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2013年5月13日 (月)

『お金は銀行に預けるな 2013年度版』は勝間和代版マーケティング

 なんか聞いたことがあるタイトルだなぁ、って思ったら同じタイトルの本が光文社新書で出ていた。つまり、このキンドル版を読んで「なるほど納得」と思ったら、光文社新書版も読んでねっていう、いわば導入本なのであった。

 つまりこれ、勝間和代流マーケティングなのであります。

20130508_1857『お金は銀行に預けるな 2013年度版』(勝間和代著/デジタルブックストレージ・1コインキンドル文庫/2013年4月20日刊)

 一週間かけてお金を銀行に預けずに、低リスクで、しかし多少なりともリターンを望める方法を教授しようというのだが、20分もあれば読み終えてしまう分量。そこで何かが掴める訳もなく、もしこの部分を読んで「なるほど」と思ったら、本来の『お金は銀行に預けるな』を読んでねということなのだ。

 で、その一週間の教授内容は;

【月曜日】リスクとリターンの関係を理解する
【火曜日】ドルコスト平均法の本質
【水曜日】ドルコスト平均法に向く人、向かない
【木曜日】何を買えばいいのか
【金曜日】いつ売ればいいか
【土曜日】それでもアクティブ投資をしたい人へ
【日曜日】「市場は予測できない」という前提をもう一度理解する

 というもの。

「市場は予測できない」というのは投資の基本であり、当たり前のことなんだけれども、皆投資をするときは自分が買った株や投資信託は上がると思ってしまうんだなあ。そこでドルコスト平均法なのである。

 ドルコスト平均法とは「金融商品を購入する場合に、一度に購入せず、資金を分割して均等額ずつ定期的に継続して投資する方法」。例えば「予定資金を12分割して、月末ごとに資金の1/12を投入して一年かけて全量を買う」というような方法である。

 つまり数量を等分するのではなく、金額を等分する方法であり、そうすると価格が高い時は購入数量が少なく、安い時には購入数量が多くなるために、単純な数量分割購入に比べると平均値では有利になるという考え方である。

 勿論、こうした投資方法はリスク抑制にはなるが、上げ相場で行うと平均購入単価が高くなり、収益を減少させてしまうという欠点がある。タイミングを精密に測れないために、値動きの早い商品でハイリターンを目指す投資には向かない方法ではある。

 しかし、どうせ投資の素人である我々が、長期投資として行うためには低リスクで、取り敢えずお金を少しづつは増やせる方法としては最適な方法なのである。

 つまり素人投資家が陥りやすい「上がり始めたときに買わずに、かなり上がってきたときから買い始めて、勝った頃が最高値であって、あとは落ちるだけになってババをつかむ」という短期投資の悪循環を絶つために、「上がり下がりを予想しない」ドルコスト平均法で長期投資をしましょう、ということなのだ。

 問題はこの「長期投資」でじっくりリターンを狙うか、「短期投資」でスマッシュヒットを狙うかの問題なのだ。例えばデイトレーダーなんかはこの「短期投資家」の典型例なのだけれども、じゃあデイトレーダーがどれほど儲けているかといえば、短期的には儲かるときもあるけれども、結局長期的には皆損しているのである。運よく儲けたデイトレーダーは、「どこかで儲かった瞬間に投資を辞めた人」なのである。

 例えばジョージ・ソロス氏やウォーレン・バフェット氏のような有名投資家は、実は皆長期投資で稼いでいるのであるし、その投資額は我々の小金とは全く違う世界なのである。つまり投資額が大きいからほんの少しの上げ幅でも莫大な利益になるわけで、同じように我々が稼ごうと思ったって無理なのである。

 で、結局一時的な下げ基調の時はあっても、結局長期的には経済は上げ基調なのだから、下手をしたらそれだけ長く20年でも30年でも株を売らずに持っていれば、基本的には儲けになる、という単純な話。

 どんな投資だってリスクはある。しかし、そのリスクを低減する方法はある。ということでドルコスト平均法なのである。勿論、大儲けはできない。こうしたドルコスト平均法に向いている人は「リスクが嫌いな人」「コツコツ忍耐強いタイプ」「数学・統計学が好きな人」「大儲けできなくても満足できるひと」であり、「将来の利得よりも現在の利得が好きな人」「お金が減ることがあることが嫌な人」ようは「ギャンブル好きな人」には向いていない投資方法である。

 ま、これは理解できるな。

 で、このドルコスト平均法に興味を持ったら、『お金は銀行に預けるな』光文社新書版をどうぞ。

『お金は銀行に預けるな 2013年度版』(勝間和代著/デジタルブックストレージ・1コインキンドル文庫/2013年4月20日刊)

こちらもどうぞ、こちらもKindle版あります。

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