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2013年7月21日 (日)

『男女共同参画の本当の意味』と、その意味を一番わかっていない人

 またまた勝間和代さんのマーケティングに引っ掛かってしまった私だが、まあそれはよい。問題は「男女共同参画」って何だということなのだ。

20130719_201848 『男女共同参画の本当の意味』(勝間和代著/デジタル・ブック・ストレージ/2013年6月25日刊)

 男女共同参画社会とは「男女が、社会の対等な構成員として、自らの意思によって社会のあらゆる分野における活動に参画する機会が確保され、もって男女が均等に政治的、経済的、社会的及び文化的利益を享受することができ、かつ、共に責任を担うべき社会」のことであり、そのために男女共同参画社会基本法という法律が作られている。

 男女共同参画社会基本法の前文にはこうある。

『我が国においては、日本国憲法に個人の尊重と法の下の平等がうたわれ、男女平等の実現に向けた様々な取組が、国際社会における取組とも連動しつつ、着実に進められてきたが、なお一層の努力が必要とされている。
 一方、少子高齢化の進展、国内経済活動の成熟化等我が国の社会経済情勢の急速な変化に対応していく上で、男女が、互いにその人権を尊重しつつ責任も分かち合い、性別にかかわりなく、その個性と能力を十分に発揮することができる男女共同参画社会の実現は、緊要な課題となっている。
 このような状況にかんがみ、男女共同参画社会の実現を二十一世紀の我が国社会を決定する最重要課題と位置付け、社会のあらゆる分野において、男女共同参画社会の形成の促進に関する施策の推進を図っていくことが重要である。
 ここに、男女共同参画社会の形成についての基本理念を明らかにしてその方向を示し、将来に向かって国、地方公共団体及び国民の男女共同参画社会の形成に関する取組を総合的かつ計画的に推進するため、この法律を制定する。』

 要は、男女共同参画社会が実現していないから、わざわざこんな法律まで作ってそんな社会を作りましょう、ってやっているわけである。

【月曜日】割を食っているのは、女性でなく男性である

『日本全体で、片方の性別だけが、長時間労働をして、納税をして、そしてその結果、職場以外の社会的なつながりが保てず、友人関係も損ねて、さらに、家族との関係も危うくしています』

【火曜日】日本で男女共同参画が進まない本当の理由

『男性にも、女性にも、男女差別(女性庇護)を支持する人たちがいて、その人数が社会の多数派を占めれば占めるほど、その国の差別は激しくなります』つまり『男性である、ということだけで得をしてきたけれども、その割には実力が伴わない人は、男女差別を無意識に好むようになります』と同時に『もし男女差別がなければ、正社員として自立して働くことを強要される女性たちのうち、競争に負けそうな人たちは、積極的に男女差別を支持します』

【水曜日】なぜ欧米諸国では男女共同参画が進んでいるのか

『日本では北陸三県、そして、ヨーロッパの多くの国は、女性は社会人になった後、結婚した後も、よほどのことがない限り、働き続けます。それはそういう文化であり、そのようなライフスタイルを支えるためのインフラや制度が整っているのです』

【木曜日】男女の能力に性差は存在するのか

『ウーマンリブやジェンダーイコールは強力に推進されていた頃は、性差がないことが強調されてきましたが、やはり、男女に身長の差や体重の差が存在するように、能力にも差があることが分かってきています』

【金曜日】配偶者控除があることで何が起きているのか

『この制度こそが、日本での男女共同参画について理解がなく、社会制度が整備されていない典型例だと思っています』

【土曜日】時間当たりの労働生産性を高める必要がある理由

『男性中心だと、実はみんな、無意識にですが、長時間労働が女性の参入を阻んでいることについて結託しています。だから、それ以外の働き方を許すことに、驚異を感じているのです』

【日曜日】これから私たちができること

『男性は女性をよりよく活躍してもらうことで自分の労働時間を短くすることができますし、女性はよりよく活躍できる場を自ら求めることで、まるで真空地帯のような環境ですから、あっというまに「逆差別」の恩恵をうけることができます』

 う~む、確かに女性の社会進出が増えれば増えるほど、社会の労働生産性は上がる訳で、それが日本経済再生の道であるということなのだ。

 しかし、育児休業を1年から3年にしようなんて言っている首相の下でそんな成長戦略を描けるんだろうか。安倍首相の成長戦略についての姿勢は分かるのだが、なんかやっていることがチグハグなのは何故だろう。

 多分、「安倍氏の基本的に持っている保守的な考え方=妻は家にいて子育てをするものだ」と、「こうあらねばならない=男女共同参画が日本経済再生のカギだ」という部分が完璧に乖離しているからではないだろうか。

 なんか、そこが問題だなあ。

 という、残念だが、予想できたような結論。

『男女共同参画の本当の意味』(勝間和代著/デジタル・ブック・ストレージ/2013年6月25日刊)

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