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2013年6月24日 (月)

『ヤンキー消費をつかまえろ』って言う前に、こいつらの「バカ」さ加減を何とかしないと

「ヤンキー」といっても「=不良」ということじゃなくて、「ヤンキー的志向」を持った人たちが増えているし、その人たちを消費のターゲットにしろ、ということなのね。

Photo_3 『ヤンキー消費をつかまえろ』(週刊東洋経済<倉沢美佐・島大輔・二階堂遼馬・高橋由里・長谷川隆>/週刊東洋経済eビジネス新書/2013年5月3日刊)

 本書によれば「ヤンキー的志向を持った消費者」とは以下の三つに分けられるようだ。

【地元族】
 地元と絆を愛する新保守層
年齢層
 10代後半~30代前半
キーワード
 地元の仲間とつるむのが好き
 車も必要なら買う
 VIP願望も成り上がり願望もゼロ。現状維持志向強い
芸能人でいえば
 益若つばさ、ファンキーモンキーベイビーズ、鈴木奈々

【丸の内隠れヤンキー】
 丸の内にも生息する根はヤンキー族
年齢層
 30~40代
キーワード
 不良ではなかったが「ワル」にはあこがれていた
 上下関係に厳しく仲間が多い
 ファッション小物が好き
 サッカー、ギターと多趣味
芸能人でいえば
 三浦知良、哀川翔、清原和博、長淵剛

【Mart族】
 暮らしを愛する奥様にもヤンキーの芽
年齢層
 20代後半~40代前半
キーワード
 郊外住まいの主婦、世帯年収は700万円以上
 価値観の基準はママ友
 雑貨やインテリア用品が大好きで、何でもデコる
芸能人でいえば
 滝沢眞規子、花田美恵子、生田智子、小畑友里恵

 ウ~ム、しかし、私なんかはこんな一覧見せられても、全然「ヤンキー」の部分が見えてこないのだ。

 だって、「丸の内隠れヤンキー」や「Mart族」の年齢の上の方は団塊ジュニアでしょ。団塊ジュニアが消費力旺盛なのはよくわかる。親の団塊の世代の消費支援もある。まあ、直接団塊ジュニアに対してではなく、孫に対する消費という形ではあるけれども、それでも親からの消費支援というのは経済をラクにするということはあるのだろう。更に、「Mart族」の「世帯年収700万円以上」というのは、今の時代ではほとんど「勝ち組」であろう。そんな団塊ジュニア世代に対する対応はメーカーとしてはおさおさ怠りなく実行している訳なのである。

 問題は「地元族」だな。

 だって、この「基本的には弱者」である人たちの集団が、実は「構造改革・規制緩和・弱者切り捨て・99%の貧困層と1%の富裕層・新自由主義」を追認し推し進めている中心的な存在なのだ。

『地元や絆を愛する新保守層が元気だ。合言葉は家族、誇り、光り物』

 ということなのだそうであるが。

 精神科医の斉藤環氏に言わせれば、それは;

『反知性主義』

 であり、結局;

『安倍さんの親学への親和性、子育てに対する考え方や家族の絆を大切にするという発想がヤンキー的です。福祉や弱者保護は国民の絆任せにし、政府はおカネをじゃんじゃん刷って経済をもり立てればいいという発想も、ヤンキー的なアゲアゲのノリをうまくとらえている』

 というんだけれども、それじゃあ結局バカを見るのは「地元族」そのものだということが分かっていないのかなあ。

 別に「保守主義」がいけないというのではない、しかし、現状追認というのは保守主義でもなんでもない。もし、保守主義で政治を実行するならば、それなりの改革案があるはずなのである。

 結局、「地元族」の「新保守主義」って、「現状追認」というだけの、要は「何も考えていない」結果に過ぎないのでは、と思うのだ。

 いいのか、それで。

 本書は『週刊 東洋経済』2013年3月2日号より抜粋して収録されている。

『ヤンキー消費をつかまえろ』(週刊東洋経済<倉沢美佐・島大輔・二階堂遼馬・高橋由里・長谷川隆>/週刊東洋経済eビジネス新書/2013年5月3日刊)

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