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2013年6月27日 (木)

『臆病者のための株入門』は臆病者だけが株で儲けられるということなのだ。シメシメ

 結局のところ『株式投資はギャンブルである』ということを認めるか認めないかという問題なのだ。

20130624_1740092 『臆病者のための株入門』(橘玲著/文春新書/2006年4月20日刊)

 で;

『ギャンブルはうさんくさくない。
 株式投資はギャンブルである。
 だから、株式投資はうさんくさくない』

 という三段論法にしてしまえばいいのである。

 勿論、株式投資のためには自分が投資する会社への知識というものが必要だ。資本金がいくらで、どんな業務内容を行っていて、最近の業務成績はどうなんだ、とか借金の量はどんなもんなのだ、とか云々云々。これ自体は経済学の基本である。しかし、株の売り買いをする際のタイミングを計るために株を眺めていると、結局それは株式投資をする人の「気分」によるものでしかない。で、人の気分を予想することは不可能なので、「株式投資はギャンブルだ」ということになるのである。

 毎日の日経平均の値動きを見ていると、大量の「下げ」に入った次の日はかならず寄り付きで「上げ」に入るし、「上げ」で寄り付いた日の午後の相場の最初は必ず「下げ」でスタートする。で、これって実体経済とは何の関係もない、人々の「気分」で皆売買をしているという証拠なのである。

 じゃあ人々の気分は読めるのかと言えば、それは「上げ」基調になると皆「あっ、上がった。これからも上がるだろう」と考えて「買い」に走るんだけれども、結局、その時期には(特に外国の)機関投資家は「売り」に転じていて、素人が「買い」に走った時がほぼ「天井」。逆に、「下げ」相場になって素人が「もう手放すしかないな」と考えたときは、実は機関投資家は既に「売り」を手じまいして、もう「底値」という状態。いずれにしても素人の「臆病者の投資家」は、「最高値で買って、最安値で売る」という、一番バカな方法論でしか株式投資はできないのであります。

 まあ、これが一般的な「普通の投資家」の姿。ただし、そうでないデイトレーダーという存在がある。

 一日に数百回もトレードする投資家たちだが、彼らはコンピュータに株式市場の値動きを観察させて特定のパターンになったら自動的に売買を実行させているだけ。それは「プログラム売買」と呼ばれ、それこそ実体経済の知識なんかは全く必要がない。単に単純に「株価の上下」に反応しているだけなのだ。で、そんなデイトレーダーになるためには『ニートの若者や主婦、リタイヤしたサラリーマン』であることが必要だということ。つまり、彼らは『はたらく機会を奪われているか、そもそも就職する気がない』人たちなのである。単純に日々9時から15時までコンピュータの前に座っていることが好きな人たちなのだな。まあ、今は時間外取引ってのもあるから、そうなると24時間コンピュータの前に貼りついていないとならない。

 で、結局私なんかはウォーレン・バフェット流の長期投資が一番だと考えるのだ。ひふみ投信の藤野英人氏(『日経平均を捨てて、この日本株を買いなさい。』の著者)もそうだが、基本的に『企業の本質的な価値を見極め、割安な銘柄に投資し、長期保存によって大きな富を生生み出』すという考え方だ。

 つまり、一番基本的な考え方。

『①株式投資は確率のゲームである。
②株式市場はおおむね効率的であるが、わずかな歪みが生じている。
③資本主義は自己増殖のシステムなので、長期的には市場は拡大し、株価は上昇する』

 ということでしかない。

 基本的にはこの③なんだろうな。この『長期的には』というところを、1年と見るか、数年と見るか、数十年と見るかという違いでしかない。基本的には資本主義という自己増殖するシステムにいる限りは、長期的には企業の経済規模は(倒産しない限りは)増大するわけで、それを考えれば株の基本は長期所有であるし、長期所有すればその会社が「自分の会社」であるという気分にもなって、もっとその会社を応援しようという気分にもなる。

 基本的にはそこなんだろうな。株主になるということは、その会社のパーシャルオーナーになるというわけなので、やはり「自分の会社」は応援したくなるだろう。応援して、株価が上がって、自己資産が増えればそんないいことはない。

 やはり、そこだな。

『臆病者のための株入門』(橘玲著/文春新書/2006年4月20日刊・Kindle版は2013年5月20日刊)

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