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2013年9月11日 (水)

『[新版]あなたもいままでの10倍速く本が読める』が、私にはあまり役にはたたないようで

 腰巻の惹句『「フォトリーディングをマスターしたことが、現在の私につながっています」経済評論家 勝間和代』につられて思わず買ってしまった。

2013_06_27_78322 『[新版]あなたもいままでの10倍速く本が読める』(ポール・R・シーリィ著/神田正典監修/井上久美訳/フォレスト出版/2009年11月18日刊)

 まあ、ちょっと訳があってそんな本を買ったのであるが……。

 さすがにこのテの本らしく『25分で、この本を読んでみましょう』という「まえがき」みたいなのがあって、『25分コース(レベル1)25分で本書の要点をつかむことができます。まず本全体のページをめくってさっと目を通しながら、目次、各章の見出し、小見出しを読みます。次にもう一度、初めから目を通して、今度は自転車に乗っているアインシュタインのアイコンを探し、その下にある段落を読んでいきます』、とあって次に『プラス30分コース(レベル2)さらに30分あれば、本書の大筋を話し合えるくらいまで、内容を把握することができます。もう一度、初めから目を通します。今回は、ジョギングしているアインシュタインを探し、その下にある段落を読んでいきます』、となり最後に『プラス45分~90分コース(レベル3)さらにあと90分もあれば「フォトリーディング・ホール・マインド・システム」を完全に理解することができます。また初めから目を通して、ここでは頭の上で電球が光っているアインシュタインを探し、その下の段落を読んでください。アインシュタインを探す際は、各章の見出し、小見出しを再度チェックしながら、レベル1と2で読んできた内容を思い出すようにしましょう』という、三段階の「この本をきちんと一字一句読みたい」という人にはそれでも結構だが、しかし、こういう本の読み方があるんだという、それこそフォトリーディングに繋がる読み方を「オススメ」しているのである。

 で、私はその通りの方法で、なおかつレベル2ではレベル1も一緒に読んで、レベル3ではレベル1、レベル2も一緒に読んだのであった。

 今回のこの読書方法はどういうことかと言うと、普段の私の読書方法の逆をやったわけですね。つまり、私の読書方法というのは、「まず書店でまえがきと目次、あとがきを読んで」面白そう、ブログに書けるネタがありそうなら購入。次に、購入後、見出し、小見出しを読んで大体の本の構成をアタマに入れてから、付箋を持って本を読み始めるわけです。で、読みながら気になったところに付箋を貼りながら、大体1時間から2時間位で1冊の本を読み終える。読み終えた後は、取り敢えず付箋をした部分だけをもう一度読み、どんな方向でブログを書こうかと考えてから、一度本のことは忘れて一晩寝ちゃう。で、翌朝やおらブログを書き始めるのであります。

 つまり、この本に関しては、普通の私の本の読み方とは逆、まずアインシュタインに付箋を貼りながら、その付箋の場所を増やしながら読み進めていくという方法をとったわけだ。で、レベル3の読み方をした後の私は、なんかもうこの本を読んでしまった気になって、もはやそれ以上この本を読む気にはならなかった。

 じゃあ、それで「フォトリーディング・ホール・マインド・システム」なるものを理解したのかといえば、実はまったく理解していない。フォトリーディングって言えば、何となく本を見ながら、文章を言葉として読むのではなく、まさに「写真に撮るように見る」という読み方であるという風に理解していたのだが、実はそう単純なものでもないらしい。

 つまり「トリガーワードを見つける」という部分は、当然フォトリーディングの中でも一番大事な部分(と私が思っているだけかもしれないが)であり、要はその本のキーワードを探すと言いうことなのだ。私が付箋を貼るという作業をしながら本を読むというのも、実はそんな「この本のキーワード」を探すための作業であるのだ。つまり、本を読みながら気になった場所に貼る付箋は、その付箋を貼った場所だけを読み返すことによって、その本からキーワードを浮かび上がらせる作業に他ならないのだ。

 ただし、本を「(ひとつひとつの言葉は意味を持たない)映像のかたまり」として読むフォトリーディングの手法と、私のように「(ひとつひとつの言葉が意味を持つ)基本的には文章のかたまり」として読む方法の間には、かなり隔たりがあるような気がする。

 絵本のように文章の本を読めればかなり嬉しい。しかし、私たちは「言葉という意味を持ったモノ」を知ってしまっている以上、それを再び意味を持たない映像として読むことはちょっと難しいのではないだろうか。勿論、子どもの時に「ひとつひとつの言葉を音読」したような読み方はもはやしていない。なんとなく、ページ全体を見ながら、そこから意味のありそうなところを探しながら読んで行くという読み方がせいぜいだ。

 それがフォトリーディングなのだと言われてしまえば、そんなものかもしれないとも思えるのだが、だったらそんな読み方は別に新しい読み方でも何でもなくて、前からある普通の読み方じゃないか、ということになってしまう。まあ、そんな読み方は読書家の読み方であり、一般の人たちがそんな読み方はしていないことは知っていますがね。

 多分、一般のひとたちは書かれた文字をひとつひとつ意味を考えながら読んでいくんでしょう。だから読むのが遅いということになるのだろうけれども、私だって決して速いわけではない。普通の新書に1時間から2時間というのは標準的な時間のかけ方だと思うのだがどうでしょうか。

 で、2時間かけて読んだ新書の付箋を貼った部分を10分くらいで読んで、なるほどこの本のキーワードはこれかと見つけて、その日はそのまま寝ちゃう。まあ、ところが寝ながらでも人間ってモノを考えられるのですね。翌朝起きたときには、結構考え方がまとまっていて、なんか「ボク書けちゃいそう」ってなもんで、朝食後(朝食前のときもある)やおらブログを書き始めるわけなのです。

 う~ん、だったら別にフォトリーディングなんて覚えなくてもいいかな、あまり速読術ばかり身に付けちゃうと、せっかくのいい本もなんか速読で終わらしちゃあもったいないよなんて気分になるじゃないですか。

 ということで、私が速読術を身に付けたいのは、ある理由があるから、と最初にかいた。しかし、その理由はまた後日のお楽しみということにして。

 まあ、自分の本の読み方の遅いことを気にしている方には、意味のある『10倍速く本が読める』かもしれない。

 でも、意外とその程度。

 そんなに早く本を読んでなんか意味があるの? と思った貴方。その判断は多分正しいと思います。特にフィクションが好きな人にとってはね。ただし、沢山の本を読まなければいけない立場の人、例えば勝間和代さんみたいな人にとっては有効な方法かもしれない。基本的に勝間さんが読むのは経済書だろうから、「トリガーワード」を見つけるのは簡単だ。

 基本的に、ビジネス書やノンフィクションを読んでいるような私にとっては「うまい本読みの方法」ではあります。しかし、既に一部自分でも採用している方法だとなるとなあ。今更……。

『[新版]あなたもいままでの10倍速く本が読める』(ポール・R・シーリィ著/神田正典監修/井上久美訳/フォレスト出版/2009年11月18日刊)

2013_09_10_31692 まあ、少額ではありますが株投資なんかとやっていると「東京オリンピック」は基本的に前向き材料ではありますが、ここまではしゃがなくってもいいでしょ。なんか、ここまで来るとちょっとシラける。

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