なビジネスは昔からあったが、今ほど多くの可能性が、ちょうどいい場所とタイミングで、そろって登場した時期はなかった。「機械オンチ」という言葉が死語になるほどにテクノロジーは使いやすくなり、かかる費用も劇的に減った。新しいアイデアはすぐにテスト販売できて、見込み客の反応を見るのに何か月も待たなくてもいい。オンライン決済サービスPayPalのアカウントはほんの数分もあれば開くことができ、180か国以上の買い手からたちまち送金を受けられる』

 で、本書で紹介する実例、その他の多くの実践例1500人以上が、以下の6つのうち、少なくとも4つの基準に合致しているという。

①情熱主導型モデル
 趣味や、夢中になっているものを基にしてビジネスを生み出した(ただし、あとで詳しく述べるように、情熱だけでは大きな利益に結びつくとは限らない)。

②超・低コスト
 起業資金が1000ドル(10万円)未満、特にごくわずかな費用で――100ドル(1万円)未満で――始めた例がほとんどだった。

③利益が少なくとも年間5万ドル(500万円)
 少なくとも北アメリカの平均収入が稼げるビジネスが望ましい。本書を読むとわかる通り、利益にはかなり幅がある。10万ドル(1000万円)以上の高利益を稼ぎ出しているビジネスも多いが、基準は年収5万ドル(500万円)とした。

④特別なスキル不要
 ごくふつうの人がビジネスを成功させた例を知るため、誰でもできるものばかり選択した。なかにはある種のスキルを必要としたものもあるが、それらは短期間の訓練か、自主的な学習で身につけられるものだ(たとえば歯科医になるのは簡単ではないが、コーヒー焙煎の技術は他の仕事をしながらでも覚えられる)。

⑤収支の完全公開
 回答者はその年の予測利益と、少なくとも過去2年間の実際の利益を公開することに同意した。さらに、収支について具体的に話してほしい、という要求にも応じてくれた。

⑥従業員5人未満
 ケーススタディの多くは完全に1人で経営しているビジネスだ。その他の場合も、ビジネスの規模を小さく、小人数に保っている例に注目した。

 というようなわけで、会社を突然クビになったビジネスマンが「押し売りをしないマットレス店」というコンセプトでECサイトを開いたり、大火事で焼けてしまった家具製造業を立て直すかわりに乗馬体験をさせる牧場を始めたり、企業内弁護士として高給取りの生活をしていたにもかかわらずヨガの個人レッスンを始めたり、世界中を回って結婚式の写真を撮るウェディングカメラマンや、格安航空券を手に入れる方法を伝授するサイトの運営者や、「エクセルの達人になる」トレーニングをビジネスにしている人や、音楽教師の管理業務を請け負ったりしている人たちを紹介する。

 なるほど、それらは対して起業資金はかからないし、決して大変なスキルを要するものでもなく、低リスクのビジネスではある。ある種の「情熱」は必要だが、ただし、問題は『自分の情熱とスキルを、他人にとって有益なものと一致』させなければならないということ。

『(情熱+スキル)×(問題+市場)=ビジネスの機会}

 『情熱は重要だが、この数式の一部でしかない』ということであり、情熱は「ときに役立つ」という程度に考えておくことが大事なのである。

『情熱主導型ビジネスの多くは、趣味や情熱そのものではなく、間接的に関係があるもので成り立っている。
 すべての情熱や趣味が必ずしもビジネスには向いているとは限らないし、趣味や情熱を基にしたビジネスを誰もが望んでいるわけでもない』

 というところが大事なんだよなあ。

「好きこそものの上手なれ」という諺はあるけれども、「好き」だけでは仕事にはならないんだなあ。つまりそこに需要があるかどうか……って、それってビジネスの基本なのであった。

 なあんだ、そうか。

 じゃあ、私も始めてみようかな、スモールビジネス。

 取り敢えず、この片っ端から読んでいる本を定価の半額で売ります。ご希望者はメールください。って、ああKindle版はダメですけれどもね。

『1万円起業 片手間で始めてじゅうぶんな収入を稼ぐ方法』(クリス・ギレボー著/本田直之監訳/飛鳥新社/2013年9月20日刊)Kindle版はない。本来こういう本こそ電子版を同時に出すべきだと思うんだがな。ねえ、飛鳥新社さん!

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