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2013年8月23日 (金)

『おっさん海外一人旅』も、もう今はやってないの?

「フォトグラファー」にとって「旅」は必然だ。つまり「フォトグラファー」にとって「トラベル」は必然、ということは「トラブル」も当然というダジャレが成り立つわけですね。 

 ただし、玉石混交のKindle Direct Publishingだが、ちょっとこれは「石」に近いかなと。ちょっと残念!

20130820_193938 『おっさん海外一人旅 (トラブル編)言葉もわからず、しゃべれません』(高橋克郎著/㈱スタジオアルビ/2013年8月5日刊)

 さすがに1941年生まれの「爺さん」だ。当然、「クルマ」というものは「壊れる機械」であるということを前提にした存在であった。『言葉もわからず、しゃべれません』けれども、クルマのトラブルには全く動ぜず、対処ができる。ボンネットを開けてエンジンをいじくるというのは、昔は自動車オーナーの愉しみの一つだった。ラジエターを調べて水の量を見る、バッテリーを調べ、エンジンオイルの量と劣化を調べて、ファンベルトの張りを調整し、ブレーキフルードを調べて、基本的なエンジンの状態を調べるというのは、私たちの世代までなら当たり前の「クルマのオーナーなら自分でやること」だった。更に、「それが楽しみ」のひとつだったのだ。

 今はそうじゃない。というか、クルマを購入してから一度もボンネットを開けないことは普通のことになってしまったし、それこそ「何でクルマは動くのだ」ということを知らなくても、クルマの運転はできるようになったしまった。

 今に、自動運転が可能になると、もうクルマの構造なんてものには全く興味がなくてもクルマを運転しちゃうひとが続出するんだろうなあ。テレビや冷蔵庫や電子レンジやパソコンの構造(ハードウェア)なんかまったく知らなくても、それらの電子機器を使ってしまえるような時代がやってくるのである。その萌芽が既にアメリカではあって、2009年にトヨタ・プリウスやタンドラのアクセルペダルが戻らないとかブレーキがきかないといったクレームは、結局ユーザーの使い方が悪いという結果になったのだが、その一番の理由はユーザーがクルマの使い方を知らずに使っていたということなのである。

「クルマは壊れるものだ」ということを前提としていれば、その兆候が表れた時点でユーザーは注意し、ディーラーに持ち込んで調査と調整を依頼したはずなのである。要はそれは「クルマを使いこなしているユーザー」ではなく、「クルマに使われているユーザー」であるに過ぎないという、単なる「ユーザーの劣化」ということなのである。

 で、「おっさん(それも「言葉もわからず、しゃべれません」な)」が、海外で「一人旅」を、それも「クルマを使って」やっている以上は、「トラブル多いトラベル」になってしまうわけだ。

 しかし、日本と違って海外の場合のレンタカーって、結構怖いクルマが多いのだなあ、という印象。

 なにしろ『エンジンを留めてる台座のビスがなくてエンジンが落っこちてる』とか、『アクセルを踏んでもスピードが出ない』とか、『運転席側の窓ガラスが自然に下がって、もとに戻らなかった』などなど。

 う~ん、私も結構欧米ではレンタカーを利用したが、これほどまでのトラブルには遭ったことはない。まあ、多分それは利用の分量の問題なんだろうな。私程度の海外旅行の分量だと、これほどのトラブルに遭うこともないのだろう。

 つまり、「フォトグラファー」にとって「トラベル」は必然だから、「トラブル」も当然である、ということ。

 今は韮崎市に引っこんでしまった高橋氏だから、以前のようには海外には出かけずに、国内を改造キャンピングカーで悠悠自適に移動しながら写真を楽しんでいるようだ。しかも『デジタルになって35ミリ2台と三脚があれば十分。20分の1位になってしまった。しかも、機材の取り出しが簡単で、雨の日、雪の日の楽なこと』という状態で、アナログ時代のように『大型カメラ、中型カメラ、35ミリ、大きな三脚2本、各種の交換レンズ、そして各種のフィルム』をクルマに積み込んで、そうなると助手も必要になるし、その人件費も稼がなければならない。とまあ、いまのデフレ時代には合っているデジタル化であるが、それは多くの写真家が言っていることでもある。

 それでも、やはり「おっさん一人旅」なんだろうか。

 まあ、私も写真を撮ることが目的の旅となると、やはり一人旅になってしまうなあ。カミさんと一緒の旅行になると、必ずその中に「観光」というものを入れなければならなくなってくる。いやいや、単なる街の写真を撮りに行くんですよ、なんていうと途端に私のことをバカにするカミさんというものが出現する。

(一般の)女にとってみると、写真撮影というものは、何か観光とか重要なイベントとかそういったものに付随して行われるもので、それが第一目的になるというのは、写真家でもないと許されないようなのである。

 まあ、それが女の実利主義というものなのであろうが、男の「無駄遣い」というものを決して理解しないというのも、女の偏狭なところなのだけれども、まあ、しかしそんな偏狭さを一方がもっているからこそ、バランスがとれて一家が滅びないで済むというものでもあろうか。

 なんて、本書とは関係のないところにまで話が発展してしまったが、まあ、それもそうしたことが許される本であるということもある。

 高橋さん、すまん。

 本の批評にはなっていないが、それが私の「書評」なんですよね。

『おっさん海外一人旅 (トラブル編)言葉もわからず、しゃべれません』(高橋克郎著/㈱スタジオアルビ/2013年8月5日刊)Kindle版のみ

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