フォト
無料ブログはココログ

Amazonウィジェット

  • Amazonおまかせリンク
  • おすすめウィジェット
  • Kindle

« 『君は本当に出世したくないのか?』という設問は正しくない。前提は「君が今の会社にとどまるならば」と入れなければ | トップページ | 『考える生き方』というタイトル以上に考えさせること »

2013年4月28日 (日)

『教科書に載っていないUSA語録』もかなり日本でも通用するようになってきているぞ。これはヤバい!

『アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない』の町山氏の新刊である。ニューヨークの場所すら知らないアメリカ人であるから、当然そんな人たちのやる政治なんてものはもうメチャクチャっていうお話。

 マチヤマくん、ますます快調であります。

20130424_2137『教科書に載ってない USA語録』(町山智浩著/文藝春秋/2012年10月5日刊)

 本書で槍玉っていうか、ほとんどバカにされているのは大統領候補だったミット・ロムニーとサラ・ペイリン。以前は子ブッシュだったが、それも終わって次の獲物というわけですね。

『政府が運営する保険は保険会社の自由競争を邪魔する、社会主義的なシステムだという。また、貧しい者の医療費を政府が払うということは、豊かな者が払った税金を回すことになり、これも社会主義的で許せない』

 さらに

『福祉や企業救済、公共事業などに積極的なリベラルを激しく批判し、経済への不介入と財政緊縮を求める保守派』

 ところが、その問題の根幹は

『現在の莫大な赤字は、ブッシュ政権が富裕層に減税し、市場を(新自由主義で:カッコ内引用者)暴走させた末に金融システムが崩壊した』

 ことによるものなのだが、そんなことはお構いなしに共和党の保守派は再びアメリカ社会を「何の規制もない自由な状態」にもっていこうとし、そのためには手段を選ばず、それこそ政敵を銃で抹殺することも厭わないという、野蛮な社会アメリカを再現しようとする。まあ、その野蛮な状態が、イギリスに税金を払うのが嫌で、銃で独立を勝ち取ったアメリカならではあるのだが、しかし、もうそんな時代からは200年以上経っているんですがねえ。

 いまやそんなことをしていては経済的にも破綻することが見えているのだが、それがわからないアメリカの保守派なのである。

 特に、子ブッシュ、サラ・ペイリン、ミット・ロムニーという3人はなんかもう、救いようのないバカ(大学時代の成績も悪かった)としか言いようがないのだけれども、そんな代表者しか選べない共和党ってのもスゴイね。

 でも、一方『「アメリカ人は今、スウェーデンに憧れている」。5500人のアメリカ人を対象にしたある調査によると、92%が「アメリカよりもスウェーデンの富の分配のほうがいい」と答えた。アメリカン・ドリームはスウェーデン・ドリームに負けたのだ』というこれども、そんなスウェーデンは『所得税を45%、消費税も25%』も払っている、一種の社会主義国なのである。

 自国の政治・経済体制に対しては資本主義っていうか、ほとんど新自由主義を提唱しながら、理想とする国家体制としては社会主義に憧れるっていうアンビバレントな気持ちっていうのは、分からないではないけれども、でもそれが「国民の半分がニューヨークの場所を知らない」アメリカ人の話だとすると、なんか単なる「世界の超田舎者=アメリカ人」という構図しか見えてこないのである。

 そう「単なる無知」。

『今の子供たちはジェネレーションTMIと呼ぶそうな。Too Much Information(情報過多)の略で、生まれたときからインターネットの囲まれて育ち、オモチャはニンテンドーDS、思春期までに携帯やパソコンを買ってもらう。朝から晩までメールやSNSやブログやツイッター漬け。それじゃあ不健康だからと大自然に連れ出すと、ITメディア禁断症状を起こす。怒涛のような情報の整理に忙しくて本を読む暇もないから、深い知識はない。だからツイッターでつぶやくにしても、「起きたなう」「寝るなう」の繰り返し』

 という連中が作り出していく劣化した政治と経済。

 あれ? でもそれって今の日本も同じじゃないか? 尖閣諸島や竹島問題で脊髄反射して、短絡的に新大久保で「韓国人を殺せ」なんていうデモをやっているわが同胞を見ると、あんまりアメリカ人ばかりをバカにしてはいけませんという気分にもなるなあ。

 というか、今や日本人もアメリカ人並みに「バカ」になっているということなのか。

 そういやあ本書にも書いてあったなあ。

『経済誌「エコノミスト」は、とある国を「ゾンビ」と呼んだ。その国の管理職に女性が占める割合はたった8%(中国は20%)で、若者の57%が終身雇用を求め、起業を目指す者は14%にすぎない。とっくに死んでいる20世紀の経済モデルから脱却できない国』のことが。

『教科書に載ってない USA語録』(町山智浩著/文藝春秋/2012年10月5日刊)Kindle版は2013年4月20日刊・紙版より201円安い

« 『君は本当に出世したくないのか?』という設問は正しくない。前提は「君が今の会社にとどまるならば」と入れなければ | トップページ | 『考える生き方』というタイトル以上に考えさせること »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/549500/57240534

この記事へのトラックバック一覧です: 『教科書に載っていないUSA語録』もかなり日本でも通用するようになってきているぞ。これはヤバい!:

« 『君は本当に出世したくないのか?』という設問は正しくない。前提は「君が今の会社にとどまるならば」と入れなければ | トップページ | 『考える生き方』というタイトル以上に考えさせること »

2017年11月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    

PEN PEN チョートクカメラ日記

自転車フォトグラファー 砂田弓弦

シュクレはお留守番

アローカメラ&我楽多屋

まだ東京で消耗してるの?