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2013年9月19日 (木)

『鬱ごはん』って言いうほど変なモノを食っているわけではない。気分の問題なのね

 そうか、いまや「鬱」も商売(ビジネス)になる時代なんだな。

 しかし、「就職浪人生」って何だ?

 だって、最早大学にも通ってないんでしょ。

 でも、「鬱」になんてなってる暇はないんじゃないの?

2013_09_15_43982 『鬱ごはん(1)』(施川ユウキ著/ヤングチャンピオン烈コミックス/2013年5月5日刊)

 施川ユウキの『鬱ごはん』に収録されている「鬱ごはん」は『豚焼肉定食/宅配ピザ/餃子/ドーナツ/回転寿司/焼肉/ソフトクリーム/たい焼き/パスタ/年越しそば/鍋/懐かしくおいしいモノ(ホットケーキ)/高級ハンバーガー/ステーキ/食パン/扁桃腺(サトウのごはん)/高級アイスクリーム/ざるそば/ホットドッグ/プレミアムビール/ペペロンチーノ/フライドチキン/ジョギング(厚切りチャーシューまん)/カツサンド/シュガーマーガリン/ステーキ定食/Charge & Go!(レッドブル&ウィダーinゼリー/信玄餅/食後の一服(モズバーガー)/花火大会(カップやきそば)/飲みニケーション(居酒屋メニュー)/バナナ/ウィンナーコーヒー/おでん缶/肝油ドロップ(鏡餅)/鬱ごはん特別版(アーモンドチュロ)』の数々。殆ど外食。というか自分で調理した料理は皆無、ってどんな食生活してるんじゃい。これじゃあ鬱にもなるわな。

「就職浪人生・鬱野たけし」って言ったって、最早、就職浪人歴3年、現在は深夜のマンガ喫茶でアルバイトをしている立派なフリーター。『時折思い出したように履歴書を書こうとする。何もしていないワケではないと、自分自身に言い訳する為のアリバイ作りだ。それでも筆は重く、気合を入れなければ、一文字たりと書く気になれない』ということで、プレミアムビールを飲んで、酒の力で乗り切ろうとする、っていう時点で、既に負けてしまっているじゃないか。

 というよりも、考えてみれば「就職浪人歴3年」というのはアリなのか? 就職浪人ということは今でも鬱野たけしはモラトリアムということなのだろうけれども、しかし一方で「マンガ喫茶でのアルバイト」というのは、立派なフリーター(?)でしょ。それは単に「アルバイトをしながら正社員の道を狙っている人」というだけのことで、別に就職浪人なんていうほどのものではない。単なる「アルバイター鬱野たけし」っていうことだけで、それを就職浪人であると言っているのは、単に田舎の実家にいる両親に対する言い訳でしかないのではないか。

 でも、そんな実家にとどいたお中元やお歳暮をせっせせっせと母親が送ってくるのにもかかわらず、たけしは放置して賞味期限切れさせて、結局水洗トイレに流して捨ててしまうのである。

『贈答品をトイレに流す。人の道を外れた不道徳な行為であるコトを理解しつつも、僕は同時に不思議な使命感も感じていた。コレは最低な、自分に見合った、自分らしい、汚れた仕事だ。「I am "GEDO"(オレは外道だ)」 それでいい』

 ったって、そんなことするなら賞味期限内に消化しろよ、と言いたい。

 時々出てくる「妖精」というか心の中の声。

『オマエはきっと、人生の重要な決断も、追いつめられて、マヌケな選択をしてしまうやろな』

 スーパーのアイスクリーム売り場に行く。

『アイスクリームには賞味期限が無い。
 -18℃以下で保存している限りは腐らないからだ。
「うらやましい…」
 新卒で就職できなかった若者は、どんどん腐っていくだけだ。
「生きやすい世の中になるまで、-18℃のカプセルでコールドスリープしたい』

 そうか、だから若者がコンビニの冷蔵庫の中に入るのか……。

『子供の頃から知ってるアイスばっかだな…新商品が出ても、大抵ワンシーズンで消える。
 冷蔵庫はスペースが小さいから、新参アイスはチャンスが少ないんだ。
 既得権益を持ったメジャーアイスが、いつまでも老害のようにはびこるわけだ。
 こんなミニカップで250円もする高級アイスも、一度力を持てば、半永久的に売れ続ける。
 格差社会の象徴だな。
 どこの世界も血で血を洗うレッドオーシャン。ベリーハードで気が滅入る』

 なんてことを言っているから、いつまでたっても「就職浪人生活」から抜け出せないんだ。

 なあんてことを、マンガを読みながら考えている私って、やっぱり我が家にも就職浪人が出そうな状況になってしまっているからなのかなあ。

『鬱ごはん(1)』(施川ユウキ著/ヤングチャンピオン烈コミックス/2013年5月5日刊)

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