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2013年8月 6日 (火)

『IT企業という怪物』だけがブラックじゃないが、そんなブラック企業は辞めればいいのだ

 今、富山に来ています。明日は高山に行って、高山泊まりで東京に帰る予定。

 だけど、取り敢えずこれまでにエントリーしていた文章をUPします。富山、高山報告はその後に……。

 別にIT企業がブラックだということではないのだが、一方IT企業にブラックなところが多いというのも事実なようだ。その理由は顧客にあるというのだが……。

 つまり『問題は技術にあるのではなく、顧客が夜遅くまで働くことです。「午後6時から会議をやろう」と言われ、会議の終わりに「翌朝までに結論を出しておいてください」と宿題をもらうことも少なくない。となると、IT企業の社員は遅くまで働くしかありません』ということなのだが、そんなものは毅然とした態度で断るくらいの姿勢がないのだろうか? それとも、そんなことすると他の会社に仕事を奪われてしまうという心配があるのだろうか?

2013_08_01_9989_edited1 『IT企業という怪物 組織が人を食い潰すとき』(今野晴貴・常見陽平著/双葉新書/2013年7月21日刊)

『朝8時半出勤で、夜10時くらいに退社する毎日でした。平均して13時間労働です。
 でも当然のように1円も残業代は支払われない。時間外労働の100時間分は、毎月の給料に最初から”込み”ということになっていて、100時間を超えて残業しても一向に支払われなかったんです。
 そのうえ、持ち帰り残業はほぼ毎日あるんです。土日の休みの前になると”休日中のタスクリスト”を作るよう上司から課されて、休み明けには報告しなくてはいけない。息をつく暇もありませんでした。
 身体が半年持たずに悲鳴を上げて、血尿が出て鬱病を発症してしまって会社を辞めました。いまもリハビリの日々を送っています』

 入社式での上司の発言。
『お前たちはクズだ。異論はあるだろうが、社会に出たばかりのお前たちは何も知らないクズだ。その理由は、現時点で会社に利益をもたらせるヤツが一人もいないからだ』

『求人数も少なく、「正社員にならなければ」と追いつめられた新卒は安いし言うことを聞くからと大量採用、大量解雇を繰り返し、効率的に利益を上げようと悪辣な巧妙さで若者を使い潰す』

『正社員だったんですが、社長から無茶な命令をされて、それができなくて……なぜか固定給じゃなくて時給で給料が換算されるようになったんです。1時間につき850円。これが私の給料でした』
『トイレに行った時間や、煙草を吸いに行った時間の分は、社長の目分量で給料から引かれましたね。煙草はまあ、しょうがないところもあるかもしれませんが、出先から戻る時間とか、社長から電話でアレコレ説教されたような時間とか、そういうものも、すべて引かれてしまうんです』

『俺は君を気に入った。ほかの役員が反対していて、本当は不採用だけど、私の一存で、アルバイトなら雇ってもいいよ』

『従業員への罰金のみならず、「巨額の損害賠償請求」もよく聞く。実際に裁判になった事例で衆目を集めたのは、退職を申し出たら、2000万円もの損害賠償を請求する訴訟を起こされたという話である』

『独立をサポートする体を取りながら、実際は、従業員を分社化した会社の社長にすることで責任を押し付け、業績が悪くなったらすぐに切るという手管を駆使している企業も多々見受けられる』

 むむむっ、企業の側もいろいろやりおるのう。ただし、これらすべては違法行為なのである。

 まあ、いろいろ考えて、会社の利益を上げる方法を考えているのだろうが、ここはやはり働く側もいろいろ考えて対策を練る必要があるのだろう。

 別にIT企業がすべてブラックなわけではないけれども、企業としての歴史が浅いIT企業ならではの「モロ見え」部分がそこにはあるのだろう。歴史の長い企業は、結局創立当初はそんなブラックな部分もあっただろうが、時間を経ていく過程において、そんなストレートな部分を削っていき、できるだけ従業員が長い間仕事を続けてけるような環境づくりをせざるを得なくなり、「普通の企業」の姿になってきたり、そんな「普通の企業」の子会社だったりするIT企業は、親会社の文化を受け継いでいるので、はじめからキチンとした従業員対応をしている。

 まあ、そんなわけで今ブラック化しているIT企業だって、いずれの時期にはホワイト企業になったりするんだろうけれども、じゃあそんなブラック企業に入ってしまった若者はどうすればいいのか。

 って、コトは簡単。辞めればいいのである。

『そもそも、顧客の要求が厳しいから、労働条件が厳しくなっているのか、それとも、労働条件がゆるいから、顧客が無理を要求できるのか。どっちが先かというより、私は、そもそも日本人みんな労働条件を守ろうとしていないのだと思います』

 と今野氏が言う通り、日本人は労働者自身がコスト意識を持って仕事をすることを経営者から求められ、その言う通りに仕事をしている。勿論、経営者にはコスト意識は必要だが、労働者が会社全体から見た「自分という労働者のコスト」を考える必要はない筈だ。

『違法行為を受けて働けなくなりそうになると、まず人は「自分が悪い」と思いがち。それに「辞めても他に働くところがない」と悲観的に考えてしまう』のだが、実はそんなことはないのだ。違法行為を受けて働けなくなりそうだったら、働くのを辞めてしまえばいいのだ。別に、貴方がいなくても会社の仕事は回っているのだし、貴方が働く場所はいくらでもある。

 まあ、一度立ち止まって周囲を見回してはどうだろうか。結局、鬱病になったりするのは、そういう余裕がなくなってしまっているからなのだが、本当にギリギリになる前に、一度立ち止まるということが必要だ。

 で、周囲を見回してみると、なんだ結構みんなノンビリやっているじゃないか、ということが見えてくる。

 そう「こりゃ、やっていけんわ」となったら、辞めればいいのだ。

 ホントに……、辞めれば。

『IT企業という怪物 組織が人を食い潰すとき』(今野晴貴・常見陽平著/双葉新書/2013年7月21日刊)

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