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2013年4月16日 (火)

『日本が「世界一貧しい」国である件について』は、あまりにも当たり前で、何にも言えない

 前著『ノマドと社畜』から2ヵ月半ではさすがに新しい視点というものはなくて、ちょっと残念ではあるが、それも当たり前か。

 というか『日本が世界一「貧しい国」』であるなんて、とっくに自覚してるもんな。

061451『日本が世界一「貧しい国」である件について』(谷本真由美著/祥伝社/2013年3月27日刊)

 本書の構成は以下の目次の通り;

1章 ニッポンはなぜ貧しくなったのか
2章 ニッポン人の働き方はこんなにおかしい
3章 グローバル人材ってなんだ?
4章 文明未開の国――本当に「貧困」な日本社会
5章 ドメ思考では取り残される! 世界と日本のこれまでとこれから
6章 2020年を生き抜くために

 ということなんだけれども、そんなことは既に日本人なら知っていることなんじゃないかな。

 問題は「日本は今や世界の最貧国になっているにもかかわらず、いまだに日本を世界の優等国だと思っている日本人が多い」っていうことなのではないのだろうか。

 つまり、多くの日本人は日本が今でも第二次世界大戦に敗れてそれこそ「世界の最貧国」になったところから「奇跡の大復活」を実現して、世界第二位のGDPを誇る「先進国」になったという幻想から逃れていないことが問題なのだ。まさしく「日本は社会主義国ではないか」と言われるほどの「護送軍団方式」でもって、第二次世界大戦後の崩壊から立ち直って世界第二位のGDPを誇る国になったわけであるが、その方式でもっていまだに世界に対応できると考えているところが問題なのであって、心ある人は皆そんな過去の成功例は最早通用しないことは分かっているのである。

 つまり、これからの日本及び日本人は、これまでの成功方式とは違うやり方でなければ成功しないということを。

 要は、本書はそんな先のことを考えている日本人にではなく、先のことを「考えようとしない日本人」に向けて書いているのだろう。

 しかし、そんな連中は結局、先のことを考えない、というか今の自分のことも考えない、とにかく何にも考えない連中なのだから、そんな人間のことを考えても始まらない。そんな連中は結局「下層ノマド」になっていくんだろうな。

『「仕事は生活の手段にすぎない」「仕事は自分と家族のため」と考える外国の人からすると、「社畜」と呼ばれ、毎日毎日無償残業が当たり前、身も心も会社に捧げてしまい、日々上司やお客さんの酷い仕打ちに耐えている日本のサラリーマンは全く理解できない存在となります』と谷本氏は書くけれども、実はそんな本当の「社畜」サラリーマンというものはそんなに多くはなくて、大半のサラリーマンは家庭を第一に考えて仕事は「生活のため」のものだと考えているのである。

 例えば、人事異動に伴う「単身赴任」という問題がある。これを会社のために自分の生活を犠牲にすると考えるのか、あるいは会社がどうあれ自分の家族の生活を第一に考えるのか、という二つの立場から見ると全く別のフェーズが見えてくる。

 そう、「単身赴任」という事柄だけでも、見方によってはまったく違う面が見えてくるのである。それを単純化してしまう見方をするのは、いかにもアングロサクソン的なものの見え方をしてしまう谷本氏の、まさしくアングロサクソン的なものごとを「単純にしか捉えられない」バカ思考でしかない。

 まさしくアングロサクソン民族はものごとを一面的な方向でしかとらえることのできないバカな民族なんだけれども、それは民族の生成上のことでしようがない面があるのだ。つまり、アングロサクソン民族は宗教的な訓練というか、大きな宗教としてはキリスト教しか相手にしてこなかったという問題がある。その辺は、日本神道と仏教のはざまでいろいろな価値観があるというなかで育ってきた日本民族というものの価値観の作られ方の違いがあるというものなのである。

 谷本氏が日本の将来に対していろいろ心配するのは(実は何の心配もしていないんだろうけれども)勝手だが、そのために何かをしているわけではなく、「私は心配しているんですよ」と書籍で言っているだけでは、物事は何も変わらない、っていうか言うだけ邪魔って感じですね。

 悪いけど、前著と比べて圧倒的にレベル・ダウンしている本書にたいしてあまり言うことはない。

 せいぜい言えるのは、谷本氏に対して「もうちょっと前向きの提案をしたら」ということだけである。

 って言うか、そんな谷本氏の吐く毒がエンターテインメントなのか。ってことに読み終わってから気がついた私はバカなのか、そうなのか。

 じゃあ、これからは谷本氏が毒を吐きまくっているというTwitterを読んでみようかしら。

『日本が世界一「貧しい国」である件について』(谷本真由美著/祥伝社/2013年3月27日刊)Kindle版もあり800円位安い

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