フォト
無料ブログはココログ

Amazonウィジェット

  • Amazonおまかせリンク
  • おすすめウィジェット
  • Kindle

« 『政府はこうして国民を騙す』のではなく、政府はこうしてメディアを騙すことでもって国民を騙すのだ | トップページ | 映画『テルマエロマエ』の原作使用料のあまりの低さについて »

2013年4月 3日 (水)

『冒険に出よう』と言っても本当に冒険が始まるのはこれからなんだよな

 結局、オプチミストのポジティブシンキングな人(プラスして美人なら)がノマドワークでは成功するという、割と単純な図式なのであった。

1183_pc_cvr_image_150_225『冒険に出よう 未熟でも未完成でも”今の自分”で突き進む』(安藤美冬著/ディスカバー・トゥエンティワン/2012年11月30日刊)

 高校生の時に東京都主催の「洋上セミナー」に応募して中国を経験し、その後現在までに49ヵ国をバックパッカーになって旅し、慶應義塾大学在学中にはアムステルダム大学に留学し、慶應を卒業して集英社広告部に就職し、最初は鬱になって半年会社を休んだが、その後復帰して書籍宣伝部で社長賞を取り、31歳で独立して㈱スプリーを興して、現在ノマドワーキングをしながらフリーランスの生活を満喫している人が、この本の著者・安藤美冬さんなのだ。

 勿論、美人である。今のところ。

 で、何を言いたいのか。つまり、このような美しい若い女性が、会社から独立して、なおかつポジティブシンキングを実践していれば、オジサンはみんな協力したくなるのである。で、彼女の仕事もうまく回るわけである。

 結構、世の中は単純にできているし、美人は得だってこともあるし、若い女性は得だってこともあるし……、もうなんかね、女の人はどんどん自由になるって話。

 いいじゃないですか。で、この㈱スプリーの会社紹介を見ると。

1.一般書籍及び電子書籍の企画立案並びに執筆業
2.講演会、各種セミナーの開催及び企画運営
3.映像、音声、インターネット、携帯電話、イベント、セミナー等のコンテンツプロデュース業
4.室内、室外空間のブランディングプロッデュース業
5、商品・サービスの企画・制作・開発・販売
6.WEBサイトの企画・制作・運営・保守
7.eコマース事業の企画・制作・開発・販売
8.前各号に附帯関連する一切の業務

 というのが定款に書かれているようだ。

 つまり、それは出版社にいた経験がある人間なら誰でもできること、というかそうじゃなくても人脈さえあれば誰でもできることではある。

 でも結局はTBS『情熱大陸』でもって取り上げれられたことが一番大きいのではないだろうか。2011年当時はまだ「ノマド」という生き方はあまり喧伝されていなかったわけで、その当時からノマドを自称していた人たちは、割と優先的な立場で「ノマド」を自称できたわけだけれども、出版業界の周辺に屯す「フリーランス」と「ノマド」はあまり差はなくて、まあどうでもいいような状態であった。要は、会社に机があって仕事をしているけれども社員じゃない人が「フリー」であって、そうじゃない人が「ノマド」って、結局は、その程度の違いでしかないわけだ。

「ソーシャルメディア」「フリーランス」「セリフブランディング」「ノマド」が彼女のキーワードなのだそうだが、それら自体は別に特別なものではない。ごく普通の出版業界のの周辺にいるフリーランスの人たちとなんら変わることのないものだ。

 まあ、要はそれを言い出したタイミング、言い出した状況などが彼女にプラスに働いたんだろうな。

 で、安藤美冬はスタートアップには成功したわけだ。で『冒険に出よう』という訳なのだが、じゃあみんなが皆そんな冒険に出ていいのだろうか。

 冒険に出るには、そのタイミングもある。

 そう、そのタイミングを測ることが大事なのである。

 うまくすれば大成功、でもダメだったら下請けフリーランスという最悪の状況が待っているのである。

 まさしくジャック・アタリが言う『世界で数千万ほどの「超ノマド」として支配側にまわるか、生き延びるために移動を強いられる「下層ノマド」としていきるのか』というテーマなのである。

 まだ30歳代の安藤美冬さん。彼女がこれからどちらのノマドになるのかはわからないが、とりあえず頑張ってというしかないかな。

 まあ、それが本を読んだ結果の応援譚でしかない。

 

『冒険に出よう 未熟でも未完成でも”今の自分”で突き進む』(安藤美冬著/ディスカバー・トゥエンティワン/2012年11月30日刊・紙版、電子版とも)

« 『政府はこうして国民を騙す』のではなく、政府はこうしてメディアを騙すことでもって国民を騙すのだ | トップページ | 映画『テルマエロマエ』の原作使用料のあまりの低さについて »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/549500/57074468

この記事へのトラックバック一覧です: 『冒険に出よう』と言っても本当に冒険が始まるのはこれからなんだよな:

« 『政府はこうして国民を騙す』のではなく、政府はこうしてメディアを騙すことでもって国民を騙すのだ | トップページ | 映画『テルマエロマエ』の原作使用料のあまりの低さについて »

2017年9月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

PEN PEN チョートクカメラ日記

自転車フォトグラファー 砂田弓弦

シュクレはお留守番

アローカメラ&我楽多屋

まだ東京で消耗してるの?