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2013年7月18日 (木)

『金持ちになる方法はあるけれど、金持ちになって君はどうするの?』と聞かれたって、答えられる人はいないだろう

 まさしく『金持ちになる方法はあるけれど、金持ちになって君はどうするの?』と聞かれても、ちゃんと答えられる人はあまりいないだろう。つまり、ほとんどの人はただ漠然と「金持ちになりたい」と考えているだけで、その根拠もないし、努力もしていない人たちなのだ。

 つまり、そんな人たち(私たち)は「金持ちになれない」人たちなのである。

20130712200351gif『金持ちになる方法はあるけれど、金持ちになって君はどうするの? これからのビジネスを獄中から考えてみた。』(堀江貴文著/徳間書店/2013年6月1日刊)

 本書は堀江氏長野刑務所収監中のメルマガ『堀江貴文のブログでは言えない話』の中から「ビジネスモデル教えちゃいます塾」と「Q&A」を、「第1章 1980年以降に生まれた君へ」「第2章 ネット社会の向かう未来」「第3章 本気で金持ちになりたいか?」「第4章 本当に幸せなライフスタイルとは?」「第5章 ホリエモン出所後の日本を考える」という五つのテーマに沿って取捨選択し、編みなおされたものだ。従って、「Q&A」なんかはメルマガに載っていたあまりにもくだらない質問は省いてある筈なんだけど、でも「なんだかなあ」というような質問もかなり残されている。

 例えば『人生を変えるべく、起業することを漠然と考えています。しかしビジネスモデルのアイディアなどなく、この状態で起業しても当然ながら失敗するでしょう。何かアドバイスを頂けませんでしょうか』とか、『僕は今年で30歳になりますが、ワープアかワープアの一歩手前です。一応、正社員ですけど、もうずっとブラブラしています。仕事は忙しいですが、気持ちはブラブラです。やりたいと思う仕事に応募したりしても受かりません』とか、『東大中退、特にやりたいことはないが、なるべく早く金持ちになりたい。苦労は厭わない。という状態だったら、堀江さんは何をしますか?』とか、『とにかく私は、有名になりたいです。有名になって、講演などに呼ばれて日本中を飛び回りたいです。自分の得意なネットを活かしてPRしているのですが、なかなか依頼が来ません。成功している人には、コツや共通点があるのでしょうか?』とか、『起業前の段階で。これだけは読んでおいた方が良い思われる、本(漫画でもなんでも)を挙げて頂けませんか?』とか、『異業種交流会に行くってのは意味がないと堀江さんは言います。私は株投資を考えていますが、これからどんなビジネスや企業が伸びるのかとの情報を集めるのは、そういう場なのかなと思うんですけどどうでしょうか?』とか、なんかみんなもうちょっと考えて質問とかしろよなって思ってしまう。

 結局、こういう人たちって何もできない人たちなんだよな。何かを成しうる人たちは、既にこの段階で走り出している人たちなのだ。「何をやろうかな」なんてことを考える前に、猛烈に「やりたいこと」があって、やむにやまれぬ思いで、気が付いたら起業してたとか、気が付いたら何か新しい仕事をやってたとか、気が付いたら既に走り出している。

 堀江氏だって、オン・ザ・エッジを始めたときには、別にそれで大儲けしたいとか、これで一発当ててやろうなんて考えていたわけではなく(実は考えていたのかもしれないが)、自分の好きなコンピュータで何か新しいことが出来るという楽しさでもって始めたのであろう。オン・ザ・エッジがライブドアになったのはあくまでも結果であるに過ぎない。

 その後、近鉄バッファローズを買収しようとか、ニッポン放送~フジテレビを買収しようとか、総選挙に打って出ようとかというのも、別に勝算があってやったわけではなく。何か面白そうだな、わくわくしたいな、というのがまず第一の感覚だったのだろう。まず、この「面白そうだな」というのが始めに遭って、次にその面白そうなことを手掛ける。そんなうちに、どんどんのめり込んで行ってしまい、気が付いたら随分先まで走ってしまっており、その結果として「お金」や「名誉」や、そして堀江氏の場合は「犯罪」までついてきてしまったわけなのだな。

 まあ、そんな「面白さ」だけで突っ走ってしまう企業家って、結局は「周りの空気を読まない」人たちだから、大人世代の人たちが堀江氏の成功を苦々しい思いで見ていることに気が付かない。結果として、その所業が既得権益の所有者たちからは自らの権益が侵されるのではないかと恐れられてしまい、それは「犯罪だ」ということになって、「逮捕→起訴→有罪」となって収監されてしまった。

 堀江氏の証券取引法違反(有価証券報告書虚偽記載)という起訴事実にしたって、基本的には実刑が与えられることは普通はないわけで、オリンパス事件で同じ容疑で逮捕・起訴された菊川前社長・森前副社長・山田前常任監査役だって執行猶予付きの有罪判決である。まあ、そこは歴史のあるオリンパスという会社とまったく歴史のないライブドアという会社に対する、社会の対応の違いというしかない。

 無事、仮釈放となった堀江氏はもう同じことはやらないだろうし、以前よりは「周囲の空気を読む」態度も多少は身に着けただろうが、まあ、基本的には人間の性格なんて変わらないから、またまた何か興味の対象が「お金」に関するものになたっときには、またまた同じようなことをするかもしれない。まあ、多少の学習能力はあるだろうから、同じことはしないと思うけれどもね。

 そんな意味では、まだまだ危なっかしい堀江氏だが、それはそれで私たちの興味を、相変わらず引く対象であることは間違いない。

『金持ちになる方法はあるけれど、金持ちになってどうしたいのか』よくわかっている堀江氏なのであるから、これからはあまり目立った動きはせずにいて欲しいと思うのであるが、果たしてどうなるであろうか。相変わらず、興味の対象ではある。

『金持ちになる方法はあるけれど、金持ちになって君はどうするの? これからのビジネスを獄中から考えてみた。』(堀江貴文著/徳間書店/2013年6月1日刊)勿論、Kindle版もある。498円安い!

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