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2013年8月13日 (火)

う~ん、確かにその通りなんだよなあ。だけど……。半沢直樹シリーズに関するイケダハヤト氏の感想について

 池井戸潤の半沢直樹シリーズに関するイケダハヤト氏の感想が、いかにもイケダ氏風で面白い。

2013_08_12_0624_edited1 『オレたちバブル入行組』『オレたち花のバブル組』(池井戸潤著/文春文庫/2007年12月10日・2010年12月10日刊)

『半沢直樹さん、「倍返し」している暇があるなら、会社辞めて起業すればいいのに」というものである。

 これについては「この人、本当に原作読んだの?半沢が何のために銀行に入ったのか、そしてなぜやめないのは原作に充分描かれている」なんてトンチンカンなことをTwitterに書いて批判している人がいるが、それは筋違いというものである。そんなことはイケダ氏は百も承知、二百も合点というところから、しかしプロブロガーという立場から見れば、何か無駄なことをしているよなあ、という点をついたのであろう。

 とは言うものの、三大メガバンクと言われるうち、池井戸潤氏の出身行である三菱東京UFJ銀行(池井戸氏がいた頃は三菱銀行)の従業員数が33,600人、みずほ銀行が26,500人、三井住友銀行が22,500人と、三行合わせて8万人以上、連結会社までを含むとその倍くらいの人がまだまだ銀行関係で禄を食んでいる以上は、まだまだ銀行は日本の中心的な産業であることには変わりはないし、ということはまだまだ半沢直樹みたいに「やられたやり返す。倍返しだ」なんてことをやっている人は結構いるのである。

 プロブロガーなんて、言ってみれば今の日本ではまだあまりいない先端的な職業であるし、そんな立場の人から見れば「何無駄な悪あがきをしているんだ」というようなところだろうが、実は大半の日本人はいまだに大会社・中小企業の枷の中で生きざるを得ないということ。

 特に銀行なんて完全な官僚機構であるから、「手柄は上司のもの、失敗は部下のもの」というのは実にありそうだし、人事部出身の支店長がそれを武器に会社を自由に操ろうとするのも分かりやすいお話である。実際にはそんな単純な話ではないだろうけれども。

 ただし、一言だけ言ってしまうと、5億円位の不良債権なんて、それこそメガバンククラスになってしまうとゴロゴロある話らしく、それをもって銀行内部があんなにモメることはないそうだ。取り敢えず5億円位の不良債権は債権回収会社(サービサーというそうだ)に10万円位で売ってしまい、銀行としてはそれで債権処理終了、不良債権は経費処理をして税金対策をすませてオシマイ、ということになるそうだ。

 勿論、不良債権化した融資の担当者はそれなりには責任は取らされるだろうけれども、銀行上部の方には類は及ばないわけで、そうでもしない限りは銀行幹部になんてなる人はいなくなってしまう。で、結果として銀行内外部にはそんな不良債権となった融資の責任を取らされた行員の死屍累々ということになるのだ。

 まあ、勿論イケダ氏の言う通り『今の時代に半沢さんが、同じ環境で仕事をしていたら、さっさと会社を辞めて、優秀な同期たちと金融系のベンチャーでも興すのでしょう』というのもアリだろうし、『問題意識的に、エクイティ型のクラウドファンディングなんか興味を持ちそう。「これからは腐った銀行に金を借りる時代じゃない、市民の共感をお金にする時代なんだ!」とか』というのも面白い。これからは特にね。

 多分、今風に銀行を捉えたらまさしくその通りになるのであろう。で、池井戸氏も銀行を辞めて金融コンサルタント何かを始めたのかも知れない。

 で、テレビの半沢直樹シリーズは今度は『オレたち花のバブル組』の方に入っていき、今度は東京本店営業二部次長となった半沢直樹が、巨額の損失を出した伊勢島ホテルの立て直しを図るのだが、それを邪魔する金融庁の黒崎との戦いがメインのお話。ポイントは隠蔽資料の隠し場所であります。ネタバレごめん。

 で、実はこのお話の後、半沢は銀行の子会社の証券会社に出向になる。まあ、『オレたち花のバブル組』ではやりすぎってことで。で、出向先の証券会社で扱ったM&A物件が親会社の東京中央銀行に奪われそうになり、それと戦うのが、『ロスジェネの逆襲』なのである。現在、半沢直樹シリーズは『銀翼のイカロス』を連載中なので、それが完結したら、『ロスジェネ』と『イカロス』をベースにしてテレビドラマ続編かな。

20130812125607hanzawa TBS半沢直樹シリーズの公式サイトはコチラ

『オレたちバブル入行組』『オレたち花のバブル組』(池井戸潤著/文春文庫/2007年12月10日・2010年12月10日刊)Kindle版もあり、ただし値段は一緒。

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